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ボッテガ・ヴェネタ 2020年春夏ウィメンズコレクション - ブランドの伝統と生む洗練の境地

  • 2019.9.21
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ボッテガ・ヴェネタ 2020年春夏ウィメンズコレクション - ブランドの伝統と生む洗練の境地

ボッテガ・ヴェネタ(BOTTEGA VENETA)の2020年春夏ウィメンズコレクションがイタリア・ミラノで2019年9月19日(金)に発表された。

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キーワードから見る“洗練の境地”

ミニマリズムを推奨するクリエイティブ・ディレクターのダニエル・リーは、今季、その中でいくつかのキーワードを掲げている。自らの初シーズンでも重要視したセンシュアリティ、ソフトネス、ジェンダーレス、そしてエフォートレスなど。そぎ落とすこと、そしていくつかのキーワードで見えたのは“洗練の境地”だ。

ファーストシーズンを進化させたのが、今回のコレクションのため、前回同様のデザインも多々登場している。打って変わって新しい試みは、“自然”へのリスペクトを表現したこと。分かりやすい例で言えば、スカーフをぐるりと巻き付けるホルターネックトップに描いた猿やパイナップルのモチーフだ。

また、カラーパレットには“タピオカカラー”が登場している。ベージュよりもほんの少し白に近い、愛らしい名前のこの色は、私たちがよく知る黒いタピオカの原料の色。つまり自然の色だ。ワードローブや「アルコ」バッグだけでなく、会場床に配されたブランドのアイコニックな編み込み「イントレチャート」にも採用されている。

ダニエルがこだわるレイヤリングの手法は、きっと「イントレチャート」をアイコンとしてきたボッテガ・ヴェネタの伝統とも相性がいい。複雑なリブニットはイントレチャートのような編み込みのディテールとレイヤリングを同時に表現している。メッシュニットにビーズを編み込んだタンクトップは、袖と身頃が分解されていて、パーツを組み立てることで1枚のロングスリーブトップスが完成する仕組み。クラフツ感を肌で感じられる1着だ。

真骨頂であるレザーは上質で柔らかく、ソフトネスという言葉がぴったりと当てはまる。まるでレトロ映画の中で登場しそうなエポレット付きのマニッシュなトレンチコートは、シワ加工によって柔らかさを増し、程よいユーズド感を醸してデイリーユースへの適応性を発揮する。

そして、「イントレチャート」のデザインの可能性を感じさせたのが、小物の存在。サンダルは、上質なレザーを用いているからこそ、足当たりが優しくピンヒールでも履き心地が良い。バッグは特に多彩で、バチカウッドとゴールド、シルバーを太目の「イントレチャート」と組み合わせた新たなクラッチバッグや、より柔らかいレザーを用いた巨大サイズの「アルコ」バッグなどが登場する。

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