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「感情抑えめ」にしたらぜんぜん違った! 子どもに伝わりやすい「言い方」のコツ【今日もゆる育児日和 Vol.8】

  • 2019.10.21
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ウーマンエキサイトをご覧のみなさん、こんにちは。中川マナです。

「何度言っても、子どもに伝わらない」ということ、日々いろんなシーンでありますよね。


今回は、前の連載で少し触れた「自分を責めるのはよくない」の延長上にある「子どもに何か伝えるとき、責める要素をオフにすると伝わりやすくなる」について詳しく書きたいと思います。

▼前回エピソード





■「責める」要素があると、伝わりにくくなる!?
子どもに大事なことを伝えるとき、「責める」要素があるかないかで伝わり方が全然違います。話を聞いた子どもが、伝えたことを実行してくれる度合いも違うんですよ。

というのも、我が家でこんなことがありました。

「9時に家族で出かけよう」と決めていたのに、時間になっても私の準備がまだで出かけられない。



夫はイライラ。その夫が、

A「7時って言ったよね? 朝、あのゆっくりしてる時間動けば間に合ったのに!」

と言ったときと、

B「7時って言ったのに…、間に合わなそうなら早めにタスク振って」

と言ったときがありました。



Aのときは「私のほうがやること多いのに!」的な反感が先に出てしまったのですが、Bのときは自然に「…ごめんなさい」となったのです。

そのあとの夫の話も「A:あーもー聞きたくない」と「B:聞いとこう」で分かれました。

何が違うのかなーと考えてみたところ、夫の「言い方」が違う。Aは責める気持ちが全面に出ているのに比べて、Bにはそれがないんです。

これは子どもも同じじゃないかな? と感じました。


■責める気持ちを抑えて、伝えてみたところ…
子育て中、子どもの言動を見て「それは危ない!」「待ってー!」ということが沢山ありますよね。

親も子どもにいつも的確に説明できるわけではないので、「何が悪くて何がいいのか」を子どもが理解するには数年かかるようです。

そのことをわかっていても、何度かダメだと伝えたことを子どもがやってしまったとき…、

「前も言ったのに!」という怒りの感情が現れて、親は強い口調になりがちです。ストレスが溜まっているときは特に…。

でも、夫とのやりとりを思い出して、ある日、試してみました。もちろん、心に余裕がある日に。



勢いよく走ってきた息子が、私の足に激突…! いつもだったら怒るところを、感情を抑えながら、


「息子くん、それやったら痛いんだよね」と言ってみたところ、

「……ごめんねぇ」と息子。

おっと!?

私が「痛いっ!!」と怒りまじりに言ったときは、他の部屋に走っていってしばらく帰ってこないのが定番の息子が!!!

(行った先で笑っている場合と、落ち込んでいる場合あり=どちらもびっくりしたときの心の反応)

伝わり方が全然違っているように見えました。



■頭が感情の処理でいっぱいに!?
怒られた時の息子の頭の中は、

「やってしまったショック」
「怒られてるショック」
「そして反感(冒頭のわたしと同じ気持ち…多分)」

などなど、いろいろな感情の処理に圧倒されているように見えました。

頭が混乱しているときに「こうしてほしい」と言っても、伝わりにくく抜け落ちやすいのではないかと思います。反感の気持ちがある場合は「聞きたくない」と拒否することも…。



自分を責めるのがよくないという理論も同じだと思います。落ち込むことがあって自分を責めると、それだけで消耗するし混乱します。▼「自分を責めてしまう」についてはこちら


ということで、子どもが何か困ったことをしたときは「〇〇してほしい」という肝心なことを聞き取ってもらうために、できるだけ感情抑えめで伝えるように努めるようになりました。

何度も伝えてることだと感情的になりやすいのですが…うちの場合は…ロールカーテン!!

ロールカーテンも大家さんのものなのに…遊んでしわくちゃに。

こういうの、弁償したら高いのに!

などなど、波立つ感情を抑えめに伝える…。




やや我慢比べのような感じになるので、体力やメンタルに余裕があるときに…。

わたしも同じくまだまだ要練習で、普通にプリプリ怒ることもありながら。

そのためにも、休息や睡眠といった親自身のベースを整えることに気を使いたいです。


それでは、また次回!

(中川マナ)

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