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「せんず」以外にも読み方がある「先ず」、なんて読む?使い方も要注意な言葉です!

  • 2019.8.14
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「先ず」ってなんて読む? 毎日のように使用している言葉です!

良く使う、耳にする、当たり前のように思っていた言い回しが、実はおかしな日本語だったとしたら? 今回はそうした「おかしな表現」を誘発しやすい言葉をピックアップします。間違った日本語を平気で使ってしまうShame(残念な)女性でなくRespect(尊敬される)女性でいられるように、一緒におさらいして参りましょう。

というわけで、クイズです。

【問題1】

「先ず」という言葉の、「せんず」以外の読み方をお答えください。

即答できないという方は、スクロールしてヒントをご覧ください

「先ず」の読み方は?

ヒント1:「先(せん)ず」より、ずっとよく使う言葉で、「ほかより先に行う」「ある程度確信できる」というような意味を持つ言葉です。

2:会話での使用例「先ずは乾杯しましょう」

わかりましたか? 正解は?

正解は… 先(ま)ず です。

「まず」です。文豪の小説などで目にしたことのある方もいるのでは?

「先(ま)ず」についてのお話の前に、タイトルと問題にも出た「先(せん)ず」という、耳慣れない日本語の解説をしておきます。

「先(せん)ず」の意味は「人より先にする。先(さき)んずる」になります。かなり古めかしい言い回しですが、この言葉を載せている辞書が複数ありましたので、問題の「先(ま)ず」と混乱しないよう、先に出しておきました。

さて、本題の「先(ま)ず」ですが、漢字表記で見るより、「まず」とひらがなで見ると、「ああ、あの『まず』?」とピンとくる方も多いでしょう。日常会話にも頻繁に登場する言葉です。たとえば…

「まずはご挨拶しましょう」←他より先に行う、という意味の「まず」。

まず間違いない」←ある程度確信できる、という意味の「まず」

などなど。

しかしこの「まず」という言葉、実は大変誤用が多いのです。

「まず最初に」という表現です。よく耳にする言い回しですが、この場合は「先(ま)ず」という言葉を「他より先に行う」の意味で使っていますので、「最初に」と重ねて使うのは、実はおかしいのです。

たとえば、「まず最初に私の自己紹介をさせていただきます」という会話文の意味をひらいて考えると

「他より先に、一番はじめに、私の自己紹介をさせていただきます」と重複表現になります

文脈的に、ものすごく自己アピールの激しい、うっとおしい性格のような表現になってしまい、いささか恥ずかしいですよね?

似たような表現で「一番最初に」というのも「一番はじめに、一番はじめに」と、同じ意味の言葉を重ねていることになりますので、ご注意ください。

…というところでもう一問、クイズを出題します。

【問題2】

以下の会話文の間違いを正してください。

Aさん「明日は、遊園地のプールに出かける予定なの」

Bさん「炎天下のもとで長時間の運動は、水遊びといえど、熱中症の危険性が高いそうなので、お気をつけくださいね」

…間違い、見つけられましたか?

どこが間違っているでしょうか?

正解は・・・ Bさんの言い回し「炎天下のもとで」が間違っています。正しくは

Bさん「炎天下で長時間の運動は、水遊びといえど熱中症の危険性が高いそうなので、お気をつけくださいね。」

というような言い回しになります。「炎天下のもとで」は×、「炎天下で」が◯。

重複表現が言葉のクセのように定着してしまっているケースも目にします。

「炎天下」とは「炎天=夏の焼けるように暑い日差しの天気」+「その下(もと)」という構成の言葉なので、

炎天下のもと」という言い方では「夏の焼けるような日差しのもとでもとで」と重複してしまい、おかしいのです。

人様が間違えていた場合に、わざわざ訂正するのは無粋な気もいたしますが、だからこそ大人の女性としては、きちんとした言葉づかいで話したいものです。

大人になると、人様が間違いを正してくださる、という機会にはなかなか出会えないものです。セルフチェックをして、自分を磨いて参りましょう。

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