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GISELeスタイリスト5人が考える「究極のベーシック」

  • 2019.9.5
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出かける先、着方、合わせる靴が変わっても順応できる服だけが、「出番の多い服」として結局のところ生き残る。そんなアイテムを求め、GISELeスタイリストに取材を敢行。状況を問わず着たくなる「究極のベーシック」を選んでいただきました。

STYLISTS


YASUKO ISHIZEKI
創刊からGISELeを支え続ける敏腕スタイリスト。着映えするシルエット&素材の服を毎月たくさんそろえて提案してくれる。



KEIKO WATANABE
女性らしさと品のよさを感じさせる、色や素材の選びがいつも絶妙。今は大人に似合うジャンプスーツを探し中だとか。



KAORI HIGUCHI
表紙をはじめ、毎月膨大な数のスタイリングを生み出す頼れる存在。ふつうに見せないシルエット選びに定評アリ。



MAKIKO IWATA
キレイめ&シンプルなアイテムを軸にしたコーディネートが得意。最近はやさしい印象に仕上がる茶系に目がいくのだそう。



NATSUKO DEGUCHI
GISELeでは、Tシャツなどの定番服を徹底比較する企画を担当することも多く、いくつもの「使えるブランド」を知っている。

「何年たっても、好きでいられる」
来年もその次も「活躍が期待できる」服をまずは1着。多くを見てふれてきたスタイリストが選んだ、10のブランドの「定番」をリストアップ。

Brooks Brothers
「ラインがとにかく美しい」


ブレザー 74,000円+税/ブルックスブラザーズ(ブルックスブラザーズジャパン) トラッドな雰囲気を出したいときに頼りになる、アメリカ生まれの老舗ブランドBrooksBrothers。軽めの生地感でオールシーズン使える。(渡邉さん)

THE SHINZONE
「メンズライクになりすぎない」


チノパンツ 19,000円+税/THE SHINZONE(シンゾーンルミネ新宿店) 私服でも愛用するほどお気に入り。ハイウエスト&立体的な形に品があって、チノ素材なのにラフに見えない。ほかでは出会えない名品です。(樋口さん)

SLOANE
「はやり廃りのない形だから」


〈右から〉アイボリーリブカーディガン 32,000円+税、グレーリブニット 30,000円+税/ともにSLOANE 飽きのこないベーシックなニットを展開するSLOANE。形は”THE・定番”ですが、ニュアンスのある色が今風。(石関さん)

RE/DONE
「同じものが存在しない特別感」


デニムパンツ 58,000円+税/リダン(ロンハーマン) ヴィンテージのリーバイスをカスタムした唯一無二のデニムを扱うブランド。デニムは「味」が重要だと思っているので、この使い込まれたような色落ちに惹かれました。(岩田さん)

Frank&Eileen
「女性らしさが引き立つカーキ」


シャツ 26,000円+税/フランク&アイリーン(サザビーリーグ) ほどよく鎖骨がのぞくえり元とくたっとした質感が、より女性らしい体に見せてくれる。無骨な雰囲気になりがちのカーキをレディに着たいときにオススメ。(岩田さん)

DEMYLEE
「きゃしゃ見え効果がある」


スエット 22,000円+税/デミリー(サザビーリーグ) ニットが得意なDEMYLEEですが、カットソーの形もキレイで好き。コンパクトなそでにゆとりを持たせた身幅と、キレイめに解釈されたスエットが新鮮です。(出口さん)

beautiful people
「ほっこり見えないシックな色」


ブラウンコーデュロイパンツ 32,000円+税/beautiful people(ビューティフルピープル 銀座三越) beautiful peopleにも形のいいボトムがそろっている。このコーデュロイパンツは、センタープレス入りで洗練された印象。(出口さん)

ebure
「コンサバ+αのデザイン」


ベージュ切り替えロングスカート 32,000円+税/ebure ワンピやスカートなどキレイめ服をベースに、ひとひねり加えたデザインがそろうebure。ここに行けば、オシャレなボリューム感のAラインスカートが見つかります。(石関さん)

ATON
「着ると映える絶妙シルエット」


Tシャツ 14,000円+税/ATON(ATON AOYAMA) そでの長さや丈が絶妙なATONのカットソー。この白Tは、ニュアンスのある長め丈が特徴。上から大きめのトップスを重ねたとき、いい感じに白がのぞきます。(樋口さん)

A.P.C.
「キレイめにも使えるリジッド」


デニムジャケット 26,000円+税、デニムパンツ20,000円+税/ともにA.P.C(. アー・ぺー・セーカスタマーサービス) 地厚なA.P.C.のデニムは、気になるボディラインを隠したりヒップを上げてくれたりといいことずくめ。(渡邉さん)


印象操作のしやすい「シンプルな黒」
合わせるアイテムや着方に応じて、どんなテイストにもなれるのが黒のよさ。なかでも、1着の中に振り幅があるデザインを教えてもらいました。

1 「キレイにもなれる気楽な1枚系」


ウエストベルトドレス 37,000円+税/ドローイング ナンバーズ(ドローイング ナンバーズ 南青山店) カットソー地のこういうワンピはよく見るけれど、これはブラウスのような素材感が珍しい。ノーブルな質感なので、ON/OFFの両方で活躍すると思います。(出口さん)

2 「ひもの使い方次第で男と女」


パンツ 16,800円+税/メゾン スペシャル 取りはずし可能なサスペンダーつき。サスペンダーを生かしてカジュアルに、はずしてプレスパンツっぽくはくとエレガントにもなる。(岩田さん)

3 「ハンサムにもセンシュアルにも」


黒ペンシルスカート 18,000円+税/HIDE(ジャック・オブ・オール・トレーズ プレスルーム) レザーやエナメルのように質感に「強さ」がある黒は、合わせるトップス次第で、クールにも女っぽくも変幻自在。(樋口さん)

4 「素材はラフ、形はドレッシー」


スカート 14,000円+税/PUBLIC TOKYO(パブリックトウキョウ ウィメンズ新宿店) シャカシャカ素材のフレアスカート。親しみやすさと緊張感をあわせもっていて、あらゆるシーンで使えます。(渡邉さん)

5 「黒スエード=オールマイティ」


黒スエードパンツ 230,000円+税/マディソンブルー(ミューズ ドゥ ドゥーズィエム クラス 丸の内店) スエードだから、無地だけど存在感がある。ロックTを合わせてカジュアルに着てもいいし、独特の風合いを生かしてボヘミアン調に着るのもかわいい。レギンスとしても活躍しそう。(石関さん)


「1パターンの着方で終わらない」
前後を逆にできる、パーツをはずせるなど。多様な使いみちがあると、着まわすことが楽しくなる。コスパのよさを実感できるデザインについて、着方のアイディアとともに伺いました。

1 「前と後ろでイメージが違う」


黒バックリボンシャツ 24,000円+税/アストラット(アストラット 新宿店) 前はワークシャツっぽいノーカラー、後ろはドラマチックなリボンつきと前後で表情の異なる1枚。あえて反対に着て、右の写真のようにボウタイっぽくリボンをたらすアレンジもかわいいと思います。(渡邉さん)

2 「ジャケットにもブラウスにも」


ベージュジャケット 24,000円+税/y/m ジャケットなのですが、付属のベルトをきつく結べばブラウスとしても応用できる。(出口さん)

3 「分解するとジレになる」


ブラウンマルチウェイコート 54,000円+税/カレンテージ(ブランドニュース) アシンメトリーなデザインが、装いのポイントになること必至。暑いときはジレ+Tシャツ、冬になれば2枚重ねてワンピース風に着て上からコートをはおりたい。いろんなアレンジができそう。(石関さん)

4 「着るとはおるの2とおり」


ダークグレーハイゲージツイルワンピース 43,000円+税/ebure ONにはワンピとして、OFFにはTシャツ+デニムの上からガウンとしてはおるなど。前開きのデザインだから、着方によって違う服のように見せられる。(岩田さん)

5 「腰まで落とすこともできる」


カーキジャンプスーツ 49,000円+税/サビーナ(ジャーナル スタンダード 表参道) 今季注目のジャンプスーツ。ふつうに着るのはもちろん、トップス部分を腰までおろしてシャツを腰巻きしている風にはくと気分が変わる。(樋口さん)

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