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二の腕の引き締めには逆腕立て伏せ!?専門家おすすめトレーニング

  • 2019.8.21
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二の腕が太くなってしまう原因には、「押す」動作が不足していたり筋肉と脂肪の形もあらわになりやすいことに原因があります。スポーツトレーナーのKISAFU先生に、二の腕が太くなってしまう原因から、引き締めに効果的なトレーニングまで細かに教えていただきました。

二の腕に贅肉が付いてしまう原因

使用頻度の違い

日常生活で腕力が必要な時といえば、何かを「持ち上げる」動作が特に多いと思いますが、何かを「押す」動作で腕力を使うシーンは少ないのではないでしょうか。

この「押す」動作の時に働くのが二の腕の筋肉なのですが、日常では「持ち上げる」ための力こぶの筋肉を使っていることが多いのです。

昔は、雑巾掛けや洗濯板での洗濯など、現代ではやらなくなってしまった動きの時に二の腕の活躍の場が多くありましたが、便利な世の中になるほど使う機会が減ってしまったことが、二の腕に贅肉がつきやすい原因の一つです。

二の腕の形状

二の腕の筋肉は細長く、脂肪がついてしまうと対比して著しく目立ってしまいます。

そもそも筋肉は主にタンパク質で構成されており、繊維質がぎゅっと凝縮しているのに対し、脂肪は繊維質に水分が絡まり膨張しているような状態です。そのため同じ1kg分の筋肉と脂肪の総面積では、明らかに脂肪の方が大きいことがわかります。

二の腕は他の体の部位よりもラインがはっきり見える分、筋肉と脂肪の形もあらわになりやすく、贅肉として認識されやすいのも原因のひとつです。

二の腕を細くする方法

肘を曲げる、荷物を抱えるといった動作では力こぶの筋肉しか使われないので、逆の動きを意識的に増やしてみましょう。逆の動きとは肘を伸ばす、物を押すといった動作です。

例えば、床掃除の時に掃除機やフローリングワイパーなどを腕全体で大げさなくらいの動きで行う、近くにある物をとる時にあえて遠い方の腕を使う、など。最初は意識しないと使いづらいと思いますが、まずは習慣化させてみることで贅肉がつきにくい二の腕が手に入ります。

二の腕を細くするトレーニング「リバースプッシュアップ」

二の腕を引き締めるための代表的なトレーニングは「リバースプッシュアップ」です。その名の通り、腕立て伏せの逆バージョンのことです。

<やり方> お尻の高さくらいの椅子(ローテーブル)の前にお尻を向けて立ちます。そのまま持たれるように両手を椅子(ローテーブル)に置いて、両肘を曲げ上体を真下に沈めていきます。これ以上肩が上がらないという状態まで下がったら、腕の力で上体を押し戻し元の姿勢に戻ります。

これを10回ほど繰り返します。リバースプッシュアップは、二の腕のトレーニングだけでなく猫背予防にも効果的です。同時に、猫背改善は二の腕の引き締めにも相乗効果がありますので、せっかくトレーニングを続けるならば猫背にならないよう姿勢を正す癖もつけていきましょう。

トレーニングを行う際の注意点

二の腕のトレーニングを行う際は、前後でストレッチをしておくと良いでしょう。肩関節が柔らかくなり、肩甲骨周りから二の腕まで広範囲で引き締め効果が期待できます

逆に、ストレッチ不足の状態でトレーニングを続けると肩関節の怪我の元になる可能性があります。ダイエットのために始めたトレーニングで五十肩などにならないよう、ストレッチで怪我予防をし、トレーニング効果を高めていきましょう。

二の腕を効果的に引き締めよう!

二の腕の引き締めには、肘を伸ばしたり押したりする動作がポイント。リバースプッシュアップのトレーニングはもちろん、逆の動きを意識的に取り入れて、理想の二の腕を手に入れてくださいね!

この記事の監修者

KISAFU

柔整鍼灸師である父親の影響を受け、21歳で柔道整復師の免許を取得。サッカーチーム、アーティストグループ帯同の他、出張型整骨院でトレーナー活動中。現在、一児の母としての経験も生かし、マタニティトレーニングや産後ダイエットも指導中。

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