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いい子ならぬ「いい彼女」を彼が「つまらない」と感じる理由

  • 2019.9.19
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いい子、つまり彼に優等生的な態度をとる彼女のことを、彼はつまらないと思っています。優等生的というのは、自分のホンネを隠して相手に合わせようとする人のこと。


たとえば「寂しいから会いたい」とか「ホントはパンケーキを食べたいのに、今日も居酒屋デート?」という気持ちを押し殺して彼に合わせるとか、そういう彼女を優等生的彼女と呼びます。

■なぜ優等生は彼にとってつまらない存在なのか?

じつは彼はあなたに対して、たとえば「寂しいから会いたい」と思っています。そういう彼に対して、あなたがたとえば、オトナ的な雰囲気を出そうとして「わたしは寂しくなかったよ。友達と遊ぶのに忙しかったから」と言うと、彼は寂しいという気持ちをあなたに言うタイミングを逃しちゃうんですよね。楽しそうで毎日が充実してそうな人に対して「寂しい」と言うのって、かなり勇気がいることだから。「寂しい人=ダメなやつ」みたいに思われたくないという意識がどうしても働いてしまうからね。


あるいは彼は、デートのとき、彼女はホントはどういう場所でデートをしたいのか、ホントのところを教えてほしいと思っています。だから、「ホントはどこに行きたいというのを彼に言うと、わがままに聞こえるかもしれないから、彼が選んだデートスポットにおとなしくついて行こう」と思ってなにも言わないでニコニコしている彼女に、物足りなさを感じています。つまり「つまらない彼女だな」と思っています。彼女の「気づかい」をよそに、男子ってこんなことを思っているんですね。


でも彼は「つまらない」とは言わないです。あなたがホントのことを言うのを我慢するのと同様、彼だってホントのところを言わない、というか言えない。
つまり、「ホントはこう思っている」というのを相手に「言わせない」ようにしてしまっているのが優等生的彼女なんですね。
これは「あなた」が良くないのではなくて、「あなたの中にいる優等生的な彼女」が良くない、だから彼がつまらないと思うということです。

■あなたがいい子を演じてしまう理由は淋しさを持っているから

自分がホントはなにをしたいのかが自分でわからないとか、自分で自分のことを積極的に好きになれないとか、その手の淋しさを抱えていると、必然的に人はいい子になります。
これをどうにかしようと思えば、時間がかかっても少しずつ自己肯定感を増やすしかないです。


若い頃に戻りたくないと思っている人の多くは、この自己肯定感を得るのにすごく大変な思いをしたからそう言うのだから、自己肯定感を少しずつ増やすのは大変な作業なはずですが、でもこの問題に関しては、抜け道もなければ近道もないんですよね。少しずつやっていくしかないんですよね、この問題ばかりは。

■少しずつでいいから彼に言う練習をすれば、少しずつラブラブになれます

少しずつ自己肯定感を増やそうと思えば、ホントはこうしたい、ホントはこう思っている、というのを、少しずつでいいから彼に言う練習をすれば、少しずつラブラブになれます。
簡単でしょ?たとえば「ホントは会えなくて寂しかった」と彼に言うだけでOK。「ホントは**に一緒に行きたいと思っている」というのを彼に言うだけでOK。


あなたが彼に「ホントは寂しかった」と言うと、彼も「じつはおれも寂しかった」と言いやすいですよね。ホントはどう思っているのか?というのをお互いに言えないと、必然的にあなたはネットで「彼のホンネを探る方法」というコラムを探して読むようになるはずです。


最近、その手のコラムが大人気らしいので、おそらくあなたはそうするでしょう。
彼は?「彼女のホンネを探る方法」を書いてあるコラムは少ないので、彼はそういうコラムをネットで探して読むことなく、ただ悶々と「彼女はおれのことが好きなのかなあ?嫌いなのかなあ」と悩むだけです。


そんな関係、やっていてもつまらないじゃない。ホントはこう思っているんだ、というのを彼に伝える――これだけでふたりはラブラブになれるし、あなたの優等生的なところが改善されていくのだから、ホントのところをちゃんとふたりでシェアしあわないと!(ひとみしょう/作家)


『今夜はちょっと、恋の話をしよう』
(ハウコレ編集部)



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