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【居酒屋編】どっちがヘルシー!? 生レモンサワーVSハイボール

  • 2019.10.25
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居酒屋で“初めの一杯”をビールではなく、生レモンサワーもしくはハイボールを頼むことがヘルシー! と考えている人は多くいるはず。では実際、「どっちがヘルシーなの?」と問われると、なんだか居酒屋で論争が起きそう!? 今回はそんなアルコールの定番メニューの神話について、管理栄養士がジャッジ!

「正直、“どちらともいえない”です。生レモンサワーは焼酎、ハイボールはウイスキーですが、どちらも蒸留酒でアルコール度数が高いですね。アルコールは、度数が高ければ高いほどカロリーが高く、焼酎は100mlあたり146~206㎉(製造方法によってカロリーが異なる)、ウイスキーは100mlあたり約237㎉です。若干ウイスキーのほうがカロリーは高いですが、アルコールのカロリーは、熱として分解されやすく、蓄積されにくいといわれています。どちらも糖質や脂質、たんぱく質等の栄養素を含まないので、同じ条件といえるでしょう。どちらも割りものは炭酸水。もちろん炭酸が入った水なので、カロリーはゼロです。

しいていえば、生レモンサワーには、生のレモンが使われていますよね。レモンにはビタミンCが豊富に含まれていますが、ビタミンCは不足しがちな栄養素。生レモンをそのままかじる人はなかなかいないですよね(笑)。生レモンサワー1杯で、約1日に必要なビタミンCの1/10が摂取できるので、“お酒を飲んで、ビタミンCまで摂れる”という意味では、生レモンサワーに軍配が上がるかもしれません。とはいえ、気を付けなくてはいけないのが、この条件が“生”レモンサワーだった場合、ということ。一般的にレモンサワーと書かれているものは、レモンシロップを使用しているものが多いです。レモンシロップは、果糖ぶどう糖液糖はじめ、人工甘味料が多く含まれているので、満足感が少なく、飲みすぎの原因にもなりかねません。なので、レモンサワーを選ぶときは、生搾りかどうかを確認してからチョイスしてください

生搾りではないレモンサワーをヘルシーだと思って飲んでいたら大間違い! もしカロリーや健康を考えて飲む場合は、生レモンサワーかどうか確認するのがベターかも。いわゆる缶チューハイのレモンサワーも、人工甘味料が含まれているか確認してみて!

Illustration: umao

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