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ガールズパワーは永遠! 女性アーティストが主役の音楽伝記映画5。

  • 2019.10.25
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ガールズパワーは永遠! 女性アーティストが主役の音楽伝記映画5。

2019.10.24 18:00

事実は小説よりも奇なりとはよく言うけれど、世界で愛された名ミュージシャンたちの人生にもドラマが満載! 音楽シーンを彩ってきた女性アーティストたちの人生に迫る、名作映画をピックアップ。

PHOTO:Everett Collection/AFLO

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『ランナウェイズ』(2010年)

1970年代に人気を博した平均年齢16歳のガールズ・ロックバンド「ザ・ランナウェイズ」って知ってる? 当時男ばかりだったロック界で、差別を受けながらも自分たちのスタイルを貫こうとした少女たちの青春を、ボーカリストであるシェリー・カーリーの自伝をもとに描いたのが映画『ランナウェイズ』。男まさりなギタリスト、ジョーン・ジェットをクリステン・スチュワートが、セクシーな衣装とフォーマンスで人気を集めたシェリー・カーリーをダコタ・ファニングが熱演したことでも話題を呼んだ。

舞台は1975年のロサンゼルス、15歳のジョーン(クリステン・スチュワート)の夢はロックスターになること。だけど世間では“ロックは男のもの”が当たり前だったこの時代、彼女は周りから変人扱いされていた。鬱屈とした思いを抱えた少女の運命は、音楽プロデューサーのキムと出会ったことで大きく変化することに。

1970年代の音楽シーンにすい星のように登場した実在のガールズバンド「ザ・ランナウェイズ」の内幕に迫る本作。本作の製作総指揮を担当したのは、今も現役で音楽活動を続けるジョーン・ジェット自身! 彼女たちが疾風のように駆け抜けたバンド活動の日々。青春時代だからこそ生まれる周囲との軋轢や心情の変化を丁寧に描写した本作が「ザ・ランナウェイズ」の本当の姿を私たちに伝えてくれる。

 

PHOTO:Everett Collection/AFLO

『エディット・ピアフ 愛の讃歌』(2007年)

1915年、第1次大戦中の貧しい家庭に生まれ、祖母の娼館に預けられて育ったエディット・ピアフ。路上で歌って日銭を稼いでいたところを名門キャバレーのオーナーに見出され、瞬く間に人気歌手へと成長するが……。フランスを代表する歌手にまで登りつめた彼女だったが、その人生は決して順風満帆ではなかった。

「愛の讃歌」「ばら色の人生」など、数々の名曲を残したフランスの国民的シャンソン歌手、エディット・ピアフ。その波乱に満ちた47年間の生涯を描いた本作は、フランスで500万人以上を動員し大ヒット。主演を務めたマリオン・コティヤールはその演技力と魅力で世界の人々を虜にし、フランス語映画であるにも関わらず第80回アカデミー賞では主演女優賞を受賞するなど、多くのアワードを獲得した。

愛を求め、愛を歌い、その裏で薬に頼る人生を生きていたピアフ。晩年の彼女はまるで老女のようだが、実際のところその人生は47年。生き急ぐように人生を駆け抜けたピアフの生涯を、発声や呼吸、体の重心の置き方まで研究したコティヤールの名演が現代に蘇らせる。

 

PHOTO:Everett Collection/AFLO

『ドリームガールズ』(2006年)

トニー賞で6部門を受賞した伝説のブロードウェイミュージカルを映画化した極上のエンターテインメントムービーといえばこれ! グラミー賞受賞者のビヨンセがコーラスガール役を演じ、さらに共演者にはジェイミー・フォックスやエディ・マーフィなどの人気と実力を兼ね備えたスターが勢ぞろい。コーラスグループ“ドリーメッツ”を結成した女性3人組が歩んだ成功と挫折の物語を、数々の名曲に載せて描き出す。

モデルとなったのは、アメリカの伝説的な黒人のレコード・レーベルであるモータウンと、その所属アーティストだった黒人女性グループ、スープリームス。全米のアイドル的存在として愛されたグループの魅力はなんといっても圧巻の歌唱力。本作の制作においてもその点はかなり重視され、ビヨンセやジェニファー・ハドソンが力強い歌声と魅惑的なパフォーマンスを披露し、作品を盛り上げている。

華やかなショービズの世界を描くだけでなく、当時のソウルミュージックにおける内情や黒人差別、盗作問題、恋愛関係など、裏側にある汚れた部分までリアルに描いているのもみどころのひとつ。下積み時代を経てスターダムに上りつめた人々の絆や葛藤、それぞれの思いがすれ違う様子も必見。

 

PHOTO:Universal/Everett Collection/amanaimages

『歌え! ロレッタ 愛のために』(1980年)

60〜70年代にカントリー音楽のイメージを作り上げた大スターのひとり、ロレッタ・リン。彼女の半生を描いた『歌え! ロレッタ 愛のために』は、自身が出版した自伝本の映画化だ。30名余りの候補が挙がるなか、ロレッタ自身から指名され主演を務めたシシー・スペイセク。オファーを受けてからはロレッタのテープを朝から晩まで聴き、ロレッタ自身とも1ヶ月ほど共に生活。その努力が実り、吹き替えなしで演じた本作の演技は“本物のロレッタのよう”と評判に。第53回アカデミー賞では主演女優賞を受賞した。

貧しい炭鉱夫の家に生まれたロレッタ(シシー・スペイセク)は13歳で結婚し、18歳時には4児の母に。結婚記念日に夫ドゥーリトル(トミー・リー・ジョーンズ)からギターを贈られた彼女は、独学でスキルを身につけ、オリジナルのカントリーウエスタンを歌い始める。

歌手の道を極め、成功をつかむ夫婦と、その裏で孤独に心をすり減らすロレッタ……。ビジネスとしての成功と、愛する夫や子どもたちと一緒に過ごす時間、一体どちらが大切なのか。いつの時代も変わらない普遍的な問いかけで心を揺さぶるこの映画、今を生きるガールにも共感ポイントが満載。

 

PHOTO:Photofest/AFLO

『ローズ』(1979年)

ベトナム戦時中の60年代のアメリカを舞台に活躍した女性ロックシンガーの愛と激情の人生を描いた映画『ローズ』。ヒロインのモデルとなったのは、優れた歌唱力と個性的な歌声で1960年代後半の音楽シーンを彩ったジャニス・ジョプリン。ロックスターになる夢を叶えながらも、愛とビジネスに翻弄され、次第に酒やドラッグに溺れていった若きカリスマシンガーの人生を、聴きごたえたっぷりの音楽に乗せて描く。

舞台は反体制の空気に満ちた60年代のアメリカ。当時若者を熱狂させた、圧倒的なカリスマを放つひとりの女性シンガー、ローズ。順風満帆なスター街道を突き進むかと思われた矢先、ドラッグの乱用により若すぎる死を迎えることに……。

主演を務めたベッド・ミドラーは、本作の演技でゴールデン・グローブ賞で主演女優賞、新人女優賞を受賞。熱量たっぷりに歌い上げた名曲「ローズ」をはじめ、世代を超えたヒットソングも満載。稀代のスターは、その時何を感じ何を思っていたのか。愛と激情の人生を感じ取って。

 

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