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「いい声」アーティスト特集 マキタスポーツが価値ある分析資料を特別公開!

  • 2019.9.1
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「ザ・カセットテープ・ミュージック」9月1日(日)放送は「いい声」特集
KADOKAWA

マキタスポーツ&スージー鈴木出演の「ザ・カセットテープ・ミュージック」(毎週日曜夜9:00 BS12 トゥエルビ)、9月1日(日)放送は、「いい声」のアーティストを特集する。

【写真を見る】マキタスポーツ自作の「いい声」分析資料がたくさん公開される

今回も東京・大森のベトナム料理店「アジアンテーブル&バー・レン/REN」での収録。カセットガールのうめ子こと河村唯がアンバサダーを務める店を舞台に、飲んだり食べたりしながら進行する。

冒頭、マキタスポーツから「いい声」だと思うアーティストを尋ねられたうめ子は、「椎名林檎さん、男性はコブクロさん」と返答。そして、コブクロを好む理由について「そのまま寝れる感じ。エー波が流れてる!?」と説明する。それを聞いたスージー鈴木はうれしそうに「エー波ってα波のことですか?」とツッコむのだった。

スージー鈴木は「いい声」特集に当たって、「スージー鈴木の好きな世界水準の日本人ボーカリスト特集」というテーマを自ら設定し、大好きな女性ボーカルを紹介していく。

まずは竹内まりや「もう一度」(1984年)をセレクト。「竹内まりやは優れたシンガー・ソングライターでもあるけれど、やっぱり本質的にはシンガーだと思う。低いところでふわっと響く声が世界水準」と述べた後、竹内の歌声を聴くと想起するというカーペンターズの「オンリー・イエスタデイ」を聴かせる。

スージー鈴木は「こう言うとどちらのファンにも叱られるかもしれないけれど」と前置きしつつ、「声質だけで言えば、竹内まりやは『日本のカレン・カーペンター』と言ってもいいんじゃないかと思う」と、二人の低い声の魅力を称える。

片やマキタスポーツは今回、「自分なりに表を作ってきたんですよ」とExcelを使って自作したプレゼンテーション資料を用いながら「いい声」の分析を進める。その資料にしたためた私論は、番組中幾度も披露される。

一人目に選択したのはマキタスポーツいわく「歌怪獣」の島津亜矢。2004年の「帰らんちゃよか」を聴く。楽曲が流れる間、マキタスポーツもスージー鈴木も「いいですね」「うまいですね」と繰り返し発言。マキタスポーツは我慢できず「あやちゃーーん!」の掛け声まであげる。

そして「2015年の『NHK紅白歌合戦』でこの曲を歌ってて、ぶったまげたんですよ。大みそか、油断してるおじさんを振り向かせるシンガーが本物。どんだけの声かってこと」と熱弁する。

実はその年明けにスージー鈴木とその話になり、同様の感想を抱いていた二人で盛り上がったことも打ち明ける。

その上で、島津亜矢の声の魅力について、「声の厚み」「声の印象座標」といったテーマで作成した資料を見せながらまるで講義のように長々と語っていく。

続いてスージー鈴木は「日本人最高峰は島津亜矢、それともう一人いる」と夏川りみをピックアップ。「Amazing Grace」を選曲する。

うめ子(河村唯)は夏川りみの歌声を聴いて「高いですよね。高いと細くなるはずだけど、高いのに深い。厚みがあるというか」と印象を。そこから話は「倍音」、さらには「ホーミー」へと発展する。

マキタスポーツセレクトでは、田島貴男(ORIGINAL LOVE)の分析が面白い。まずはシングル「接吻 kiss」の1993年バージョンをリスニング。

マキタスポーツは田島の声を「熟成のエイジング。ボディ鳴りのする楽器性」と独特のフレーズで表現し、「楽器は使い込んでいくことで音の鳴り方が変化する。経年変化をしていく。最近の『接吻』の鳴りはヤバい」と、近年のライブバージョンとの聴き比べを勧める。

そして、田島の特徴ある歌い方について「歌の世界でウェザリング(塗装方法:汚しによる演出)をやっている感じがする。それで味を作っている」と魅力を伝える。

その他、「平原綾香さんは『ふくらはぎから声が出ている』と表現した」(マキタスポーツ)という玉置浩二、「『Me and Bobby McGee』の最後の120秒が最高」(スージー鈴木)というジャニス・ジョプリン、そして、マキタスポーツが「未成熟の美」という観点で選んだシブがき隊など、「いい声」をテーマに二人がそれぞれの思い入れでピックアップした8アーティストの解説は、いずれも傾聴の価値がある楽しい内容になっている。

最後に、「音楽って自由だなって思いました。先生とかにうまく歌えって言われるけど、こうやっていろんな声を、あれがいいこれがいいと語れるのなら、じゃあ自由なんだと思う。二人が歌う人の声に合わせてプロデュースをしたら面白いと思う」と感想を述べたうめ子。「じゃあ二人でうめ子をプロデュースしましょう」とスージー鈴木は提案するのだった。(ザテレビジョン)

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