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ボロボロでも宝物! 何十年も捨てられない愛用品の扱い方

  • 2015.3.30
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【ママからのご相談】

幼いころから持っているブランケットが手放せません。何十年も使っているので全体的に薄く、ところどころほつれています。 かぶったりくるまって寝る、という用途ではなく、寝るときに顔に当てるといった感じの使い方です。大判なのでたたんで家のクローゼットに置いてあります。ブランケットがなくても問題なく眠れるのですが、捨てる判断ができません。捨てないといけないと思いながらも捨てられない状態です。どうしたら手放せるのか悩んでいます。

●A. 本当に捨てなければならないのか、もう一度考えてみましょう。

ご相談ありがとうございます。ライフオーガナイザーの阪口ゆうこです。

幼いころから愛用しているものって捨てづらいですよね。今回は、手放せないものに対する考え方をお話しします。

●捨てなくてもいい

手放したいのに手放せない、答えは簡単です。

捨てなくていいです。

そもそもなぜ、「手放さなければ!」と思うのでしょうか。「大人なのに使い古しのブランケットひとつ捨てられないなんて」という既成概念はナンセンスです。大人でもおもちゃや漫画や童心、捨てられない人が周りにいっぱいいます。というか、私の周りはそんな人ばっかりです。

でも、それで良いのではないでしょうか? 無理に手放して心が不安定になるのであれば、それは過ごしやすいとは言えません。自分以外の人の価値観で暮らしていても、暮らしやすさは得られません。家での過ごしやすさ、暮らしやすさはその方自身の価値観が重要です。

●誰でも捨てられないものを持っている

相談者様のようにブランケットや毛布を手放せない方はたくさんいます。日本では“安心毛布”と呼ぶそうです。

しかし、多かれ少なかれ人には、「これがあれば安心する!」というアイテムがあるのではないでしょうか。相棒のように持ち歩いたぬいぐるみ、受験突破の際に使っていた思い出のシャーペン、最初で最後のように感じるもらったラブレター……。最後2つはもはやゲン担ぎの次元ですが、誰しもひとつふたつは持っているはずです。

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ひとつのものを長い間愛でるなんて、相談者様のブランケットは幸せ者ですね。ものは使ってこそ生きます。そこにあるだけで安心感を与えるもの、それは立派に現行のものです。

捨てなくちゃいけないなんてことはありません。逆に、手放さないのであれば大いに使ってやるのがいいと思います。きっとブランケットも喜びます。

【参考リンク】

・強迫性障害 | J戸塚銀座クリニック

●ライター/阪口ゆうこ(ライフオーガナイザー)

大雑把で面倒臭がりな働く母親をしています。要領の悪さには定評があり、それをカバーするためライフオーガナイザーに。日々の暮らしを根本から考え直し、自分らしく組み立てながら滋賀県で家族と毎日笑って暮らしています。

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