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あんこ山盛りホットケーキがインパクト大!「とらや椿山」 【川田裕美の東京あんこ巡り 第8回】

  • 2019.10.11
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【画像】ぜんざいをフーフーするキュートな川田裕美アナ

芸能界きってのあんこマニアとして知られるフリーアナウンサーの川田裕美さんが、東京のあんこを紹介する連載企画。毎回さまざまなテーマで、川田さんがあんこ愛を語り尽くします。食べ歩き編の第8回は阿佐ヶ谷の老舗和菓子店へ。川田さんが上京したての頃に食べたという思い出のあんこスイーツと再会!

あんこが皿からこぼれるほど乗る「ホットケーキ 小倉」

阿佐ヶ谷の昔ながらの商店街にある「とらや椿山」さん。創業は大正14(1925)年という老舗の和菓子屋さんです。今回はその喫茶スペースにお邪魔しました。このお店を知ったのは東京に来てすぐ(2015年)。東京のあんこを食べ歩くのがすごく楽しい時で、小倉ホットケーキを調べていて見つけました。

【写真】思い出の「ホットケーキ 小倉」と久々の再会を果たした川田さん。「見てください、このあんこの量!」とテンションが上がる
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「ホットケーキ 小倉」800円(税込)。大粒のあんこは北海道産の最高級大納言を使用。粒が割れないよう炊き方に気を配り、2日間かけて丁寧に作り上げている
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最初はその「ホットケーキ 小倉」800円(税込)を注文です。まず驚かされるのがあんこの量! ショーケースの見本の遥か上を行く山盛りです。もちろん味も確か。つぶあんでホクホクとした食感がたまりません。何よりすごいのが小豆の炊き方です。皮の割れが少なく、粒がしっかり残っているんです。そのためコロコロと転がってお皿から落ちちゃうくらい(笑)。長年培ってきたご主人の熟練の技に感服します。一方のホットケーキはフワフワの食感。生地にバターが利いていて香りがよく、甘さもちょうどいいです。ホットケーキって本来、メープルシロップの甘さと合わさって満足感が得られる食べ物だと思うんですが、あんこがその代わりの役割を果たしてくれます。あんこのしっかりとした甘さがホットケーキを引き立て、さらにあんこの皮のホクホク感も楽しめる一品です。

「あんこはホクホクしていて、粒の食感が楽しいです。しっかりとした甘さがあり、ホットケーキとすごく合います。何よりこのあんこの量がうれしいですね」
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「粒が丸いので、ホットケーキに乗せようと思ってもコロコロと転がっちゃう(笑)」
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どこか懐かしくてほっとする昭和の「あんみつ」

次は定番の「あんみつ」750円(税込)。こちらは優しいこしあんを使っています。みずみずしくて、なめらかな食感です。私はあんみつを食べる時、黒蜜はかけないんです。あんこ自体の味を楽しみたいので。

「いろいろなトッピングが入っていて彩りもキレイ。食べるとほっとした気持ちになれる昔ながらのあんみつです」
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こしあん以外のトッピングは、寒天と赤えんどう豆、求肥、フルーツなど。それらにこしあんをまとわせるのが私流の食べ方。昔ながらの素朴なあんみつですが、抹茶のようかんが入っているのが珍しいですね。最初は抹茶の寒天かと思ったんですが、食べてみたらようかんで何だか得をした気分になりました。

「寒天と赤えんどう豆にこしあんをまとわせて、いただきま~す♪ 豪華なクリームあんみつも好きですが、ノーマルのあんみつも素朴な味わいでいいですね」
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「あんみつ」750円(税込)。喫茶店を始めた昭和30年頃からの看板メニュー。時代のニーズに合わせ、こしあんはその当時より甘さを控えめに変えたそう
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熱々の「あわぜんざい」はこれからの季節にオススメ

最後は「あわぜんざい」900円(税込)。これがメニューにあるお店は老舗って感じがします。私自身、粟ぜんざいは子供の頃は食べたことがなかったです。なのでこの味がわかるようになり、大人になった気がします。

「こしあんがトロトロ。熱々でお椀を持つだけでほっこりさせられます。これからの寒い季節に食べると体が温まりますよ」
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あんこはこしあん。熱々なので最初は甘さをあんまり感じないんですが、あと味にしっかりと甘さが残ります。粟はつぶつぶの食感。モチモチでねっとりしていて、口の中でつぶつぶとトロトロが混ざり合い、ぜんざいともおしることも違う独特の食感が楽しめます。

「熱いのでヤケドに注意してください。体が温まるのでこれからの季節にピッタリなスイーツです。まだ食べたことがない方にぜひ味わってみてほしいです」
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「あわぜんざい」900円(税込)。あんみつとは異なるこしあんを使用。こちらは寒天が入ってなく、よりねっとりとした食感に。口直しの漬け物付き
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「とらや椿山」さんはお店の雰囲気もすごくいいです。THE昭和の喫茶店といった風情で、過ごしやすい空間。昔ながらの喫茶店って、テーブルの間隔がゆったりしていて、イスの座り心地もいい。甘味を味わいながら、静かな時間を過ごしてみてはいかがでしょうか?

JR阿佐ヶ谷駅南口から伸びる「阿佐谷パールセンター商店街」にある。大粒の栗を白あんで包み焼き上げた「大栗まん」1個400円(税込)が名物
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【おまけコラム】お気に入りのご当地あんこ

おまけコラムということで東京ではなく、地方のあんこ菓子について。おすすめはたくさんあるのですが、見た目のインパクトも含め、今回は熊本の「いきなり団子」(https://kumamoto-guide.jp/ikinari/)を紹介します。熊本ではポピュラーなお菓子で店によって形などはさまざまですが、とにかく大きい。小麦粉を練って作った生地の中に、サツマイモとあんこが入っています。あんこはつぶあんが主流。このお菓子を考えた人はスゴイです。私の勝手な予想ですが、サツマイモだけだと飽きちゃうと思って、あんこを合わせたんだと思います。そこにさらにモチモチの生地も相まって、シンプルなのにあとを引くおいしさです。

熊本の郷土菓子「いきなり団子」。サツマイモとあんこを小麦粉の生地で包んで蒸している。最近では生地に黒糖やよもぎを混ぜたものなども登場 写真協力:熊本市観光ガイド
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もう一つは愛媛の「山田屋まんじゅう」(https://yamadayamanju.jp/)。こちらは逆にとにかく小さい。ひと口サイズのおまんじゅうで、皮が薄くて中はほとんどあんこです。あんこはこしあん。粘り気があまりなく、口の中でほどけていきます。すごく上品な甘さで、この独特の食感は他にはない。唯一無二のおまんじゅうです。

上質の小豆と上品な白亜壁(しろざらとう)を使用。秘伝の製法で作られたわずか22gの小 さなひとロまんじゅう。愛媛で直営店6店舗を展開するほか、東京・恵比寿にも店舗を構える
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(東京ウォーカー(全国版))

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