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奥深き“ピンク映画の世界”…“R15”と“R18”でタイトルがまるっきり違うのはなんで?

  • 2019.8.27
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Netflixで配信され、大きな話題を集めている「全裸監督」。本作はAV業界の盛り上がりを描いているが、このAV旋風により追いやられていったのが“成人映画”だ。現在では成人映画館が都内にもわずか数館と、多くの人にとっては手が出しづらくなってしまったが、そんな世界を楽しむことができるイベントが開催されている。

【写真を見る】ピンク映画のR15+版とR18+版のタイトルの違いがおもしろい!(『スナックあけみ』)

【写真を見る】ピンク映画のR15+版とR18+版のタイトルの違いがおもしろい!(『スナックあけみ』)
[c]OP PICTURES

まるっきり異なるものまで!R15+とR18+の違いがおもしろい!

9月5日(木)まで、テアトル新宿にて行われている“ピンク映画の祭典”「OP PICTURES+フェス2019」。日本で最初のピンク映画『肉体の市場』(62)を配給した大蔵映画から派生した「OP PICTURES」が、より幅広い層に作品を楽しんでもらうために、往来のR18+作品とは別にR15+版として製作するプロジェクトが「OP PICTURES+」だ。2015年から始まり、5回目の開催となる今年は、全15本のR15+バージョンを上映する。

『平成風俗史』のR18+タイトルは『平成風俗史 あの時もキミはエロかった』
[c]OP PICTURES

このR18+版とR15+版には、規制の面で様々な違いがあるが、なかでも目につくのがタイトル。例えば『スナックあけみ』が、R18+では『スナックあけみ 濡れた後には福来たる』という似たパターンもあれば、『劇場版・悦楽クリニック!凛子の淫らな冒険』が、R18+では『性感治療 股ぐらの処方箋』というなんとなく共通性を感じさせるもの、さらには『長崎家の崩壊』がR18+で『田園日記 アソコで暮らそう』という“まるっきり違うじゃないか!”とツッコミたくなるようなものまであるのだ。

『死にたくなるよと夜泣くタニシ』のR18+タイトルは『牝と淫獣 お尻でクラクラ』
[c]OP PICTURES

タイトルがここまで違う理由を聞いてみた!

なぜこのようにタイトルに大きな違いがあるのか、大蔵映画の担当者に疑問を投げかけてみたところ、明確な回答が返ってきた。その理由はズバリ「“R15+”と“R18+”とはあくまでもそれぞれが単独作品であるから」ということだ。

『まん・なか -You're My Rock-』のR18+タイトルは『トーキョー情歌 ふるえる乳首』
[c]OP PICTURES

そもそもR15+版をR18+の再編集版と認識している人も多いかもしれないが、それは間違い。R18+から濡れ場を削ったものがR15+になるというわけではなく、初めから2バージョンを作る意図で脚本を書いており、R15+版のためだけの撮影も行なっているのだとか。一般劇場での上映を視野に入れているため、物語の部分に厚みが増し、尺もたいていはR15+のほうが長いのだそう。

タイトルの付け方については「R18+に使われる成人映画特有の言葉の制約を除いては特にありません。タイトルだけで内容が伝わるものから、観た後に意味がわかるものまで様々。なかでも一番考慮していることは、なによりも作品をお客様にぜひ観てみたいと感じていただけるか、最大限楽しんでいただけるか」との回答を得ることができた。

SNSを中心に幅広い層に浸透中!

『言えない気持ちに蓋をして』のR18+タイトルは『ホロ酔いの情事 秘め事は神頼み』
[c]OP PICTURES

晴れて5回目を迎えた今年の「OP PICTURES+フェス」だが、反響については「いままでのピンク映画のお客様に加え、一般劇場での上映ということで映画好きな方たちにも年々浸透し、客層が大きく広がったことが感じられました」とのこと。特に観客が上映後に映画の感想や劇場の雰囲気をアップしたことで、日を追うごとに来場者が増えていくという現代ならではのSNSでの盛り上がりもあるようで、これまで観てこなかった層にも大いに受け入れられているようだ。

なかなか目にすることができないピンク映画を一般の映画館で楽しむことができる「OP PICTURES+フェス2019」。これを機にディープな世界に足を踏み入れ、R18+と見比べるなんてことにも挑戦してみてはいかがだろうか!?(Movie Walker・文/トライワークス)

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