1. トップ
  2. 恋愛
  3. 子どもに優しくできないのはママのせい? 「最近の母親は甘い」と言われて思ったこと【今日もゆる育児日和 Vol.4】

子どもに優しくできないのはママのせい? 「最近の母親は甘い」と言われて思ったこと【今日もゆる育児日和 Vol.4】

  • 2019.8.17
  • 68560 views

こんにちは!ウーマンエキサイトの読者のみなさん、中川マナです。

日本は夏休みですね。

子どもは楽しい夏休み、ママは大変夏休み…。


私たちも、今回初めてこちらで(セブ島)夏休みを経験しました。

移住したタイミングもあって、学校が始まるまで3カ月。

先日やっと新学期がスタートし、ホッとしたところです。

長かった…。




■「いいママ」ではないと自己嫌悪するママたち

「キャパMAX」な日が続くと、子どもにイライラしやすくなります…。

たとえば下の子が赤ちゃんで、睡眠時間がまちまち、かつワンオペ育児で、上の子がイヤイヤ期なら、もういっぱいいっぱい。

ときどきそういう状況のママさんからLINEをもらいます。




『子どもに冷たくしてしまう、怒鳴ってしまう、自分をおさえられない。自分は優しくない、いいママでない、と、夜子どもの寝顔を見ながら自己嫌悪しています』

というような内容です。


ありますよね、そういう夜。

それが続くとほんとうに苦しい。

でもその、「優しくない」、「自分が悪い」ってどの程度が本当なんだろう?


■「自分に優しく」が、「子どもに優しく」につながる

私は「人は環境の一部」だと思います。

人間関係、経済状況、睡眠など生理的なもの、社会や地域の慣習など…。

周りからの影響を受けないでいることは難しい。


特に、自分から近い人からほど、人は影響を受けます。






人は周囲と影響しあっているのに、まだまだ世間は何かあると母親に責任を求めすぎです。

なので、そういう声を真に受けて自分を責めなくて大丈夫。

それより「子どもに優しく」の練習にもなるから、自分に心を寄せてあげたいです。

少し心に余裕ができてはじめて、今後どう変えていけるかを実践できると思うからです。




■面識のない人から「甘えている」と言われた話

娘が赤ちゃんだったとき、子連れで歩くと知らない人からよく話しかけられました。

ときどき、話がお説教の方向に行く人もいて困惑…。





要は「自分のときは大変だった」「でも頑張って耐えた」「なのに最近の人は頑張ってない」というような趣旨でした。


びっくりしたのと、

圧倒されたのと

娘をやたら触られてることが気になるのとで

結局何か言い返すようなことはできませんでした。





なんというか…。

長く我慢を重ねるうちに、歳をとったら若い人をつかまえて「あなたも耐えなさい」と言いたくなるのはわかります。

他の人がラクそうだったら自分が耐えたことが甲斐がない、ムダのような気がしてもおかしくない。

でも…自分は年をとってから、若い人や子どもにそんなふうなことを言う人にはなりたくない。

「私も我慢、あなたも我慢、みんなで我慢」という世界は、想像しただけで胃がキュッてなる!!

自分はあとに続く人にはお説教じゃなくて優しいバトンを渡したいと思いました。



■愛はあるはずなのに、とっさに厳しい言葉がでるとき

自分に厳しく頑張りを重ねていると、事実はどうあれ、他の人が自分と比べ「頑張っていない」ように見えやすく、とっさに「甘えている」などの判断をしがちです。

誰しも子どもに「この先、この子に何かあったときは絶対に子どもの味方でいたい」という思いがあると思います。




でも自分自身が頑張りすぎてギリギリだと…子どもに寄り添うのも難しくなります。

自分に優しい言葉を掛けるのに慣れていたら、子どもに優しくするのも「慣れたこと」になるはず。

今、日々がしんどいママほど、練習だと思って、自分にも優しく、自分を責めないであげてね。




自分を責めるのをやめれば全てが解決するわけではありません。

でも、日本のほとんどのママたちは、けっこう苦しい状況の子育てでも心を尽くして子どもを育てています。

なのに何かあると自分を責めてしまう人がほんとうに多いので、よくこういう話を書いてしまいます…。


ちなみに!

子どもに大事なことを伝えるときも「責める」要素の有無で伝わり方が全然違います!

話を聞いた子どもが、伝えたことを実行してくれる度合いも違うんですよ。

その話はまた今度…


それではまた!

(中川マナ)

元記事で読む
の記事をもっとみる