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宮沢りえ、蜷川実花監督のラブコールに「ガッカリさせたくないという思い」

  • 2019.9.24
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舞台あいさつに登壇した宮沢りえ(写真左)と蜷川実花監督
(C)2019『人間失格』製作委員会

公開中の映画「人間失格 太宰治と3人の女たち」の舞台あいさつが9月23日に東京・新宿ピカデリーで開催され、太宰治の正妻・美知子を演じた宮沢りえと蜷川実花監督が登壇した。

【写真を見る】本作では初めて舞台あいさつに登壇した宮沢りえは「公開初日から蜷川監督のInstagramをまめにチェックしていました」と語る

本作の舞台あいさつには今回が初参加となった宮沢は、「公開初日から蜷川監督のInstagramをまめにチェックして、皆さんの感想を読んだりしていました」と気にかけていたことを明かし、蜷川監督は「この舞台あいさつも、りえちゃんの発案で決まったもの」と開催の経緯を説明した。

蜷川監督とは蜷川幸雄さんを通じて元々知り合いだったという宮沢だが、タッグを組むのは初。「台本を読んだ時にハードルの高い場面だと思ったシーンがあります。でも、蜷川監督はサラッと『やってみよう』という感じで…。とてつもなく高いハードルを軽々と超えようとするパワーが、私たちの背中を押してくれた。子役とのライブ感ある現場も刺激的だったし、雰囲気もすてきでした」と回想した。

宮沢の出演は蜷川監督のラブコールで実現したものだが、宮沢は「蜷川監督からは『いつか何かをやりましょう』と言われていたので楽しみにしていました。作品が決まった時はうれしい気持ちの反面、今まで温めてきた関係を大切にしたいからこそ、絶対にガッカリさせたくないという思いが強かった」と真剣勝負を意識。

それは蜷川監督も同じで「中途半端な役でお願いをしたくはないし、出演してもらえるならば絶対に成功させなければという思いがありました」とオファーの際の心境を明かした。

さらに、「近いうちに主演としてご一緒できたら…というのが今も頭の片隅にある」と再ラブコールを送ると、宮沢は「今言った作品が形になったら、絶対に見にきてくださいね!」とちゃめっ気たっぷりに客席に呼び掛けた。

小栗旬の太宰に「表情がすてきだった」

太宰の刹那的な生き方について宮沢は「クリエーティブな仕事をしている方たちは、太宰のように人間としては成立していないけれど、表現者としては最高だというような人が多い」と分析し、正妻・美知子には「自分の生活を壊してでも作品を作ってほしいというのは、太宰にとって一番の理解者であり太宰の一番のファンだったはず。つらかっただろうけれど、作品を愛し続けられた時間は幸せだったのかも。夫婦という枠を超えて、人間同士の強いつながりがあったと思う」と理解を示した。

ただ、宮沢自身は「私は家庭も守って、仕事でも攻めまくるのが理想。なかなか難しいですけれど、それを理想としています」と人としてのバランス感覚を大切にしていた。

天才作家・太宰を演じた小栗旬について、宮沢は「美知子に『壊しなさい』と言われた後の太宰さんの顔は、今まで見たことのない小栗旬さんで、一番好きな表情でした。自分が褒められるよりも、相手役の表情がすてきだったのがうれしい。それが一番の喜び」と健闘を称えると、蜷川監督は「それはりえちゃんに引き出された顔です。もはや芝居を超えていました。小栗旬さんは、その頃には太宰に成り切っていて、本物の瞬間が何度もあった」と宮沢の引力を称えていた。

最後に、宮沢は「蜷川監督と同じ時間を過ごせたことは、私の宝物。素晴らしい作品が完成したので、たくさんの人に見てほしい。記録も大切ですが、多くの皆さんの記憶に刻まれるような作品になりました」とアピール。

蜷川監督は宮沢について「男気? 女気? があって格好良くて大好きで、常に尊敬しています! 一生ついていきます!」とリスペクトの念を込めて「一緒に作品ができてうれしかった」と初タッグに喜色満面だった。(ザテレビジョン)

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