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パプリカを食べよう!専門家がおすすめレシピと体への働きを解説

  • 2019.9.6
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パプリカは栄養価も高く、暴飲暴食を抑える効果が期待できるのでダイエットにも取り入れたい食材。今回は薬膳ライフバランスプランナーの倉口ゆうみ先生に、薬膳の世界からパプリカの栄養やおすすめのレシピなど、魅力を教えていただきました。

パプリカに期待できるダイエット効果

暴飲暴食を防ぐ

薬膳のベースになっている中医学(中国伝統医学)では、イライラしている時は体を巡る生命エネルギーである気の巡りが滞ってしまいそこから熱がうまれるといわれています。その熱を発散できればいいのですが、うまく発散できなくなるとイライラしてしまうと考えられています。

そのイライラを食にぶつけやすい方は、ビールや揚げ物辛いものなど高カロリーな物を次々と口に運んでしまい暴飲暴食をしてしまいがち。

ピーマンやパプリカにはそのイライラを緩和する働きがありますので、過剰な食欲を落ち着ける効果が期待できます。また消化不良にもいいとされていますので、暴飲暴食して荒れた胃をケアしてくれる効果も。

血の巡りを良くしてくれる

血の巡りが悪くなると、老廃物を排出しにくくなりますので余分なものを体に溜め込み太る原因に。そのため、ダイエットは血の巡りを良くすることも大切です。

パプリカとピーマンの働きや栄養の違いは?

薬膳の世界においては、ピーマンもパプリカも共通した働きがあります。

それは気血(き・けつ)の巡りを良くしてくれること。気血の巡りが悪くなると体が冷え、イライラしやすくなります。体が冷えることと体が過剰なストレスを感じることは太りやすくなる原因になりますので巡りを良くしてくれる働きは心強いですね。

栄養学的にみますと、どのパプリカも様々なビタミンやミネラルが含まれていますが、特に赤パプリカは営養価が高く、ベータカロテンやビタミンCが多いため血の巡りを良くしたり美肌効果も期待できます。

パプリカダイエットの方法

生でも食べられるパプリカですが、体を冷やさないためにも加熱をしましょう。できれば蒸してホットサラダにする、スープや煮込み料理に入れるなど"煮る・蒸す"を意識して調理してください。

とはいえ、まったく油をとらないのはバランスが悪いですので、たまには炒め料理も。パプリカは油との相性がいいので、パプリカをサッと炒めるおかずも時には盛り込みましょう。

しかし、油はカロリーが高いですので炒め料理にする時はお肉は避けて、パプリカや他のお野菜をたっぷりと使うことを意識してくださいね。

ダイエットにおすすめのパプリカレシピ

もやしをつかった炒め物

熱したフライパンにごま油をひいて縦に切りったパプリカと(縦に切った方が栄養素が逃げません)もやしをサッと炒めます。味付けはお砂糖、醤油でシンプルに。シャキシャキした触感を残した方が美味しいですので炒めすぎには注意。

煮込み料理

パプリカ、たまねぎ、ミックスビーンズ、トマト缶を使った煮込み料理もおすすめ。トマト缶と少々の水を鍋に入れ、細かく切ったパプリカ、たまねぎを入れ煮込みます。火が通ったらミックスビーンズを入れる。味見をしながらお塩やコショウで味を調整して。

パプリカを効果的に取り入れよう!

パプリカは血の巡りを良くしたり、暴飲暴食を抑え美肌効果も期待ができる嬉しい食材。体を冷やさないためにもなるべく加熱してとるようにしながら、栄養バランスの良いダイエット生活を送ってくださいね。

この記事の監修者

倉口 ゆうみ

国際薬膳調理師/薬膳ライフバランスプランナーの倉口ゆうみです。自身が心身のバランスを崩したことで食の大切さを改めて考えていた時に、本屋さんで薬膳の本と出会ったのがきっかけて約1年半、フルタイムで会社勤めをしながら、月に一回岩手から神戸に通い薬膳の学びを深めました。

薬膳は少しマニアックな世界で興味があるけれど、なかなか生活で活かすことが出来ない・・・という声も聞きますが、少し知識があれば「薬膳は料理が出来なくても大丈夫♪コンビニや外食でもOK♪」なおおらかな世界です。

生活を大切にすること。ライフバランスを大切にすること。不調に悩む方のために簡単にできる薬膳×ライフバランスを大切にする情報を、ずぼらな筆者がお届け致します(*^^*)

2015年 薬膳アドバイザー取得 (Any認定)
2016年 薬膳インストラクター取得 (Any認定)
2017年 国際薬膳調理師 取得 (中国中医薬研究促進会認定)

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