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同じ物ばかり食べることのメリット&デメリット

  • 2019.9.27
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あなたの食事、バラエティに欠けてない?

メリットその1:準備がラク

あなたの人生を変えるであろう食に関する格言が2つある。1つ目は「1回作って2回食べる」。つまり、今日の夕飯を2人分作れば、明日の昼食も準備できるということ。仕事のせいでランチタイムが短くなっても、ヘルシーなお弁当が手元にあれば、精製炭水化物たっぷりのオプションを選ばずに済む。2つ目は「その1時間が力なり」。これは、1週間分の作り置きに1時間充てるということ。手早く簡単に作れる栄養豊富なメニューには、スープ+ロースト野菜+フリッタータ(具入りの卵焼き)などがある。多様性はなくても、時間とお金は節約できるし毎日ヘルシー。

メリットその2:環境にやさしい

同じ物ばかり食べるのは、食品ロスが最小限に抑えられるので環境にとてもいい。逆に、変わった料理を作るために食材を買い集め、週の終わりに残り物を捨てるのは環境に悪い。例として、日曜日に鶏肉を1羽分買ってローストしたら、その残りを1週間かけて食べ、鶏ガラでキャセロールを作るのは、シンプルかつ超サステナブルな食べ方。

メリットその3:経済的

作り置きに時間を割き、食品ロスを最小限に抑えるのは、破産することなく健康的な食生活を続ける一番の方法。あらかじめメニューを考えておき、賢く買い物(まとめ買い)して、主要な食材をできるだけ何度も使えば、「ヘルシーフードは高い」という言い訳をする必要がない。

デメリットその1:退屈

同じ物ばかり食べていると、食べ物に飽きてしまうことがある。好きな物を食べすぎて、しばらく食べたくなくなった経験は誰にでもある。この問題を回避するには、似たような物を1週間食べ続け、翌週は内容をガラッと変えること。これなら作り置きとサステナブルな食べ方を続けながらも、1ヶ月の間に幅広い食材が摂取できる。そのために、食事のプランを綿密に練っておこう。大好きなカレーをいつもの2倍作って冷凍しておけば、1週間目と3週間目に半分ずつ食べられる。

デメリットその2:多様性がない

腸の健康を維持するためには、発酵ドリンクだけじゃダメ。腸内細菌叢を元気にする上で最も重要なことのひとつは、プレバイオティクスが豊富な食材(玉ねぎ、ニンニク、アスパラ、カシューナッツ、ヘーゼルナッツ、フラックスシードなど)を幅広く食べること。今週の食事がバラエティに欠けているなら、善玉菌を増やして腸内細菌の健康を維持するために、こういったプレバイオティクス食品を少なくとも1~2種類は使うべき。

このように、同じ物ばかり食べていれば、ヘルシーな食生活も手間いらずで、お金がかからず、環境にやさしいものに。ちょっと工夫を凝らすだけで飽きないし、腸も元気になるなんて一石二鳥。

※この記事は当初、オーストラリア版メンズヘルスに掲載されました。

※この記事は、オーストラリア版ウィメンズヘルスから翻訳されました。

Text: Steph Lowe Translation: Ai Igamoto

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