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美容家【神崎恵】さん的、秋の「美人ムード」の4ヵ条

  • 2019.9.18
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【美容家】神崎恵

わたしたちを惹きつけてやまない彼女の最大の魅力は、アップデートされ続けるその美しさだ。そんな彼女が考える、今季の美人ムードとはいったい何?

秋の空気や景色にはドラマティックが似合う

春、夏、秋、冬。日本の4つの季節にはそれぞれ、似合う“ムード”があります。秋のそれは、深みがあってドラマティック。何もかもが鮮やかだった夏とは違い、だんだんと澄んでいく秋の空気の中でくっきりと浮かび上がる深い色彩や、いい意味での“重さ”を持つニュアンス。こういったディテールを意識することで、秋に似合うドラマティックはまとえるのではないでしょうか。

この秋、特に気になるのがアイメイクの変化。シャネルやアンプリチュードの輝きを帯びた黒のシャドウやSUQQUのパープル×イエローのパレットなど、ハッとするような発色や色の組み合わせが多く、これらを「どうやって使いこなそう?」と考えるのが最近の楽しみ。難しそうと思わず、思い切って堂々とつけるのが成功の秘訣。好きなものを好きなように楽しめばいい。そう言い切れる勇気も、美人ムードをまとうには必要だと思います。

VOCE2019年10月号 神崎恵
VOCE2019年10月号 神崎恵


今の“気分”優先で選べばいろんなことがうまくいく

記憶に残る、そしてもっと知りたいと思わせる。そんな魅力を持つ人こそ、メイクやファッションで“美人な自分”を軸に選んでいません。なぜなら美人を軸にしてしまうと、どうしても無難になって遊べないし、可能性を狭めてしまうから。時と場所によっては無難であることが求められることもあるけど、ムードが台無しになることも多い。ずっと同じキレイにしがみついている人より、更新している人の方が素敵。だから何かを選ぶときには「この色をつけてみたい」「こんな服を着てみたい」といった今の“気分”を優先してほしいですね。

この季節に目指したいのは、“匂い立つ”ような美しさ
わたしがこの秋のファッションで注目しているのは淑女的な要素。とろみある素材のボウタイトップスやパンツにヒールを合わせるスタイルが持つ“THE 女”じゃなくても女っぽさが匂い立つ雰囲気が、秋の空気にはよく似合うと感じているから。

VOCE2019年10月号 神崎恵
VOCE2019年10月号 神崎恵


“目を慣らしていく”ことで気分をスイッチしやすくなる

夏の余韻が残っている空気の中では、メイクもファッションも気分もなかなか秋モードへとスイッチしにくいのも事実。そんなときは、雑誌やSNSなどをチェックして“目を慣らす”アクションも有効です。また秋のメイクや服には、色や質感に深みが出てきます。それらを違和感なく楽しむためにも、肌の更新が必要。まずはスキンケアで透明感を上げ、ベースメイクでは夏より少しだけ重さを出してバランスを取るとより似合いやすくなります。

VOCE2019年10月号 神崎恵
VOCE2019年10月号 神崎恵

【秋の美人ムードの4ヵ条】
☑ 秋はドラマティックな色で遊ぶ
☑ “キレイな私”に執着しない!
☑ 服の素材感とメイクをリンク
☑ 雑誌やSNSで気分をスイッチ

VOCE2019年10月号 神崎恵
VOCE2019年10月号 神崎恵

撮影/岩谷優一(vale.) 取材・文/中川知春

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