「この色無理」は思い込み！【カーキ・グレー】はこうやって使いこなす！｜長井かおりテク

■教えてくれるのは……

ヘア＆メイクアップアーティスト長井かおりさん

・アイラインなしの目ヂカラアップを狙う
・クールな色だからこそ甘さとモテを意識する
・仕上がりはピュアでクリーンなイメージに

カッコいい色こそ甘めに仕上げて女っぽく

光沢感のある発色で立体的な仕上がりを演出。クールな色に見えて女性らしく仕上がる、いい意味で裏切りのあるグレー系のパレット。

１．キワに色と深みを仕込む
b、cを混ぜてチップで目のキワにのせる。チップ幅程度までぼかして軽くグラデにする。

２．グラデで目の丸みを強調
１をbでさらにぼかす。目の丸みに沿ってキワから放射線状に筆を動かす。

３．下まぶたに甘さをプラス
aをチップにとり、下まぶた全体にのせる。涙袋の幅にのせることでぷっくり感がアップ。

４．キワを締めて目ヂカラアップ
cをキワに細く入れる。上まぶたの目頭から目尻、折り返して下まぶた目尻１/３まで。

・色をポイント使いすることで今年らしく
・彫り深い印象をベースに作っておくと◎
・下まぶたで甘いムードをプラスすること

チラ見えするカーキでシックなオシャレ顔に！

質感違いの４色がセットされたパレット。洗練された色はどれも透け感のある発色。くすんだオリーブカラーでシックな目元が完成。

１．ベースで彫りをつくる
bをアイホールより上まで薄く広げる。色を出すよりも影をつけて彫りをつくるイメージ。

２．カーキは黒目の上だけに
cをブラシにとって黒目の上にちょんとのせる。二重幅を目安にして、さりげなく。

３．下まぶたに影をつくる
aを下まぶたのキワ全体にのせる。涙袋を影っぽく見せることで色っぽいムードを出して。

４．目頭を明るくする
dをブラシにとって、目頭にちょんとのせる。目頭を明るくして目元の立体感を引き出して。

撮影／岩谷優一（vale.）、伊藤泰寛（静物）ヘアメイク／長井かおりスタイリング／程野祐子モデル／上西星来、松原菜摘取材・文／丸岡彩子構成／河津美咲