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おうちカレーが変わる!? 世界のカレー事情

  • 2019.10.13
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こんにちは!カレーと音楽が好きなイラストレーター、かざまりさです。
今回は世界各地のカレー、そして日本に存在するカレーの種類とそれぞれの特徴についてご紹介します。それぞれのカレーの違いと特徴を少し知っておくと、カレー店選びも楽しくなるかもしれません。

世界のカレー、日本のカレーの特徴

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Licensed by Getty Images

インドからイギリス、そして世界へと広まったカレーですが、世界各地でその土地ならではの食材を使用したカレーが食べられています。また、気候や文化の違いによって味にも特徴が見られます。それでは紐解いていきましょう!

インド

カレーといったらこちらの国。前回ご紹介したとおり、「カレー」はイギリス人が名付けた、インドのスパイス煮込み料理の総称。
インドのカレーは主に3つの地域ごとに異なる特徴を持っています。

北インド
日本で食べる「インド料理屋のカレー」といったら多くは北インドのカレー。
主食のチャパティやロティとともに、バターチキンなど濃厚なカレーを食べます。宮廷料理の流れを汲むムガル料理は、生クリームやカシューナッツを使ったカレーが特徴的。タンドール(釜)の発祥の地でもあり、高級レストランではナンなどを食べることも。

南インド
バナナの葉に数種類のカレーや副菜を盛った定食「ミールス」が特徴的。
主食は主に米で、サンバルやラッサムなど米に合うさらっとしたカレーが主流です。ココナッツ、タマリンド、カレーリーフ、マスタードシードを頻繁に用います。

東インド
東部はバングラデシュ、北東部はネパール、ブータンに隣接し、それぞれ隣国に影響を受けた食文化があります。
北東部の主食は主に米。ガンジス川などの流域にあるため川魚やエビを使った料理が特徴。

西インド
ベジタリアンの多い地域や、ポルトガル料理の影響を強く受けたゴア地区の料理など地域によりさまざまな料理を食べます。
ゴアの有名な料理に、肉を酢とニンニクで煮込んだ「ヴィンダルー」があります。

ネパール

金属の皿にダル(豆のスープ)、米、カレーなどを盛り付けた「ダルバート」と呼ばれる定食が特徴。スパイスも味付けもシンプルで優しい味。
山岳地方で農作物が育たないため乾燥させた材料を使用することが多いです。

タイ

乾燥したミックススパイスをあまり使わず、レモングラス、バイマックルをはじめとした生のハーブやパクチーなど香りの強い葉を多用します。スープは比較的さらさらとしたものが多いです。
海老や鶏肉、野菜をココナッツミルクで煮込み、ナンプラー(魚醤)で味付けした香り高いカレーが特徴。

スリランカ

複数のカレーや副菜を盛り付けて混ぜながら食べるのが特徴。ココナッツミルクベースのコクのあるカレーが多くあります。
調味にはモルディブフィッシュ(マグロの養殖魚)やトゥナパハ(スパイスミックスパウダー)を用います。

イギリス

小麦粉でとろみを出し、野菜や豆などを具にしたカレーが特徴。イギリスの植民地だったインドから持ち込まれたスパイス料理と、ソースを重んじるフランス料理から影響を受けています。

フランス

イギリスから伝わったカレーライスやドライカレーに似た「リ・ゾ・カリー」という料理があります。
フランス人は辛さが苦手なため、辛さよりスパイスの風味を活かしたものが多い。

ミャンマー

油を多用した煮込み料理「ヒン」が、ビルマ料理で副菜として食べられています。

ベトナム

ベトナムでカリーと呼ばれる料理はカレー粉、カレーペースト、唐辛子、レモングラス、ココナッツミルク、トマト食材を煮込んで作り、麺、米、フランスパンと一緒に食べるもの。

日本

いわゆる「欧風カレー」は小麦粉、コンソメ、ブイヨン、フォンドボーなどを使い、じっくりと煮込んだ濃厚なカレー。フルーツや野菜などを煮込んで旨味を加えたものも多いです。
近年はスープカレーやスパイスカレーなど、世界のカレーに独自のアレンジを加えた日本独特のカレー文化も浸透してきています。

世界のカレーの特徴をご紹介しましたが、皆さんはどれくらいご存知でしたでか? 日本には世界各国のカレーが食べられるお店がたくさんあるので、気分に合わせてその日食べたいカレーを選んでみるのも良いですね。

参考文献:「カレー語辞典」(監修・加来翔太郎/絵・オカタオカ)

文/かざまりさ

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