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お手本は通販のスタイル!? 誰でもすぐに試せる「プレゼントーク術」

  • 2019.9.6
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出典:シティリビングWeb

プレゼンは、売り込みたい企画や商品などを提案する場。どんなに良い商品で、わかりやすい資料を作ったとしても、相手に魅力が伝わらなければ残念な結果になってしまう可能性も…。必ずしも相手が聞いてくれるスタンスでないときもあるだけに、より伝わる話し方を意識する必要があります。

そこで、今回はプレゼンのときに役立つトーク術を紹介します。

●プレゼントークで生かせるテクニック2つ

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出典:シティリビングWeb

プレゼンでは、ポイントが2つあります。1つは「わかりやすく伝えること」。もう1つは「相手に話を聞いてもらうこと」です。では、それぞれのテクニックについて説明します。

1. 話の因数分解をする

因数分解とは、共通因数をくくる作業。つまり話の因数分解をするということは、「共通する話題をまとめて、整理した状態で話す」ということ。

たとえば商品の特徴が3つあるとき、「この商品の特徴は〇〇で、これは~」と同じように3回続けて説明するよりも、「特徴」という共通する話題をまとめて「この商品の特徴についてお話しましょう。それは〇〇と△△と◇◇の3つがあります」と話します。

最初にまとめてもらうだけで、相手は頭の中が整理され、次の話に耳を傾けてくれるのです。相手を考えこませずに、わかりやすく伝える工夫が「話の因数分解」なのです。

2.自己演出をする

プレゼンはある程度の時間を要します。ずっと耳を傾けてもらうためには、相手を飽きさせない工夫が必要。そのために、自分を演出することが重要です。自己演出のテクニックは、「見た目」と「テンション」の変化。

まず「見た目」の変化とは、表情やジェスチャー、立ち位置など。顔や体に動きをつけて話すと、より話が伝わりやすく、相手の感情を揺さぶります。また、あちこち移動して立ち位置を変えることで、聞き手全員を巻き込みながら話しているような感覚にさせ、会場の興味を一気に引きつけることができるのです。

次に「テンション」の変化を見せられるのは、声と話のテンポ。わかりやすいのがテレビ通販です。値段やおまけ、「今だけ」などの視聴者が気になりそうなフレーズを大きめに言いますよね。このように、声に強弱をつけて説明をすると飽きにくいだけでなく、聞くべきところをきちんと聞いてもらえます。

話すスピードも、聞いてほしいところはゆっくり、クロージングでは早く話して購入を促します。また、「サイレントフォーカス」という小技も有効なテクニック。わざと間を入れて、相手の意識を集中させる技です。たとえば「どうなると思いますか?」と質問したあとに少し間を空けると、相手に想像させる時間を与えられるので、より具体的に伝えることができます。

このように、飽きさせない自己演出を重ねていくことで、長時間のプレゼンも、相手はまるで舞台を見ているかのような充足感を持って話を聞くことができるのです。

●短くまとめるのが苦手ならエレベーターピッチの練習を

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出典:シティリビングWeb

普段から端的にまとめて話すことが苦手なら、「エレベーターピッチ」の練習を意識してみましょう。

「エレベーターピッチ」とは、エレベーターに乗っている15秒ほどの時間に必要な情報を取捨選択して、相手にプレゼンする手法。短い時間で相手の心をつかむようなトークができるかがポイントです。とはいえ、毎日プレゼンすることはないと思うので、まずは身近な人に今日あった出来事を話すときに意識してみてください。

一番簡単な方法は、まず結論から伝えること。たとえば「今日新しいランチの店に行ったらアタリだったよ」と先に言えば相手は「どんな店?」と興味を示します。それからメニューや場所の話をすれば端的に説明できて、相手にもわかりやすく店の良さが伝えられます。

一方で「今日の昼、外で食べたんだけど…」と時系列で話すと最後に結論がくるので、相手は「何の話だろう?」と飽きてしまいますし、時間もかかってしまいます。

これができるようになると、上司への報告なども端的にわかりやすく伝えられるようになりますよ。

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出典:シティリビングWeb

プレゼンはただでさえ緊張しているので、言わなければならないことだけを話しがち。でも、ちょっとした工夫を挟むだけで魅力は倍増します。トークに磨きをかけて、話し上手を目指しましょう!

プロフィール/凛音(りんね)

自身の結婚・離婚経験から恋愛や性に前向きな女性の生き方を提案する恋愛コラムニスト。筆跡アナリスト、心理カウンセラー、カラーセラピストを習得し、コラムや小説などを執筆中。筆跡心理学セミナーや履歴書鑑定も。ブログ「ライター凛音の紫日記」:http://rinnenote.blog.fc2.com/

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