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化粧品の今を知り尽くす美容のプロが語る、「高級化粧品」の価値を決める4つの要素とは?

  • 2019.9.2
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私たちの肌の衰えは深刻。若い子の肌を見るたびに、自分の加齢トラブルを目の当たりにし、その現実を受け止められずに戸惑い、自信を失い、ともすれば生きるエネルギーさえ奪われてしまうことも…。こんなときこそ目を向けてほしい、確実な手応えのある「高級化粧品」に。

20代の肌と40代の肌を比べたら、どちらが若いかは一目瞭然。けれども、贅を極めた最高峰のスキンケアコスメでお手入れしたハリとなめらかさのある「肌の高級感」という意味では、40代のほうが20代の肌に負けず、はるかに美しい。印象年齢は今や、自分でつくり出す時代。それを牽引するのが「高級化粧品」の使命。

ブランドの威信をかけて生み出し、どう進化させているのか…。 各メーカーの研究所を頻繁に訪れ、その目で確かめてきた美容賢者が、現代の「高級化粧品」の凄さを語り尽くします。

まず今回は、「高級化粧品」が美肌となって返ってくる、堅実で最大の投資といえる理由を、ビューティエディターの近藤須雅子さんに伺ってみました。

知っておきたい!時代を牽引する高級化粧品の今

右/カネボウインターナショナルDiv. カネボウ ザ クリーム 40ml ¥120,000(医薬部外品)

「たとえばヴァイオリンのストラディバリウスの音色、ゴッホの絵画など、その価値やクオリティは材料費などではかれません。それは高級化粧品でも同じではないでしょうか」というのが近藤さんの見解。ならば私たちには、その価値がわかる感性や鑑識眼が必要です。まずは、高級化粧品の価値を決める4つの要素を知っておきましょう。

■1:もはやAIレベル!? 知能をもった高機能成分が適材適所で行き渡る!

化粧品の成分は浸透しない。肌表面だけ、というのははるか昔の話。「今は成分の浸透は真皮を越えて、皮下組織や筋肉にまで届けられるようになっています。実は血管にまで到達するのは簡単で、今はエイジングケア成分が血液と一緒に流されないように、どこでくい止めるかが問題。むしろ浸透を抑えなくてはならないほどなんです」(近藤さん)

肌深部を解析する研究が進み、今はこの成分は表皮へ、この成分は真皮へ、これは線維芽細胞にダイレクトに効くなど、適材適所で送り込む。優れたデリバリー技術を搭載している高級化粧品ならばあたりまえのこと。

さらに不老不死がかなえられるのではないかと期待が高まるiPS細胞の研究をはじめ、再生医療研究が次々と高級化粧品に応用されているから、10年前と比べて若返り効果は2倍以上の実感が。その進化ぶりにも注目したいものです。

■2:あえて過酷な環境にある植物から抽出した成分を投入。稀少な地球の資源を肌に注ぎ込む!

たとえばゲラン『オーキデ アンペリアル ブラッククリーム』のメイン成分は南米ペルーに生息するブラック オーキッド(蘭)、シャネル『サブリマージュ』はマダガスカル島に生息するヴァニラ プラニフォリアなど「高級化粧品」は植物成分に特別なこだわりがあります。

テクノロジーが発達した今、秘境まで行かずとも、高機能成分をつくり出すことは可能なのではと思いますが、「ケミカルな成分を、お金をかけてつくるよりも、古来から過酷な環境下でも生き抜いてきたパワフルな野生の植物を活用したほうが、エイジングケア効果もコストパフォーマンスも高いのです」(近藤さん)

植物成分の研究から画期的な商品の開発につながることが多いため、植物学の専門家が優れた成分を求めて、まるで宝探しのように世界中を旅しているし、その抽出法研究にも余念がない。地球の資源とハイテク技術の融合が奇跡の成分を次々と生み出し、それを贅沢に配合しているのが「高級化粧品」なのです。

■3:脳の快楽スイッチがオン!贅沢な香料が使えるのは「高級化粧品」ならでは

化粧品に使える香料素材は天然香料が約200種、合成香料は1000種以上。同じ香料でも香り純度の低いものから高いものが存在し、使用する香料は調香師がコストに合わせて使い分けるそう。つまり予算が潤沢な「高級化粧品」は、天然のバラやアイリスの精油など上質な素材を使用できるのが強みで、「贅沢な香りほど、脳の快楽スイッチが入りやすくなる」というのが賢者の共通意見。

嗅覚は、脳の神経系統とダイレクトにつながっているので、香りによって脳の機能がどれくらい影響されるのかという研究は盛んに行われていますが、未解明なことがまだまだ多い。一流メーカーは大学との共同研究を進めていて、香りの作用でストレスの浄化はもちろん、肌荒れの改善、皮脂抑制など肌にダイレクトに効果を発揮するということはすでに解明ずみ。将来は、この香りを嗅ぐとシワやシミが消える!?なんていう時代が来るかもしれません。

■4:日本人の「感性豊かな肌」があってこそ生まれた極上のテクスチャー

欧米人と比べて表皮が薄く繊細な日本人の肌が、「高級化粧品」の世界水準を高めるのに役立っていることを知っていますか?ある外資系の研究所では、日本人の繊細な肌感性をリスペクトしていて、日本人駐在員の奥様限定で使用テストを行っているという噂もあるほど。

「高機能成分を豊富に含み、エイジングケア効果も最高だけれど、テクスチャーがいまひとつ…であれば、もう一度つくり直すというのは、開発秘話でよく聞く話。効果効能だけ求めるなら、薬のほうが即効性では優れていますが、毎日使いたいとは思わないですよね。使ったときの心地よさや喜びを感じられることも『高級化粧品』の条件です」(近藤さん)

さらに、線維芽細胞が活発になるようにあえて圧がかかる感触や、肌機能を高めるために神経のセンサーに引っかかる感触にする、など、見えないところで「効かせる技術」を搭載していることも知っておきたいです。

次回は、賢者が選ぶ高級化粧品「化粧水」編をご紹介いたします。

※掲載した商品は税抜です。

問い合わせ先

  • カネボウインターナショナルDiv. TEL:0120-518-520
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