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憧れリゾート「ハレクラニ沖縄」宿泊記

  • 2019.10.18
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沖縄が盛り上がっています! ここ数年、新しいホテルが続々オープン。クラブフロアを改装、新設したホテルもあります。が、一番のトピックスといえば、なんといってもハワイの名門ホテル「ハレクラニ」の、世界で2軒目となる「ハレクラニ沖縄」がオープンしたことでしょう。「これは行ってみないと!」と、早速、足を運んでみました。

■世界で2軒目となる「ハレクラニ」が沖縄にオープン!

「ハレクラニ沖縄」のオープンは、開業ラッシュにわく沖縄、いえ、日本のホテル業界においても、かなり大きなニュースでした。

ご存知ない方のために、ハワイの「ハレクラニ」について、少しだけご紹介しておきましょう。「ハレクラニ」は、ハワイ語で「天国にふさわしい館」を意味するラグジュアリーリゾートです。

1917年、ワイキキビーチフロントに建てられた個人の邸宅からスタートして以来、伝統を守りながら最高のサービスを提供し続け、現在はハワイを代表する名門ホテルとして、世界のトラベラーから評価されています。

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その「ハレクラニ」が、ハワイ以外で初めての、世界で2軒目となるホテルを沖縄につくるというのですから、ホテル好きや「ハレクラニ」ファンがいかに色めきたったか、想像に難くないでしょう。

ロケーションは、沖縄本島の中ほどの沖縄恩納村。空港から車で北に約1時間強の、約1.7キロに渡る沖縄海岸国定公園の海岸線に位置しています。

敷地内に入った途端に目に入ってくる、息をのむほどの青さの海や、白を基調にしたエレガントなランドスケープに、一瞬、ここが日本であることを忘れてしまいそうに。

どう説明すればいいでしょうか、欧米の高級リゾートの雰囲気がむんむん漂っているんです。

■ハワイ本国のセブンシェイズホワイト(七色の白)を継承

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海の色が映える白を基調とした内装は、ハワイ「ハレクラニ」のアイデンティティでもある「セブンシェイズホワイト(七色の白)」を継承しているんですって。

ほんといい意味で日本らしくないリゾートで、海外にいるような、ちょっと地面から浮かんでいるような不思議な感覚でした。

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■全客室がオーシャンビュー&50平方メートル以上!

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もう少し詳しく構造をご紹介しましょう。「ハレクラニ沖縄」は、雄大なサンセットを望む西側の「サンセットウイング」と、白砂のビーチを正面に、メインプール「オーキッドプール」を見下ろす「ビーチフロントウイング」で構成されています。

ヴィラ5棟を含む360の客室はすべてオーシャンビュー! また、すべての客室が50平方メートル以上にゆったりした造りになっています。

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ベッドはアメリカで売上ナンバー1を誇る、Serta製のドリームベッド。アメニティは英国生まれの高級香水ブランド・ROJAに、「ハレクラニ沖縄」のためだけにオリジナルの香りを調香してもらっています。

また、全客室に、BOSEのBluetoothスピーカー、髪を傷めずに乾かせる「復元ドライヤー」のサロンタイプ「復元ドライヤーPro」が備えられています。ふわふわのタオルは「今治タオル」でした。さすが「ハレクラニ」、どこにも妥協はありません!

■屋外プール「オーキッドプール」はハワイの約2倍

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「ハレクラニ」を象徴する、プールの底に大輪のカトレアが描かれた屋外プール「オーキッドプール」は、ハワイを上回るスケールで再現されていました。

大きさも約2倍なら、カトレアを描くのに使用しているモザイクタイルの数も150万枚と大変な数です。

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さすがに大きいだけあって泳ぎがいがありますよ。プールサイドでだらだらしているだけでも気持ちがいいですが、泳げばより一層、「オーキッドプール」を満喫できます。

なお、「ハレクラニ沖縄」には、「オーキッドプール」を含め、16歳未満は利用できないインフィニティプール「クワイエットプール」、サンセットウイング側の「オーシャンテラスプール」など、全部で5つのプールがあり、時間と体力さえ許せば、すべて制覇したいところです。

私は、心地よい静寂が広がる、朝方の「オーシャンテラスプール」がお気に入りでした。あ、インドアプールには、温泉とジェットバスが併設されていますよ!

■世界的シェフ・川手寛康氏が監修するレストランも

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ホテル内にレストランは4つ。なかでも注目されているのが、イノベーティブレストラン「SHIROUX(シルー)」です。

「SHIROUX」のコンサルティングシェフを務めるのは、「ミシュランガイド東京版」(2018年度版)で二ツ星を獲得し、2019年度の「アジアのベストレストラン50」で5位にランクインしている、東京・外苑前のモダンフレンチレストラン「フロリレージュ」の川手寛康シェフ。

「沖縄でしか叶わないユニークな食体験をしてもらうこと」をコンセプトに、川手シェフと、ホテルの総料理長・髙橋浩史氏とともに、沖縄の生産者のもとに足を運び、そこで出会った食材からインスピレーションを受け、斬新なフレンチベースのメニューを作り上げました。

「SHIROUX」では「フロリレージュ」同様、シェフのおまかせ1コースのみを提供しています。ゴーヤーやアーサー、もずく、島とうがらし、ピパーチ(島こしょう)、山羊など、沖縄の食材をふんだんに使用。

温前菜には、イラブー(エラブウミヘビ)を使ったメニューが登場しました。恐る恐るいただいてみたのですが、これが絶品!

イラブーでとったシープで煮た赤米と、沖縄では “てびち” と呼ばれる豚足のテットをあわせ、さらに卓上でイラブーのコンソメを注いで仕上げるという、これまでお目にかかったことのない独創性の高い料理でした。

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メインは、「もとぶ牛と骨髄のソース」。炭でじっくりと焼いた沖縄本島のブランド牛・もとぶ牛を、骨髄と島こしょう、ピパーチのソースで。濃厚な骨髄のソースのなか、肉の旨みがほろりととろけます。

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食器などテーブルウェアも、沖縄の作家のものを使用しているそうです。「SHIROUX」は琉球語で“白”を意味する言葉。

そういえば、テーブルには、「SHIROUX 白い 自然 純白 然るべきそんな自然に生まれて来る、そんな料理を僕はここで作りたい」という、川手シェフからのメッセージが書かれたカードが置かれていました。

「はい!」と思い、しっかり受け止めました!

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なお、ホテル内には、「SHIROUX(シルー)」のほか、日本料理「青碧蒼(AOMI)」、ステーキ&ワイン「KINGDOM(キングダム)」、オールデイダイニング「ハウス ウィズアウト ア キー」といったレストランがあります。

本家ハワイの「ハレクラニ」のオールデイダイニングと同じ名を持つ「ハウス ウィズアウト ア キー」では、朝食に沖縄の食材や、本家で人気のパンケーキ、南国情緒あふれるバナナブレッドやパイナップルパンなどが、ブッフェスタイルでいただけます。

朝食の提供時間が14時までというのもうれしいところです。やはりリゾートはこうでないと! そうそう、「ハウス ウィズアウト ア キー」のカトラリーは朝食から、クリストフルでした。贅沢~!

■スパには天然温泉に浸かれる温浴施設が!

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「サンセットウイング」の入り口横のサンセットバー「スペクトラ」も、とっておきの空間です。大きな窓越しに沈みゆく太陽を眺めながら、美酒に酔いしれることができます。

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リゾートといえば「スパ」も重要ですが、「ハレクラニ沖縄」はその期待にも存分に応えてくれます。「スパハレクラニ」では、ハワイと沖縄という、ふたつの楽園で培われてきたメソッドが融合させた施術を提供。

「月桃(げっとう)」や「フーチバー(沖縄よもぎ)」など、古くから親しまれてきた沖縄の伝統的な素材を取り入れたトリートメントで、心と体をほぐしてくれます。

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特筆すべきは、施術前に利用できる温浴施設。天然温泉に浸かってゆったりと過ごすことができます。予約の時間より早めに行って、ぜひ温浴施設を満喫しましょう。

私は20分前に行き、「もっと早くいくべきだった」と後悔しています……。

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いい意味で、日本らしくないラグジュアリーリゾート「ハレクラニ沖縄」。帰る頃には、今度はいつ訪れよう、どんなふうに過ごして、何を食べようかと、早くも後ろ髪をひかれていました。

ハレクラニ沖縄 | 2019年7月26日 ホテル開業【公式】

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