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自分はいつも後回し「私、何が好きだったっけ?」自分を取り戻す3つの方法

  • 2019.10.4
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子どものお世話をして、パパの食事を作って 、掃除して、洗濯して…その繰り返しの毎日。ふとSNSを見ると、同じママなのに家事も育児も仕事もそつなくこなす人たちのキラキラな生活が目に入ってきます。

そんな時、ふと頭に浮かぶ疑問。

「自分は何が好きだったっけ? どんなママになりたかった?」

そう自問自答した時、答えが見つからないママは少なくありません。周りはイキイキと「やりたいことをやって、なりたい自分になっている」ように見えるのに、自分は家事育児で手一杯。



「自分も何か始めたい、何かやらなくては!」と焦る気持ちとは裏腹に、そもそも何がやりたいのかがわからない…。自分の「好き」がわからなくなった時、どうすればいいのでしょうか?

■自信がない…自分の「好き」がわからなくなってしまった理由



「毎日忙しくて何もできないし、そもそも何がやりたいのかわからない。周りと比べて自分はこのままでいいの? 自分は何もやっていない…」

どうして、そんなに自信がなくなってしまったのでしょうか。

結婚後は夫、出産後は赤ちゃん第一になっていませんでしたか? なんでも自分を後回しにしてきたために、自分の好きなこと、やりたいことがわからなくなっているのかもしれません。さらに、家事育児で疲れているから、どうしたいのか思い出せない、考えられない…。

さらに、やってみてできなかった時が怖い、できなかった状況を見るのがいやというネガティブな気持ちから、「どうせできない」とブレーキをかけてしまっているのかもしれません。

自分が何をやりたいのかわからない焦りは、この2つが理由の場合が多いです。



そんな現実を見たくないあなたは、忙しいから何もできないと自分に言い聞かせていませんか? でも、どこかで納得していない自分もいる。だけど、それを無理して推し進めるほど、自信も体力も時間もないところで悶々(もんもん)としているのでしょう。





■自分に自信を取り戻したい「では、どうしたら?」
そんなモヤモヤを吹き飛ばして、自分のやりたいこと、好きだったものが何だったかを思い出してみましょう。

即効性のある対処法としては、次の3つがあります。

1.1日1回、必ず好きな物を食べる。



人間の三大欲求の一つと言われる、食欲。中でも食欲は、ダイレクトに快感へ結びつきやすいうえ、子育て中でも一番実現しやすいもの。まずは、食欲で自分の快感を満たしてもらい、好きという感覚を呼び起こしましょう。

ついつい夫や子どもの好物に合わせて献立を考えたり、子どもの食べ残したものを食べなければいけないこともありますよね。

そういった時でも1品だけ、例えばデザートだけでもお母さんの好きなものを食べてください。1日1回必ず自分が好きなものを食べることで、「好き」の感情を思い起こしましょう。

2.外に出かけましょう。



図書館でも児童館でも公園でもどこでもいいので、子どもと一緒に外へ出かけましょう。保育園や学校の読み聞かせボランティアや、運動会の手伝いとかもいいですね。

そして、周囲の人を観察してみましょう。ぼーっと公園でほかのお母さんを観察するだけでもいいです。「あのお母さんいいな。あの子はきっとこういう子かな」など、なんでもいいので感情を呼び起こしてみましょう。

そして、逆に「自分はどうかな、どう見えているかな」と考えてみましょう。自分はどうなりたいか、どんな子育てをしたいか、どんなお母さんになりたいかなど、自分自身を見つめるいいきっかけになります。

そうやって思い浮かんだ「理想の自分」の具体像がはっきりするにつれ、自分が何をやりたいか、自分はどうなりたいかが見えてくるでしょう。まずは外に出て、周囲を観察し、なんでもトライしてみませんか。

3.子どもの時に好きだったことを思い出す。


お絵かきが好きだったなら、日常のマンガを描きとめてSNSに載せる。運動が好きだったなら、家の中でもできる親子体操やヨガなどをやってみる。

子どもの頃に好きだったことは、損得抜きでやってきたことばかり。「できるかな」「将来役立つかな」など思わないでやってきたことを、まずはもう一回思い出してみるのです。



これには、好きなことをやる快感を思い出す、どういったところが好きだったかをより具体的に思い出す2つの意味があります。

例えば、絵を描くことが好きだったなら、その作業自体が好きなのか、一人でやることが好きなのか、屋内の作業が好きなのかなど、ほかのこととも総合して考えてみるのです。

以上の3つをやってみると、自分は何が好きで、何をやりたいのかがだんだんと見えてきます。それを、書きとめてみましょう。そうすると、好きな優先順位もわかってきます。そういう自問自答の作業をして欲しいのです。




■3年後の自分はどうなっていたい? 手紙を書く



自分の好きなこと、やりたいこと、自分がなりたいものを書き出したら、次は「3年後の自分へ」手紙を書いてみましょう。

5年、10年では先すぎて「自分がそんな風になれる気がしない」とあきらめがちですし、半年後や1年後では近すぎて「なりたい自分」の選択肢を狭めてしまいます。そこで、3年という区切りが一番適当なのです。

3年後はどうなっていたいか、3年後の自分に何を言いたいかを、紙に書きとめるだけでもいいですし、思いついた時に携帯電話にメモするでもいいのです。すると、自分に目が向き、今は何をすべきかが見えてきます。



3年後の一歩目は明日ですから、明日、自分のために何をすべきかが見えてくるでしょう。3年後の「理想の私」は、その繰り返しで形作られていきます。

書きとめた「こうしたい、こうなりたい」は、見返せる形で書き残すのがいいですね。それは、「こうしたい、こうなりたい」はだんだん変わっていくこともあるからです。

過去の「こうしたい、こうなりたい」を見返すと、それが思いつきで書いたものなのか、それともずっと願っている望みなのかが見極められますよね。書いていくこと、残すことが大事。見返すことで、やりたいことがよりクリアになっていきます。

手紙を書くのは、必ずしも3年後の自分と決めなくても構いません。例えば、子どもの就学・入園など説明ができる節目があれば、2年後や4年後でも区切りとしていいのです。

子どもが小さいうちは、「こうしたい、こうなりたい」が必ずしも自分のことではなくてもいいと思います。例えば、子どもをどこの学校に入れたい、子どもにこうなって欲しいというゴールもアリです。

小さな子どもが自分の進路や学校を選ぶのは難しいですから、そのサポートをしたい、子どもの教育に注力したいというのもまた「自分の望み」だと自覚することも大事。子どもの未来でありつつ、自分の未来でもあるわけです。

■「こうしたい、こうなりたい」の輪郭が見え始めたら



自分の「こうしたい、こうなりたい」を3年後の自分あてに繰り返し書いていくと、だんだんと目標が定まってくるはずです。そうしたらいったん、手紙を書く作業はやめてもいいでしょう。

目標を達成した、または「こうしたい、こうなりたい」がなくなったら、また「3年後の自分へ」手紙を書けばいいのです。

女性は、結婚、出産、育児と、ライフステージが大きく変わるタイミングがあるので、その時々でやりたいことが変わってもいいと思います。子どもの教育に注力する時もあれば、自分の好きなこと探しをする時もあるでしょう。それが、遅い早いはありません。

家庭はこうだけど、自分の仕事はどうだろう。自分の体力はどうだろう。夫との関係はどうだろう。その時、その時で、やりたいことを思いついたら書きとめるというのでいいと思います。

それを繰り返すことで、きっとあなたの本当の「好き」が見えてくるのではないでしょうか。



(佐藤栄子)

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