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あなたはどのタイプ?結婚を迫る女性に対する男性のホンネとは?【ひとみしょうの男ってじつは】

  • 2019.10.2
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彼に結婚を迫ったら彼にウザがられるかも……と心配をする女性が多いから、この手のタイトルをついクリックする人が多いのでしょうか?

それとも、心配している女性はじつは多くなく、わずかにいるだけだけど、ネットで読み飛ばすコラムとして最適だから、この手のタイトルのコラムが求められているのでしょうか? あるいは他になんらか理由があるのでしょうか?

どのような理由なのかよくわからないんですが、今回は、結婚を迫る女性に対する男性のホンネに迫りたいと思います。

結婚に強く憧れている女性の場合

結婚に強く憧れているだけの女性とは、たとえば、彼のことが好きという気持ちよりも結婚に憧れる気持ちの方が強いということです。

あるいは、社会に出て仕事をしたくないから、さっさと結婚して専業主婦になりたいと思う気持ちが、彼のことが好きという気持ちを上回っているということです。

はたまた、あるていどの条件を満たす男性とであれば、その人と結婚というものをしてみたいと思っているということです。

そういう女性から結婚を迫られた場合、多くの男性はウザっ!と思うんですよね。彼は「君はなにがなんでも俺と結婚したいわけではないでしょ? だったら俺に結婚を迫ってこないでよ」としか思えないから。

「この彼とじゃなきゃ結婚したくない!」という気持ちのなさが、あなたのふるまいによって、彼にバレてしまっているんです。

彼に強く憧れている女性の場合

彼に強く憧れている女性って、彼のことを救世主みたいに思っていますよね。彼がいてくれるから毎日が楽しいとか、彼と出会ってそれまで暗黒だったわたしの人生がバラ色に変わったとかと思って。

そういうあなたに対して、彼も同じことを思っているのなら、ふたりはきっと、さっと結婚できると思うんです。憧れって、相手のエグイところを見せないようにする天才だから、お互いに美しいものだけを見て結婚しちゃう――これはこれで別にいいと思うんです。

がしかし、彼の方はわりと冷静で、彼女の方が彼に対する憧れに舞い上がってしまっているケースは、彼の方が冷静であるがゆえに、彼は「なんか違う」と思うのです。

「この女性、俺と結婚したいのか……でもこの人と結婚したところで、彼女の俺に対する憧れの気持ちはいずれ消えるわけだし、消えてしまえばなんか違うことになりそうだなあ。もっと地に足をつけて結婚というものを考えてくれないとなあ」――これが彼のホンネです。

強い憧れがなく相思相愛の場合

結婚に対する強い憧れがあるわけでもなければ、彼氏に対する強い憧れがあるわけでもない。また、彼も彼女に過度に憧れていない。

そういう前提における相思相愛のケースが、もっとも結婚しやすいケースです。この場合の彼のホンネは「彼女と一緒にいると希望をもつことができる」です。

結婚に憧れる男性が少ない理由

結婚を迫る女性に対する男性のホンネとは、結局のところ、女性が結婚や彼氏に対して、どのていどの憧れを持っているのかによる、ということなんです。

結婚に憧れる男性がわりと少ないのは、みなさんきっと知っていますよね。男は結婚しようとしまいと、地に足をつけて仕事をし、カネを稼がないと食っていけないという人生のリアルをなぜかよく知っており、そのリアルに生きているから、なにかに憧れることが少ないんですね。

男が憧れるとすれば、たとえばキャバクラのエロかっこいいおねえさんとかに憧れるというのはありますね。親もいない感じで自由そうに見えるから憧れるのです。あるいは初恋の女子みたいな、ある種の永遠に憧れることはありますね。

でもなぜか、男は「それはそれ、これはこれ」と、どこかで線引きをして考えるのです。憧れは憧れ、結婚は結婚、というふうに。

だから、結婚というものにやたら憧れている女子や、彼氏にやたら憧れている女子に対して、少々冷たい考えをもってしまうのです。結婚してもふたりでカネを稼がないと暮らせないよ? 俺に憧れても、俺の実態はパッとしない男だけど? 男のホンネってこんなもんです。

ところで、憧れという名の炎を消してほしいと思ったこと、ありませんか?

自分が抱く憧れの量を自分でコントロールすることなんて、誰にとってもむずかしい話で、いきなり結婚に対する(彼氏に対する)憧れの量を減らしたら、彼と結婚しやすいですよ、と言われても困ると思います。

でもまあ、力技で一度、結婚というものをしてみて、で、時の流れとともに結婚や彼に対する憧れが消える感覚を味わうといいと思います。そしたらきっと離婚することになってしまう人もいると思うけど。

でも、結婚や彼氏に強い憧れを抱いてしまった人の実態って、そういうものなんですよ。結婚に限らず、あるアーティストに強く憧れるとか、アスリートに強く憧れるとか、そういう人の人生って、その憧れが薄まらないと、ちょっとしんどいんですよね。

それにしても、人生を翻弄するほどの強い憧れって、いつ心に生まれるんですかね。なにものにも憧れることなく、風のようにさわやかにさらっと生きられたら楽なのにね。

(ひとみしょう/作家)

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