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ダコタ・ジョンソン、レイプ被害者から寄せられた「留守電」を公開

  • 2019.10.1
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女優のダコタ・ジョンソンがレイプや性暴力の被害者たちから寄せられた「ボイスメール」をポッドキャストとして公開した。(フロントロウ編集部)

電話番号を公表したその後

映画『フィフティ・シェイズ』シリーズの女優ダコタ・ジョンソンがレイプや性的暴行の被害者たちから寄せられた体験談や苦悩を吐露するメッセージを収録したポッドキャスト『The Left Ear(ザ・レフト・イヤー)』を公開した。

ダコタは2018年9月に行なわれたチャリティ型音楽フェス「グローバル・シチズン・フェスティバル(Global Citizen Festival)」のステージに登壇し、集まった大勢の観客たちに向けて、突如、自分の電話番号とEメールアドレスを公開して話題に。

画像: 2018年のグローバル・シチズン・フェスティバルのステージに立ったダコタ。
2018年のグローバル・シチズン・フェスティバルのステージに立ったダコタ。

彼女のこの行動は、さまざまな事情により苦しむ女性たちの声を自分の耳で聞くことを目的としており、彼女が公表した番号に電話をかけると「ダコタ・ジョンソンの電話です。ボイスメールにつなぐので、合図の音がなったらメッセージを残してください。世界中の女性たちが平等に暮らせる世の中を作るために、あなたのメッセージを録音してみんなとシェアします。ありがとう」というダコタからの伝言のあと、ボイスメールに転送される仕組みとなっていた。

被害者たちからの「留守電」収録したポッドキャストを公開

それから1年後、ダコタは、自分の留守電に残された、女性たちが自身のレイプ被害やその後の苦悩について語ったボイスメールをもとに『The Left Ear』を制作。

こんな長文メッセージとともに公開した。

1年前、私は世界中の女性たちや少女たちにレイプやセクハラ、性別に基く不平等について語ったボイスメールを残して欲しいとお願いしました。私は、自分が彼女たちを代弁するのではなく、ただ、彼女たちの話に耳を傾けたいと思いました。
『The Left Ear』は私のもとに寄せられたボイスメールを集めたポッドキャストです。プライバシー保護のため、女性たちの声をわずかに加工し、匿名性を保証してありますが、それ以上には編集の手を加えていません。これらは、世界中の人々のリアルな物語なのです。
彼女たちの物語を聞くことは、非常につらい感情を呼び起こすかもしれません。もし、聞くことを決意してくれた人は、どうぞ、自分を大事にしてください。私はあなたが彼女たちの物語を聞いてくれることを願っています。だって、“聞くこと”は、あなたが誰かのためにできる最も重要なことだから。
このポッドキャストを通じて、私は、聞き手のみなさんが、勇気を持って電話をしてくれた話し手の女性たちと同様に正直に勇敢になれるスペースを提供したいと思っています。
あなたの左耳は、最もあなたの心にに近いもの。そして心で聞くことで、ほんの少しでも、あなたは誰かを救うことができるのです。

「左耳で聞いた物事は心に響きやすい」という説からヒントを得て、ポッドキャストを「左耳」を意味する『The Left Ear』 と名づけたことを明かしたダコタは、第1弾が10月7日まで特設サイトで公開されることを発表。

12分間のポッドキャストには、12歳の頃に親族の男性から性的暴行を受けたと明かす女性や、14歳の頃に近親者から性的暴行を受けたというトランスジェンダーの女性、レイプにより処女を失ったという女性、3歳のときに実父からセクハラを受けたと語る女性らが、自らの体験について、声を震わせ、すすり泣きながら語る音声が含まれている。

画像: ダコタは、2019年のグローバル・シチズン・フェスティバルにも参加。前回から1年が経ち、「7つの大陸のうち6つの大陸の70ヵ国の人たちから60時間以上の実話の電話を受けました」と報告し、上は71歳から下は11歳まで幅広い人が電話をしてきてくれたことを明かした。
ダコタは、2019年のグローバル・シチズン・フェスティバルにも参加。前回から1年が経ち、「7つの大陸のうち6つの大陸の70ヵ国の人たちから60時間以上の実話の電話を受けました」と報告し、上は71歳から下は11歳まで幅広い人が電話をしてきてくれたことを明かした。

思わず耳を塞ぎたくなるような、背筋が凍るような、胸を抉られるような過酷な体験談が続くが、被害者の女性たちが、過去の性的暴行被害に屈せず、希望を捨てずに、強く生きることを決めたと語り、同じような闇を抱える女性たちに励ましのメッセージを送る様子も収められている。

被害者たちの生の声を通じて彼女たちの苦しみを知り、性的暴行が女性の人生にどれだけ暗い影を落とす卑劣な行為かを知るという意味では、このダコタの1年越しの取り組みは、かなり強烈なインパクトをもって世の中に訴えかけるものとなっている。

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(フロントロウ編集部)

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