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ミュウミュウの短編映画第18弾。

  • 2019.9.10
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2011年よりスタートした、ミュウミュウのショートフィルムプロジェクト「女性たちの物語」では、国際的に活躍する女性映画監督が撮影を手がけ、女性ならではの感性によって、それぞれのストーリーを描き出してきた。去る9月1日、ヴェネツィア映画祭のヴェネツィア・デイズ部門 Giornate degli Autoriにおいて初公開された、「女性たちの物語」第18弾『BRIGITTE』(ブリジット)が、ミュウミュウオフィシャルホームページ、および無料ダウンロードアプリでも公開中。

今回の作品は、ロンドン市内のとある油圧機器工場を舞台にした、世界屈指のポートレイトフォトグラファー、ブリジット・ラコンブのポートレイトならぬドキュメンタリー。監督は、ホアキン・フェニックスを主演に迎えた長編映画『ビューティフル・デイ』やティルダ・スウィントン、エズラ・ミラーの共演で、2011年のカンヌ国際映画祭コンペティション部門に出品された『少年は残酷な弓を射る』を手がけた、リン・ラムジーだ。リンにとって、このようなドキュメンタリー形式に挑戦したのは「生まれて初めての経験」。出演したブリジット・ラコンブは、ミウッチャ・プラダのポートレイト撮影も何度も手がけるほど親交が深く、いままでミュウミュウ「女性たちの物語」のセット付きフォトグラファーを務めてきたが、リンに今回のドキュメンタリーの話を持ちかけられた時の心境については、「絶対に出演したいと思いました。それに、最初から私は共同作業のつもりでやってきたのよ」と語っている。そして映画は、遊び心たっぷりに監督と被写体の関係性を逆転させる。「最終的にはカメラをリンに向けてやろうと思っていたわ」と語るブリジットの言葉そのままに。

この作品は、ブリジット・ラコンブならではの創作活動のリズムや、被写体となる人物の細部へのこだわりに迫るとともに、レンズを通して家族や女性同士の連帯、仕事、犠牲、そして創造的な共同作業に根差した世界とつながる方法を明示する彼女の仕事ぶりを垣間見る貴重な機会を与えてくれる。

監督を務めたリン・ラムジー。「私は、写真を撮られるのが大嫌い。私を撮ったのは、ブリジットが初めてよ」と打ち明けた。

●問い合わせ先:ミュウミュウ クライアントサービス0120-451-993(フリーダイヤル)www.miumiu.com

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