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イギリスの医師たちがメンタルヘルスの患者たちに"植物"を処方

  • 2019.9.25
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不安障害や鬱、孤独に苦しむ患者たちを支援するため、イギリスで初めて、医師たちが植物を処方している。

マンチェスターのGP(地元のかかりつけ医師)たちが、患者たちの健康に役立つよう、家庭で植物やハーブ、花などを育てる機会を与えるというもの。さまざまな植物が成長したら、患者はそれらを病院に持っていって共有ガーデンに植え替え、他の患者たちに美しい花々を眺める機会を与えるのだ。

植物の世話をするだけでなく、コーンブルック・メディカル・プラクティス(病院)では、患者がさらにガーデニングや社会活動に関わり、回復の過程に役立てるようにしている。

「患者さんたちに渡すのは、主にレモンバームやキャットニップなどのハーブで、マインドフルな性質を持つものです」と、同院の医療秘書オーガスタ・ウォードは『Metro』紙に語っている。

「何かの世話をすることは多くのメリットをもたらします。特に、庭がない人やペットを飼うことのできない人にとってはメリットがあります。それに、植物があることで、医院に戻ってきて他の活動に関わったり新しい友人を作ったりする理由になるのです」

このスキームに使われる植物は、寄付のほか、企業グループ「Sow The City」からの資金提供で購入されたりしたもの。

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Harper's BAZAAR

同院のGPのひとり、フィリッパ・ジェームズ医師も、このスキームについて「患者たちがいかに庭でリラックスするかとか、その後ゴミ拾いなど他のイベントに参加するのを見てきましたが、地元の誇りにもなっているのです」とコメントしている。

二酸化炭素レベルを低減することから、湿度を高めることまで、植物は屋内外のスペースに多くのメリットをもたらす。菊の花などにも同様の効果がある。

また、健康に役立つのは植物だけではない。地元の公園を散歩するにせよ、自分の庭に新しく花を植えるにせよ、屋外や緑地で過ごすことは健康にとって素晴らしいメリットがある。実際、公園を散歩すると、クリスマスと同じくらい気分を上げることができるという新しい研究結果もあるくらいだ。

そろそろ、ランチタイムには散歩を組み込んだほうがいいのかもしれない。

Translation: Mitsuko Kanno From Harper's BAZAAR UK

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