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プロレス天龍も負傷! 高齢者に多い背骨の病気「腰部脊柱管狭窄症」とは

  • 2015.4.1
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【女性からのご相談】

プロレスラーの天龍源一郎選手が“腰部脊柱管狭窄症”の影響で引退と聞きました。一体どういう病気ですか?

●A. 脊髄にある脊柱管と言う神経を囲む管が狭窄してしまう病気です。

こんにちは。ライターの佐藤です。

最近は“プロレス女子”なるものが流行とされており、女性のファンも増えているようですね。天龍源一郎選手はジャイアント馬場とアントニオ猪木両者からフォールを取っている唯一のレスラーで、レジェンドでしたから、今回の引退については、惜しむ声が多かったようです。

●骨の変形が原因

腰部脊柱管狭窄症の原因は、背骨の病気などで椎間板や背骨が変形し、骨が突出してしまうことから始まります。その骨が神経を圧迫し、血流が悪くなることで腰部脊柱管狭窄症に至るのです。

プロレスラーの場合、スープレックス(投げ)技やボム(叩きつけ)技を受けなければなりません。受け身は基本的に背中と手のひらで取るものですから、どうしても背骨に負担がかかってしまうのです。

天龍源一郎選手の場合、受けを得意とするレスラーでしたから、他のレスラーよりも消耗度が激しかったようです。もちろん、39年という長きに渡りプロレスラーとして第一線に立っていたことも関係しているでしょう。

●重い物を持つ仕事の人は要注意

この病気になってしまう人は、基本的には高齢者の方が多いですが、重い物を持つことが多い人などは、若い場合であっても腰部脊柱管狭窄症になる危険性があるので注意が必要です。

治療方法については、重度になれば手術しかありません。手術まで行かない場合でも、長期のリハビリを必要するケースがあります。

天龍源一郎選手は2度手術を受け、レスラーとして復帰しましたが、奥様の病気などが理由で引退を表明しました。あくまで推測ですが、腰部脊柱管狭窄症の影響で満足な動きができなくなったことも要因の一つだったものと思われます。

【参考リンク】

・腰部脊柱管狭窄症 | 日本整形外科学会

●ライター/佐藤俊治(フリーライター)

2011年からライターを始め、年間1万記事以上を投稿中。アルコール依存症の身内を抱え、奮闘した経験も持つ。ギャグから真面目なネタまで手広い文章を書きます。

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