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【京都】老舗甘党茶屋〈梅園〉が手掛ける甘味処&カフェ4軒。京菓子の進化が止まらない!

  • 2019.9.12
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根底にあるのは「もっと喜んでもらえる店を作りたい」という思い。両親から受け継いだ店を守りつつ、次々と新たな挑戦を続ける、甘党茶屋〈梅園〉3代目・西川葵さんのアイデアと行動力が炸裂する4軒を訪ねてみました。

〈梅園〉3代目店主・西川 葵さん

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Hanako 編集部

甘党茶屋〈梅園〉3代目。現在、イートインもできる5店舗+販売のみの1店舗を経営。「和菓子の魅力を伝えたい」という思いが原動力。大のあんこ好きが高じてお菓子作りが趣味に。

1927年創業〈梅園 河原町店〉情緒あふれる古きよき甘味処。

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Hanako 編集部

にぎやかな河原町通りに面しているが、通り過ぎちゃいそうな小さな店。創業92年。

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Hanako 編集部

これぞ京の甘味処という雰囲気の店内でいただくのは、名物のみたらし団子。

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Hanako 編集部

お皿に盛られた姿の美しいこと。こんがり焦げ目が食欲をそそる。やさしい弾力で柔らかい。たれはほどよい甘さ。ほかにもメニューが多く、あれもこれもと欲が出る。わらび餅などのトッピングをのせた豪華かき氷も人気だ。

〈梅園 河原町店〉
みたらし団子の持ち帰り5本袋入り 390円~。白玉あんみつ黒蜜添え、冷やししるこ各720円。
京都府京都市中京区河原町三条下ル山崎町234-4
075-221-5017
10:30~19:30 無休
20席/禁煙

2010年創業〈うめぞの CAFE & GALLERY〉親しみやすく、過ごしやすいおしゃれカフェ。

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Hanako 編集部
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Hanako 編集部

落ち着いた空間の町家カフェ。

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Hanako 編集部

目玉は、口に入れたらふわっとなくなるホワホワの抹茶ホットケーキ。このホットケーキを完成させるまでには、配合を5gずつ変えたり、卵を変えたりと、試行錯誤の連続だった。「父は蕎麦なども置いたほうがいいのでは?と言ってくれたのですが、私はあくまで甘党茶屋を貫きたくて」と葵さん。地元のリピーターはもちろん、全国からファンがやって来る。

〈うめぞの CAFE & GALLERY〉
甘党茶屋を貫いた葵さん、お見事です。抹茶のホットケーキのおいしさはインパクト大。
京都府京都市中京区不動町180
075-241-0577
11:30~18:30LO 無休
32席/禁煙

2016年創業〈うめぞの茶房〉あんの可能性を突き詰めて生まれたかざり羹。

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Hanako 編集部
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アンティークのショーケースの中に並ぶ、あんとフルーツの組み合わせが新しい「かざり羹」に目が釘付けに。あんとフルーツを合わせてみようと思ったのは、友人の親が育てたフランボワーズから。「和菓子をもっと身近に感じてほしい」と考案した。水羊羹のような軽やかな食感。しろあんやこしあんをベースに、カカオやレモン、季節のフルーツを組み合わせ、あんの可能性を広げてみせた。

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Hanako 編集部

〈うめぞの茶房〉
かざり羹はカカオ、フランボワーズ各320円、抹茶、紅茶各350円。
京都府京都市北区紫野東藤ノ森町11-1
075-432-5088
11:00~18:30(持ち帰り、イートイン18:00LO) 無休
13席/禁煙

2017年創業〈梅園 三条寺町店〉あれこれ食べたい甘いもの好きの夢が叶う店。

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Hanako 編集部

もうずっと前からそこにあったような佇まい。

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Hanako 編集部

店内もゆったりくつろげる雰囲気だ。

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Hanako 編集部

目玉の「寺町点心」は、白玉あんみつ、みたらし団子、抹茶わらび餅、栗の渋皮煮、黒糖わらび餅のセット。「花点心」は、「あんの花束」を中心にしたセット。かき氷ドーン、あんみつドーンもいいけれど、ここでは夢の点心を満喫してみたい。お団子が並んだ形のロゴマークは、葵さんのお父さまのデザイン。

〈梅園 三条寺町店〉
みたらし団子はここでも熱々で供される。独特の形はたれがよくからむよう考えられた。
京都府京都市中京区天性寺前町526
075-211-1235
10:30~19:20LO 無休
43席/禁煙

(Hanako1176号掲載/photo : Yoichi Nagano text : Michiko Watanabe)

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