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秋の週末は、香港で「食欲」「芸術」「行楽」をぜ~んぶ楽しむ女子旅へ

  • 2019.8.22
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夏季休暇が終わり退屈な日常にタメ息をついている皆さん、秋の行楽シーズンはもう目の前に迫っています! 9月のシルバーウィークは三連休が2回、10月にも三連休が1回。遠くに行くのは難しいけれど、2泊3日あればアジアは余裕で楽しめます。この機会に、いま大人女子の旅先として人気の香港で、「〇〇の秋」を堪能しませんか? GINGERweb取材班が最新の香港をレポートします。

お楽しみを上手に組み合わせて“秋”を満喫

“長寿世界一”として知られる香港人。その秘訣は、やはり食にありと考えるのが自然でしょう。身体に良いとされる多種多様な食材を用いて調理される中国の食文化と、西洋文化がもたらした洗練が融合。香港には、“ここにしかない味”でグルメを魅了する美食レストランがたくさん。

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Licensed by Getty Images

そして、アジアのアートシーンをリードしている香港。新しい施設も続々と増えて、見どころ&行きどころが満載です。もちろん、“100万ドルの夜景“もしっかり観賞しないと後悔が残りますよ。

限られた旅程で思う存分に“秋”を味わうために、アラサー世代におすすめの旅プランを厳選紹介します。

※2019年、今年は“日本香港観光年”ということで、観光で相互の交流をより深めるための特典が幾つも用意されています。旅立つ前に、観光局のHPでチェックを!

@戲曲中心 北京ダックを堪能して ➡ 広東オペラ鑑賞へ

香港の新しいカルチャー中心地となるべく、大規模開発が進む西九龍文化地区(West Kowloon Cultural District / WKCD)。今年1月にこの注目エリアに完成した舞台芸術劇場「戲曲中心(Xiqu Centre)」は、旅のスケジュールに必ず入れておきたい最新スポット。

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©GINGERweb

中国の伝統的なランタンにインスピレーションを得たというユニークな外観は、すでにこのエリアのランドマークになっています。
ぜひ、施設内にある話題のレストランで食事を楽しんでから、シアター入りして観劇を!

滿樂中菜(MOON LOK CHINESE RESTAURANT)

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この5月にオープンしたばかりながら、すでに大人気のレストランがこちら。
中国料理人として30年のキャリアを誇るエグゼクティブシェフ 許美德氏は、香港の有名人。伝統的な中国料理を、モダンかつ馴染みやすい形にアレンジしたプレゼンテーションは、めちゃ日本人好みです。

この店で絶対にオーダーしたいのが「招牌片皮鴨(Signature Peking Duck)」。時間をかけてじっくりローストされた北京ダックは、文字どおり絶品!
丸ごと運ばれてきて、目の前でカットしてくれます。

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てらてらと光沢を放つ、素晴らしい焼き色にご注目ください(笑)。

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きれいにカットされてサーブされます。カリカリの皮と、柔らかくて濃厚な身。ひと口めの感動が、最後までずっと続きます。あ~、独り占めしたい。

でも、待って。食べるべき料理は、他にもいっぱい。

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© MOON LOK CHINESE RESTAURANT

取材班が初めて食した、香港名物「杏汁燉白肺湯(Double-boiled Pig's Lung and Almond Soup)」は、杏仁と豚の肺をコトコト煮込んだ白いスープ。
香港では、“これが美味しい店なら間違いナシ”といわれているそう。で、もちろん、ここの白いスープが唸るほど美味しかったのです!
体にしみるほっこりとした優しい味わいで、クセがないのに、あとを引く・・・という(笑)、必ずやまた食べたくなる一品なのでした。

⇩滿樂中菜のさらなる魅力は、こちらでチェック!

●滿樂中菜
TEL:852・3622・1449
営業時間:9:00~23:00
http://www.buick-hk.com/restaurant/moon-lok-chinese-restaurant/


胃袋が幸せに満たされたところで、いざ観劇へ―—

茶館劇場(Tea House Theatre)

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滿樂中菜と同じフロア、30メートルほど移動した先にある茶館劇場へ。
戲曲中心には、本格的な演目が上演されるグランドシアター(約1000席)と、ビギナーでも気軽に楽しめるこちらの小さめのシアター(約200席)があります。
“茶館”という名前からも想像がつくかもしれませんが、お茶や点心をいただきながら舞台鑑賞できるのです。

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入ってみると——もうすでにけっこう座席が埋まっていました。観光客だけでなく、ローカルの皆さんにも人気の様子。

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座席の脇机には、点心と中国茶のサービスが。ディナーを済ませてきたものの・・・デザート気分で、またペロリ。

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この日は、南音(中国の伝統楽器の演奏+広東語の歌劇)、広東オペラの独唱やパフォーマンスなど、休憩を挟んで6つの演目が披露されました。
テンポよいステージ構成で観る者を飽きさせることなく、たとえ言葉が理解できなくても、琵琶、三弦、洞簫、古筝、拍板・・・などの珍しい楽器たちが奏でる耳新しい音色、艶やかな衣装やメイクを纏(まと)った演者の独特の歌声に聞き入っているうちに、あっという間に時間は過ぎてしまいました。

演目中の撮影は禁止なので、カーテンコールで登場した皆さんをパチリ。ユネスコ無形文化遺産である広東オペラ、その伝統を引き継ぐ若手アーティストたちに拍手!

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施設のアトリウムは、憩いのスペースになっています。伝統的な広東オペラの仮設劇場を再現した展示スペースも。
シアター、レストランのほかに、中国茶ショップ、広東オペラにまつわるアイテムや香港雑貨を扱うセレクトショップもあり。お土産探しに覗いてみて。

●戲曲中心
住所 : 88 Austin Road West, Tsim Sha Tsui, Kowloon
TEL : 852・2200・0022
営業時間 : 10:00~22:30 無休

@大館 最先端チャイニーズに舌鼓 ➡ 現代アート鑑賞へ

香港島サイドに昨年5月オープンして以来、新名所として大人気なのがこちら、セントラル警察署建築群を大規模リノベーションした「大館 (Tai Kwun)」。

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歴史的建造物としての建築鑑賞だけでなく、ミュージアム、レストランやカフェ、ファッションからインテリアまで多様なショップが揃っています。
なかでも、上の写真の建物、警察總部大樓 (Police Headquarters Block)の2階にあるレストランが大人女子におすすめ!

The Chinese Library

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足を踏み入れた瞬間、このノスタルジックモダンなインテリアにテンションが上がります。このラグジュアリー空間で、広東料理をベースにしたチャイニーズフュージョンを楽しめます。

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「河塘彩虹 (Tai chi rainbow)」と名付けられたこちらは、冬瓜、紫芋、中国ヤムイモを蒸して、ゆり根やレモンバームが添えられたひと皿。う、美しい・・・。
女子好みの食材を揃えて、美味しくまとめ上げたこのセンス。天才ですな——と感激していたところに、シェフが登場。

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エグゼクティブシェフ JUNNO LI 氏

作り出す料理だけでなく、シェフからの料理の説明もとても丁寧。
前菜の「藤椒拌翡翠 (Jade flower)」の、この芸の細かさを見て!

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なんて繊細なんでしょう! 細部まで完璧な仕事ぶりは、すべての料理に徹底されていて、ひと皿ごとに興奮が高まっていきました。

⇩The Chinese Libraryのさらなる魅力は、こちらでチェック!

●The Chinese Library
TEL : 852・2848・3088
https://chineselibrary.com.hk/experience


感動の食時間を終えたら、施設内を散歩しながらミュージアムへ――

JC Contemporary & F Hall Studio at Block 17

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大館内にあるこちらの建物は、Herzog & de Meuronによってデザインされたミュージアム。車両のホイール部分をリサイクルしたという、黒い外壁が目印。

取材班の訪問時に開催されていたのが、「MURAKAMI vs MURAKAMI」展。

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60以上のアート作品が展示された大規模展ということで国内外から注目され、連日大賑わいです。(~9/1まで)

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このミュージアムはコンテンポラリーアートの展示会が多く、高い天井の広~い空間が用意されています。巨大な村上作品が並んで、ものすごい迫力。
壁面だけでなく、床面まで、村上アート! さらに彫刻やコスチューム、アニメーションまで、彼の世界観にどっぷりと浸かれます。

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カメラに収まりきらない、大型作品に圧倒されます。
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子供たちも村上ワールドに夢中!

プリッカー賞や世界文化賞建築部門などの受賞歴があるHerzog & de Meuron(ヘルツォーク&ド・ムーロン)が手掛けたミュージアムの建物自体も、ぜひこの機会にじっくり鑑賞して!

「MURAKAMI vs MURAKAMI」
会期:開催中~9日1日
開館時間:10:30〜19:00(金〜21:00)
休館日:会期中無休
料金:75香港ドル

ミュージアム含め、大館で開催されるイベント&展覧会についてはHPでチェック、チケット購入も可能です。

●大館( (Tai Kwun)
https://www.taikwun.hk/en/programme
住所:10 Hollywood Rd, Central
TEL:852・3559・2600

@ビクトリア・ハーバー 特等席から夜景観賞 ➡ アートなレストランでディナー

夜景を存分に楽しむことは、香港旅のお約束。移動中の車窓からチラ見したぐらいで終わらせず、夜景観賞のための時間をしっかり確保しましょう。
・・・となれば、ビクトリア・ハーバーから出航するクルーズ船上から、九龍サイドと香港島サイドの煌めくビル群をいっぺんに楽しむのが正解。
気持ちよい夜風に吹かれたあとは、ハーバー近くの魅惑のレストランヘ!

Ducklingでシンフォニー・オブ・ライツ

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夜景を観賞するなら、日が落ちきる前にビクトリア・ハーバーへ。暮れゆく空の下、海沿いのビル群に次々と明かりがともり始めるのを眺めるのもロマンティック。

“世界最大の光と音のショー“としてギネスブックにも認定されているシンフォニー・オブ・ライツ(Symphony of Lights)。九龍サイドと香港島サイド、どちらからもクルーズ船が出航しています。

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今回取材班は、香港島サイドのCentral PierからこちらのDuckling(ダックリン)に乗船。赤い帆とウッドデッキが特長的なクラシックなルックスは、古代中国の釣り船をイメージしたもの。ゆっくりと進む船のデッキに座って、ビールやソフトドリンクをいただきながら、ショーの始まりを待ちます。

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あ! 始まりました!! 香港コンベンション&エキシビション・センターの向こうから、ブルーのレーザービームが! さらに——

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あちらこちらからサーチライトやレーザービームが放たれ、壁面にLEDパネルでインタラクティブ画像やメッセージを映し出しているビルも! 船上にいるから視界は360度、光と音に包まれる夢のような時間が流れていきます。

香港フィルハーモニー管弦楽団による音楽が、よりいっそうショーを盛り上げてくれました。

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水面に浮かび上がる、まるで虹のようなライティング。これで華やかさが倍になっている気がしますね。香港の夜景が美しい秘密は、ここにもあるのかも!
“100万ドルの夜景”をしっかりまぶたに焼き付けたところで、ダックリンは九龍サイドにあるTST(チムサアチョイ) Pierに到着。

●Dukling
https://www.dukling.com.hk/en/home/
※2019年日本香港観光年の特典で、チケット10%オフほかプレゼントあり。


さあ、お腹が空いてきました。徒歩でレストランに移動します―—

Van Gogh Senses

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ダックリン船から降り立ったTST(チムサアチョイ) Pierから徒歩5分程度、異国情緒たっぷりのコロニアル建築が美しい「1881Heritage」に到着。香港の建築物文化遺産に指定されているこの建物は、香港警隊前水警総部が過去100年にわたり使用していた歴史的建築物なのです。このなかに、目指すレストランがあります。

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上の写真の絵を見て、ピンときました? そう、こちらは、オランダを代表する画家 ヴィンセント・ヴァン・ゴッホをフィーチャーしたビストロで、食事だけでなく、ゴッホのアート作品にちなんだスイーツや雑貨のショップ、カフェ、フラワーショップも展開しています。
まさに、芸術の秋と食欲の秋を一度に楽しめるスポットなわけです!

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まずは、オレンジフレーバーのMOCKTAILS(モクテル)で乾杯。
ビストロエリアは、壁面に飾られたデジタルアートを際立たせるかのように、控えめの照明に。その効果もあって、いい雰囲気の大人の空間。

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料理はご覧のとおり、ゴッホの繊細な絵画を彷彿させるアートのような美しさ! 「Courtesan, After Eisen, Paris,1887」と名付けられたこの料理は、1887年にゴッホが描いた同名タイトルの作品からインスピレーションを得たもの。
鱈の味噌焼きにお米のトゥイルと青梗菜が添えられています。

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食事中に、ゴッホ作の「Courtesan (after Eisen)Paris」がデジタルアートで披露されるニクイ演出も。

Courtesanとは、すなわち“遊女、花魁(おいらん)”。ジャポニズムに心酔していたゴッホが、江戸時代の浮世絵師 渓斎英泉(けいさいえいせん) の作品「雲竜打掛の花魁」をモチーフに描いたもの。・・・なので、味噌漬け、お米と、日本を意識した素材が使われていたわけですね。

こんなふうに食とアートを同時に楽しめる、まさに“秋”に訪れるのにぴったりのレストランなのです。

⇩ヴァン・ゴッホ・スタイルのさらなる魅力は、こちらでチェック!

●Van Gogh Senses
住所 : Shop208, 1881 Heritage, 2A Canton Road, Tsim Sha Tsui
TEL : 852・2622・2887
https://www.vangoghsenses.com/en/

いかがでしたか? 美食レストランで“食欲の秋”、観劇やミュージアムで“芸術の秋”、クルーズ船に乗ったり夜景を愛でる“行楽の秋”・・・すべてが実現する香港への旅。片道4時間程度の距離感も、思い立ったら気軽に旅立てるポイントです。欲張りな“秋”を楽しむ旅、すぐに計画しましょう!

取材協力/香港政府観光局
http://www.DiscoverHongKong.com

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