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侮るなかれ、納豆パワー! 大豆食品の意外なメリットとは?

  • 2019.10.4
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ごはんにのせた納豆

高山市の住民を対象に大規模調査

パックに入った納豆のイラスト

納豆や豆腐などの大豆食品は、健康への関心の高まりとともに年々人気が高まる傾向にあります。農林水産省の統計でも、納豆や豆腐の販売は増えている傾向に。実際、これまでにも大豆食品に含まれるたんぱく質やイソフラボンには、病気の予防効果があることを示した研究が多く発表されてきました。

岐阜大学の研究グループは、こうした大豆食品の健康への効果について長く注目してきました。1992年には、高山市在住の35歳以上の男女1万3521人(男性5883人、女性7638 人)を対象として、納豆、豆腐、みそ、豆乳、高野豆腐、油揚げ、厚揚げなどをどれだけ食べているか、食事内容をアンケートで調査。10年間追跡し2002年に、大豆食品、大豆たんぱく質、大豆イソフラボンを最も多く食べていた女性は、最も少なく食べていた人に比べ、55%も糖尿病の発症リスクが低いことを報告しています。

さらに、研究グループは、35歳以上の男女2万9079人(男性1万3355人、女性1万5724人)のアンケートに基づいて16年間追跡調査。食べた大豆食品を「納豆」「大豆たんぱく質」「大豆イソフラボン」の3つに分類し、心血管疾患(心臓病や脳卒中など)で死亡するリスクとの関連を検証しました。

やはり大豆食品の効能はすごかった

納豆や豆腐などの大豆食品

その結果、わかったのは、納豆を最も多く食べていた人は、最も少なく食べていた人に比べ、心血管疾患で死亡するリスクが25%低いということ。特に脳卒中の死亡率については33%も低くなっていました。納豆以外の大豆たんぱく質・大豆イソフラボンでは、最も多く食べていた人と最も少なく食べていた人との間では、心血管疾患で死亡するリスクに有意な差はみられませんでした。

納豆を含む「総大豆たんぱく質」で比較すると、最も多く食べていた人は、最も少なく食べていた人に比べ、心血管疾患で死亡するリスクが25%、脳卒中で死亡するリスクが32%低くなっていました。因果関係についてはわかっていませんが、相関関係はあるわけで、大豆食品、特に納豆の健康パワーは侮れないといえそう。ふだんの食事に積極的にとり入れていくとよさそうです。

<参考文献>
農林水産省「大豆のホームページ」
http://www.maff.go.jp/j/seisan/ryutu/daizu/index.html

J Nutr. 2019 Jul 1;149(7):1208-1214. doi: 10.1093/jn/nxz047.
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/31079144

Am J Clin Nutr. 2017 Feb;105(2):426-431. doi: 10.3945/ajcn.116.137281. Epub 2016 Dec 7.
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/27927636

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