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<高畑充希>「過保護のカホコ」からの“浮いた”キャラの系譜に「私、めっちゃ空気読むタイプなのに(笑)」<「同期のサクラ」インタビュー>

  • 2019.10.8
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 「同期のサクラ」で主演を務める高畑充希
KADOKAWA

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高畑充希主演の新ドラマ「同期のサクラ」(日本テレビ系)が、10月9日(水)より放送スタート。同作撮影現場での様子や作品への思いを高畑が語った。

今作で高畑が演じるのは“故郷の離島と本土を結ぶ橋を架けたい!”と大手ゼネコンに入社した主人公・北野サクラ。忖度できない性格で懸命に夢を追うサクラと、その同期たちの10年にわたる成長物語が、1話につき1年間ごとというペースで描かれていく。

サクラを取り巻く同期たちを演じるのは、橋本愛、新田真剣佑、竜星涼、岡山天音ら個性豊かなキャストたちだ。

サクラと4人の同期たち。右から月村百合(橋本愛)、清水菊夫(竜星涼)、木島葵(新田真剣佑)、土井蓮太郎(岡山天音)
(C)NTV

「同期のサクラ」は仲間たちとの10年間の群像劇

――この作品への現時点での率直な感想を教えてください

「このドラマはサクラの話ではあるんですが、同期にもスポットが当たったストーリーなので、群像劇ならではの面白さがあると思います。

周囲が年相応に大人になって忖度(そんたく)したり空気を読んだりしていくなか、サクラだけはどうしても忖度ができず、10年間変わらないんです」

――同期役の皆さんとの現場はいかがですか?

「今回、20代が多くてすごく若いチームなんですよね。私が一番年寄り(笑)。皆さん素敵な俳優さんだけれど、それぞれスタイルが違うので、初対面の時はどうなるんだろう?ってドキドキでした。

最初の台本読みでは皆がちぐはぐだったんですが、何度かやる内にちょっとずつ方向が近づいていく感じがあって。3カ月この5人で一緒に撮っていったら、毛色は違うけれど一体感のあるチームになりそうで、期待値が上がりました」

「同期のサクラ」で主演を務める高畑充希
KADOKAWA

「過保護のカホコ」チームと再タッグ

――今作には、脚本の遊川和彦さんをはじめ「過保護のカホコ」(2017年日本テレビ系)のチームが再集結。高畑にとっては当たり役ともなったカホコと、今回演じるサクラ、何か共通点は感じますか?

「サクラは同期の中でもすごく浮いた存在なんです。カホコも浮いている設定でしたが、私、そういうのやりがちなんですかね…本当は、めっちゃ空気読むタイプなのに(笑)。

サクラって人当たりはよくないし、場を収めるために嘘をつくこともしない人なので、私も近くにいたら『おいおい』って思うかもしれないけれど、すごく信用できる人だと思います。変な人ではあるけど、こんな風に生きられたらいいなと。

私も実は、楽しくない時に笑うのが苦手で。だからいつも無表情なサクラが笑うと唐突に見えるのは、きっとそこに至るまで、外からは見えないけど彼女なりにすごく感情が動いているんだろうなと思っています」

――他にサクラに魅力を感じているところは?

「私、夢なし族なんです。もちろん最初はお芝居がしたいと思ってこの仕事を始めたんですが、目の前のことにいっぱいになるタイプなんで…。サクラみたいにひた向きなのはカッコいいですね。

 「同期のサクラ」第1話より
(C)NTV

大きな目標があって、脇目もふらずに進める人には憧れます。だって、1コの目標に10年ですよ! 叶ったら燃え尽き症候群になって、その後が“余生”になっちゃいそう。

実際私、以前は舞台『奇跡の人』のヘレン・ケラー役がやりたくて、それは自分にしては珍しく明確な夢だったんですが、17歳で叶っちゃって。終演後灰になって『この先どうしていけばいいの?』って思いましたから(笑)。その何年か後には同じ『奇跡の人』で今度はサリバン先生を演じることになったのですが、そんな風に人生が進んでいくなんて想像もしていなかった。幼かったんだなと思います(笑)。

今はもう少し緩めに夢が分散されて『コレもしてみたいし、こっちもしてみたい』と思えるようになりました」

高畑自身にとって“同期”俳優といえば…?

――高畑さん自身にとって“同期”といえば、どんな人が思い浮かびますか?

「『Q10』('10年日本テレビ系)で同級生を演じていた前田敦っちゃん(敦子)、柄本時生くん、池松壮亮くん、賀来賢人くんは、年も近いし同期に近い感じですね。

その時、私はまだ18歳だったかな、当時の“志”みたいなものもそのまんま、10年くらい持ち続けて生きているので…。賀来くんなんて、その時私と恋人役を演じて、この秋同じ日本テレビさんのスタジオでそれぞれ主演っていうのは、ちょっとグッとくるものがあって」

――同期とは、仕事の面で刺激し合っているんですね

「自分と似た人とはきっとプライベートで友達になりますよね。でも同期って、友達とも違うし、ライバルほどバチバチした関係でもない、絶妙な距離だなって思います。理想は、自分と全然違う発想をもってアグレッシブに進める人、でしょうか。そういう人の横で、刺激を受けたいですね」

――この作品は社会人としてどう生きるか。その戸口に立つ若者に大きな問いを投げかける作品ですが、高畑さん自身脚本を読んだ感想は?

「私も『大人になれよ』と言われて『大人って何?』と考えることもあるし。派手な物語ではないですが、それぞれのキャラクターや場面が、見てくださる皆様に、どこかしらプスプス刺さるドラマだと思います」

「同期のサクラ」第1話より
(C)NTV

――本作で描かれるのは新卒からの10年間。自身は10年後の自分にはどんな思いを馳せる?

「10年後って…37歳か。考えたこともなかったです。どうしているんだろう? 想像もつかないですが、精神年齢みたいなものは、10年くらいじゃ意外に成長しないなって思います。

私自身にとってこの10年間は、人に知ってもらえるようになったことが一番の変化。ここ5年くらいのことですけど、良くも悪くも、自分の知らない人が自分を知ってくれているということに驚きますね。自分自身は…10年前よりは、人とコミュニケーション取れるようになってきたと思います」

――サクラと違って本当は「めっちゃ空気読む」し?

「いや、そこまで読めるかって言われたら…そんなに読めないかもしれない。マイペースではあるので。ただ、あまりにすごい浮いた人の役が多いから、そこまで浮いてる人生ではないっていうのを強調しておきたいんです(笑)。

でも、だからと言ってすごく空気を読めるわけではないですよ。

ドラマで最初に座長をやったのが朝ドラ(連続テレビ小説『とと姉ちゃん』/'16年NHK総合ほか)だったんですが、その時は『座長として盛り上げなければ!』みたいにすごく考えちゃったんですよ。でも考え過ぎたことで、また自分の首を締めてしまったんです。周りの人がどう思ってるんだろう?とか、自分からいい現場にしなきゃ!って思い過ぎて…。結果、いいことはそんなになかったので、あまり気にしないようにしよう、と。

今は自分のペースで、空気も読み過ぎず、あまり考え過ぎないようにしています」

「同期のサクラ」第1話より
(C)NTV

「同期のサクラ」第1話あらすじは…

病院のベッドに横たわり、意識の戻らないまま人工呼吸器につながれた女性・北野桜(高畑充希)。知らせを受け彼女の元に駆けつけたのは、携帯にたった4人だけ連絡先が登録されていた会社の同期、百合(橋本愛)、葵(新田真剣佑)、菊夫(竜星涼)、蓮太郎(岡山天音)だった。

4人の思いは皆一緒だった「サクラのいない世界に生きていてもしょうがない・・・」

その10年前の2009年、春―。大手ゼネコン・花村建設の新入社員となったサクラは入社式に急いでいた。通行の邪魔をする若者にも忖度しない。「皆さんの迷惑になるので道を開けてください」珍しい建物を見つけると、時間を忘れて、写真を撮る。ギリギリ間に合った入社式でも、社長(西岡德馬)のスピーチに「話が長いと思いました」など立場をわきまえない発言をして周囲を唖然とさせる。人事部長・黒川(椎名桔平)のフォローで空気が和らぐものの、サクラの超マイペースな性格は、同期の皆に強烈な印象を残す。

「同期のサクラ」第1話より
(C)NTV

式の後、3週間の新人研修の最終課題として配属先の決定に影響する「日本の未来に残したい建造物の模型作り」が発表され、サクラは班のリーダーに選ばれる。同じ班になったのは、クールながら場の空気を読む百合、社長を目指す野心家の葵、応援部出身でアツい菊夫、そしてネガティブ思考の蓮太郎。4人を親睦会に誘ったサクラは志望部署を尋ねられ、故郷の離島に橋を架ける仕事に関わるため、どうしても“土木部”に入りたいのだと自分の夢を語る。「花村建設で初めて出会った仲間なので」と5人で記念写真を撮るとさっさと帰ってしまうサクラ。表情はわかりにくいが熱いような、とらえどころのないマイペースなサクラの性格に4人は戸惑う。

「同期のサクラ」第1話より
(C)NTV

その夜。サクラは故郷の美咲島に住む祖父・柊作(津嘉山正種)に宛てた手紙をFAXしていた。その心の中は出会ったばかりの仲間とこれから始まる仕事に胸が高鳴っている様子で……。

「同期のサクラ」第1話より
(C)NTV

厳しい新人研修が始まる

翌日から、サクラたちは人事課の火野すみれ(相武紗季)の指導の下、ビジネスマナーや現場研修など厳しい新人研修を受ける。皆がクタクタになる中、サクラは空気を読まず最終課題の模型作りの打ち合わせをしようと持ちかける。しかし、課題に向けた皆の意見はバラバラ。サクラはあるアイデアを出すが……。 夢のためには、決して自分の信念を曲げないサクラの言動は、「組織」を重んじる会社の中で、ウキまくる。しかし、歩みの遅い亀が、必死に東京のスピードについていこうとするようなその姿は、同期たちの心を変えていく・・・。そんなサクラと同期たちの10年間が始まる。(ザテレビジョン)

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