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トレンド候補!?光り輝く「フェイシャル・ジュエリー」に注目

  • 2019.10.2
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文化・芸術関連の活動などを支援するニューヨークの非営利団体「92nd Street Y」は先ごろ、新進のフェイシャル・ジュエリー・アーティスト、クラウディア・レピックの活動を一定期間にわたって支援することを発表! つまり、この新しいジュエリーは2020年春に大きな注目を集めるトレンドの1つになる可能性も。

2020年春夏パリ・ファッション・ウィークでも、スキャパレリのダニエル・ローズベリー、ヴァレンティノのピエールパオロ・ピッチョーリ、ジャンバティスタ・ヴァリといったデザイナーたちがそれぞれのショーで、色鮮やかに光り輝くフェイシャル・ジュエリーをつけたモデルたちをランウェイに送り出した。

これらのフェイシャル・ジュエリーは、芸術性をより高めたメイクアップというよりも、ラグジュアリーなドレスを生み出す職人技の延長として実現したものなんだそう!

エストニア出身のレピックは、自国の先住少数民族セトゥ人が何重にもして身に着けるコインをつなげたようなネックレスからインスピレーションを得たという。銀色に光るセトゥ人のネックレスは、歩くと鈴の音のような音をたてる。レピックは「ジュエリーの後ろに隠れることを思いついた」と述べている。

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back to the roots. aluminium hat and sterling silver mask made for VI Artishok Biennial. through @elm4t magical lens.

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レピックのフェイシャル・ジュエリーは、つける人の顔を隠し、ゆがめて見せる。それは従来、魅力的だとされてきたことでもある一方、ジュエリーに対してこれまで求められてきたものに挑戦するものでもある。

少数ながら増えつつあるフェイシャル・ジュエリーのアーティストたちは、このジュエリーを新しい、そして思考を喚起するものとして利用。彼らが伝えようとするメッセージには、政治的なものも。プロダクトデザイナーのエヴァ・ノヴァクは、顔認証システムをブロックするものとして、エレガントなゴールドのマスクを作ったそう!

ロンドン芸術大学セントラル・セント・マーチンズ・カレッジで学んだデザイナーのジョアン・タンは、ゴールドやパール、ダイヤモンドをあしらったノーズカフのシリーズを発表。鼻ピアスではなく「使う人が自由にカスタマイズ」できるデザインだ。

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@jo_tyf On Trend Tablet ✍️by @trendtablet Link: http://www.trendtablet.com/483-talents/#notyouraveragebeauty #nose #jewellery #18ct #pearls #inevitably #flawed #exquisite #beauty #trendtablet

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日本人デザイナー新里明子もまた、実際に体に何らかの変化を与えなくても、身に着ける人が自分に自信を持てるようになるジュエリーを生み出している。また、メディアにも取り上げられているフランスのデザイナー、カミーユ・モンコンブルがデザインした目の周りを取り囲むようなジュエリーは、人間の感情を表現!

フェイシャル・ジュエリーは、デジタルフィルターとフォトショップの時代に、私たちが世界に向けて自分を表現するための次のステップとなるものかも。レピックの新作は、2019年11月18~24日(現地時間)に開催されるニューヨーク・ジュエリー・ウィークで92nd Street Yが行う「Hall of Mirrors」で発表される。来年のオフランウェイはフェイシャル・ジュエリーをまとったファッショニスタが増殖するのか、注目!

※この翻訳は、抄訳です。

TOWN&COUNTRY

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