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イヤイヤ期の子どもの気持ちを疑似体験!? 海外移住で気づいた、うまく伝えられないことのもどかしさ【今日もゆる育児日和 Vol.6】

  • 2019.9.19
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ウーマンエキサイトをご覧のみなさま、こんにちは。中川マナです。

今回は、海外で子育てをしていて気がついた、言葉がうまくでないころの子どもの葛藤と、語彙の大切さの話です。


■言葉で伝えられないって、もどかしい!
私は今年から、フィリピンのセブ島に家族で暮らしています。


セブ島は英語が公用語。小学校から英語で授業が行われるので、2人の子どもたちの英語力は、目覚ましく成長しています。

私の耳も慣れてきたと思いますが、話せる英語はそれほどでもなく、特に文法がひどい。

私と夫、フィリピンの人の3人で会話をしているとき、

だんだん隣にいる夫がイライラして「何て言いたいの?」と聞いてきます。



英語で考えていたところから、日本語で考え直すので、言葉を発するまでに3秒くらいかかります。

このことで私が気付いたのは…、



「話し始めたころの子どもってめっちゃストレスフルだろうな!!」ということ。

思考は言葉という枠がないことで全体的にぼんやりします。

気持ちも大枠でしか感じられません。

これが2~3歳のイヤイヤ期や癇癪に一役買ってるんじゃないかな。

英語でうまく考えを伝えられないとき、2歳児や3歳児を疑似体験しているような気分にります。

■言葉を細分化すると、冷静になれる
「最悪!」と感じたとき「どのくらい最悪なのか?」を細分化して捉えると、意外と冷静になれる、というのがあります。


実は、ひと言で言いがちな言葉ほど、色々なグラデーションがあるのです。



「最悪」という言葉、私も興奮するとよく使ってしまうのですが、これはその典型ですよね…。


気持ちを細かく把握できる人は、そうでない人に比べて3割も感情のコントロールが上手だという調査結果があります。


例えば、

子どもが片付けなかったブロックを思いっきり踏んだときの「最悪」と、

パートナーの浮気が発覚したときの「最悪」は違いますよね。




おおざっぱに「最悪」と言いたいところを、別の言葉で言い換えていくうちに、「意外と気分で盛ってたわ…」と気づいて冷静になれることもあります。

単に「最悪」の代わりに「痛い…!痛すぎる」と言うだけでも良いですし、




私は軽めな言葉を選ぶようにしています。

気持ちは言葉にひっぱられるので、ユーモアを持って軽めな言葉にすると、ネガティブな気持ちが高まりにくいです。

■細分化していくには、「語彙力」が大事
違う言葉で言い換えていく方法は、大人が自分の気持ちを整えるのに使えるテクニックのひとつです。

でも、それも語彙力があってこそ。

話せない、もどかしい、伝え方が分からない…

日本を出てみて、そんな気持ちを日々じっくり味わい中。



そして改めて子どもにも、気持ちを表す「ことば」をたくさん教えてあげたいと思うのでした。

言葉といえば、文法がめちゃめちゃな英語…私ももう少し、頑張ろう…!




それではまた!

(中川マナ)

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