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奉仕のヨガ「カルマヨーガ」とは|佐賀県ボランティア活動を通して感じたこと

  • 2019.9.17
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マットの外で「気づき」を得るヨガとは

最近は地球温暖化による気候変動により日本にも自然災害が増えてきており、次々といろんな地域で自然災害に遭遇された方々のことや復旧作業にボランティアの力が必要だということをニュースでよく聞きます。

私自身も少し前、隣の県である佐賀県で集中豪雨による水害によるボランティア募集を聞いて、参加してきました。そして感じたことは、自分一人の小さな力でも、誰かの役に立つことができると信じてボランティアに興味を持って実際に参加してみると、助けになるだけでなく、実は自分自身も沢山の気づきを得ることができます。

実はこういった活動は、4種類のヨーガの一つ「カルマヨーガ」の実践に繋がります。

武雄市ボランティアセンター
筆者がボランティア参加した「佐賀県武雄市ボランティアセンター」にて

4つのヨーガとは?

そもそも「Yoga ヨーガ」と言う言葉の意味は「全てが完全に調和し繋がり、全てが満ち足りていて心の揺らぎや動きが止まった状態」。そして、ヨーガのゴールはありとあらゆる存在たちとのワンネスOnenessに気づき、悟りを開くこと。それはアプローチの方法によって大きく4つの種類に分けられます。

1つ目は、もっとも多くの方々が実践している「ハタヨーガ Hatha Yoga」。陰陽のエネルギーを調和させるヨーガでアサナの練習やプラナヤマも含まれます。

2つ目は、知識の探求によって悟りを目指す「ニャーナヨーガ Jnana Yoga」。

3つ目は、キルタンなどを歌い続け神への献身を実践する「バクティヨーガ Bhakti Yoga」。

4つ目が、奉仕のヨガ「カルマヨーガ Karma Yoga」。

カルマヨーガとは?

カルマとは「行動する・アクションを起こす」と言う意味と、「原因と結果」と言う意味を持つサンスクリットの言葉で、ヨーガの実践においてカルマヨーガとは一般的に「返しを求めない奉仕のヨガ」と言う感じで知られております。エゴを手放し心を穏やかに保つことができるマットの外で実践が可能なヨガがボランティア活動などを積極的に行うカルマヨーガです。

カルマヨーガは決して利益や返しを求めない奉仕の行動を通して実践するヨガです。人はエゴ又は欲と言うものを持っており、どうしても見返りを求めて言動することもしばしばあるものです。そして期待した通りの結果に報われるとハッピーになったり、そうでない時は失望したり、イラついてしまったりと、心は本来のピュアな穏やかさを失い不安定になりがちです。

カルマヨーガの実践法

奉仕するアクティビティーであればなんでもいいと思います。地域のゴミ拾いなどの清掃から被災地でのボランティア活動まで、探してみれば私たちの周りには様々なボランティアアクティビティーがあります。

私が佐賀県のボランティアに行こうと思った時期は、ちょうど人間関係で悩みを感じていた時でした。悩んでも解決はしませんし、でも悩み続けると言うことを繰り返していた時に、ニュースで佐賀県の方々が集中豪雨で大変な被害にあっていることを目にしました。一晩で家が浸水し、寝るところもなく、仕事もいけない。家の中は泥まみれでこれからどうしたらいいかわからないと言う方々のインタビューを見ているうちに、エアコンが効いた涼しく快適な部屋でどうしょうもない事で悩んでた自分が恥ずかしくなりました。

早速ボランティアに行くことに決めて、ボランティア活動保険に入り、車で行くので被災地までの高速料金が免除される書類をダウンロード。ワークマンにいって作業用の長くつとマスクやゴーグル、手袋を揃えて準備をし、仕事がない平日に佐賀県の武雄市にボランティアに向かいました。

カルマヨーガで感じた事

私が配属された家は床上30cmぐらいの、かなり深刻な被害にあったお家で、作業や基本的に水害によるゴミ出しと分別、まだ使用可能な家財の泥を落とす作業をしました。かなり暑くて滝のような汗を流しましたが、不思議と心身がとてもスッキリしてきて、自分がしていた悩み事はいつの間にかどこかに消えていることに気づきました。泥を洗い流しながら自分の心についた泥も一緒に流れていく気がしました。滞っていた心身のエネルギーが一気に良い感じで流れていく気分でした。心の余裕はこうやって作っていくものだと言う気づきもありました。

水害による大量の粗大ゴミ
水害による大量の粗大ゴミ

誰かが助けを必要にしている時、それが自分にできることはとてもラッキーなことだと思います。

私の師匠、シャロン・ギャノン先生はこうおっしゃってました。「人はエゴをもつ。そこから苦痛も生まれるがなかなか手放せないのがエゴである。どうしても手放せないエゴならそれを人を助けて喜ばせる事に使えば良い。」と。

午前10時から午後3時までのボランティア活動が終わった後にいただいたカキ氷の味は今まで食べたどんなカキ氷にも比べられないぐらい美味しかったです。

ボランティア活動の後のカキ氷は世界1美味しかった
ボランティア活動の後のカキ氷は世界1美味しかった

ボランティア活動に限らず、自分の周りに自分の力を必要としている人がいないか、常にアンテナを貼って気づいてあげるヨガ、カルマヨーガもぜひ皆様のライフスタイルに取り入れて見ませんか?

ライター/パク・ヒキ
福岡YOGABREEZEディレクター。NY発ジヴァムクティヨガのアドバンスティーチャー、瞑想指導者、E-RYT500。2008年師匠のジヴァムクティヨガの創始者、シャロン・ギャノンとデイビッドライフ氏に出会いヨガとは「する」ものではなく、マットの上と外の両方で自分と内面と外面、自分自身と周りとが「調和する生き方を経験する」事だという事を学ぶ。現在はYOGABREEZEを拠点に、国内外のヨガカンファレンスやイベントでヨガ講師として活躍している。

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