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ポジティブ思考は人生を素敵にするツールですが、万能薬ではありません 【心屋仁之助 塾】

  • 2015.3.31
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話題の心理カウンセラー、心屋仁之助さんとその一門があなたの相談に答える「凍えたココロが ほっこり温まる、心屋仁之助 塾」。今回は、足の痛みの恐怖から自由に行動できず、精神的にも不安定になっているという、ミッフィーさん(音楽関係)のお悩みに、心屋塾上級認定講師の小林威之さんからアドバイスをいただきました。

■ミッフィーさんのお悩み

足の痛みの不安と恐怖で、立つ歩くの行動を制限してしまっています。常に足のことばかり気になってしまいます。鼻が締め付けられる症状で、精神科で安定剤を処方されていますが治りません。不安からきていると言われていますが、原因もよくわからず…。悲しい気持ちになったり、呼吸が落ち着かない症状などもあり、仕事もあまりしていないし、親に依存している生活で、心身共に不安定で不安や焦りが強くなってきています。悩みがごちゃごちゃですが、よろしくお願いいたします。

■心屋塾上級認定講師の小林威之さんより

ミッフィーさんこんにちは。心屋流カウンセラーの小林威之です。質問を拝見させていただきました。足の痛みから自由に思うような行動ができず、そのために精神的にも不安定になり、親に依存している状態から抜け出せずにいる現状から、ますます悩みが深まっているのでしょうか。

周りの人が何気なく苦労なくやっていることが自分にはできないと感じるときほど、もどかしさが溢れてくると思います。

そんなときに、人と比べてはいけないとか、オンリーワンだとか、感謝しようとか、無理やりポジティブな考え方をする必要はありません。

ポジティブ思考は人生を明るく楽しく生きるためのとても素敵なツールですが、万能薬ではありません。

苦しいとき、辛い時にポジティブ思考で乗り切ろうとするのは、息切れしている自分に鞭を使ってまだ走らそうとしているようなものです。ですので、苦しいとき辛いときほど、まずはそのネガティブな感情に寄り添うことの方が大事です。

何がミッフィーさんを悩ませているのか、その正体を探そうとする必要は無いです。ただその感情から逃げずに寄り添う。じっくり感情を味わうところから始めてみてください。

もしかしたら、自分のことをとてもミジメに感じるかもしれません。情けないだったり、恥ずかしいと感じるかもしれません。

でもそういったネガティブな感情が、自分の中にあるのをちゃんと感じて受け止めてあげる。それが勇気だったり自信だったり、自分のことを信頼するだったりに変わってきます。

将来に対する不安はお金持ちな人でも、健康な人でも、友達に恵まれている人でも、幸せそうな人でも、どんな人でも持っていたりします。ミッフィーさんは親に頼りきりになっている今の状態が、将来を不安にさせているのでしょうか。

依存してはダメ、ちゃんと自立しないといけないと思えば思うほどドンドン苦しくなっていきます。なぜなら自立できていない自分を否定し続けているからです。

自分自身を否定し続けると、自信も無くなり素敵な未来をイメージするのも難しくなります。ですので、依存している自分もちゃんと認めてあげてください。

依存する自分を認めるとは、ちゃんと「助けてほしい」と伝えることです。親に限らず兄弟、職場の人、友達、もしかしたら初めて会った人でも、ちゃんと「助けてください」と伝えることです。

嫌な顔されるかもしれませんし、断られるかもしれません。文句も言われるだろうし、面倒くさがられたりもします。でもそれでも「助けてください」と言ってみてください。

依存している自分を認めると、自信が生まれて自立できます。矛盾しているようですが、人生の答えは思いがけない方向からやってきますので、諦めず自分のペースでゆっくりやってみてくださいね。

凍えたココロがほっこり温まる、心屋仁之助 塾

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(小林威之)

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