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「破局直後」にするべきこと、しないほうがいいこと7

  • 2019.8.13
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失恋の悲しみから立ち直るためのアドバイスとして語られる「憂さ晴らしを語った記事」には要注意! 相手に復讐心を燃やしたり、パーティー三昧の日々を送ったりしても、本当の意味で心が回復することにならない。

大切なのは“健康的に”心を癒し、新しい恋を迎える活力を育てること。そこで専門家がアドバイスする破局直後に「するべきこと・しないほうがいいこと」をコスモポリタン アメリカ版から紹介。心の回復は失恋後の大事なプロセス。自暴自棄にならず、次のステージへ上手にジャンプするために、この時期を大切に過ごして!

1.不要な情報は遮断する

破局後にやっかいなのがSNSの存在。別れた直後に相手をフォローから外したり、タイムラインから削除したりすると、「私がフラれたと思われる?」とか、「去っていった相手を、逆に喜ばせてしまうのでは?」と自意識過剰に深読みしてしまい、やせ我慢してそのままフォローし続けている…なんて人も多いかも。セレブでもない限り、あなたのSNSの動向を皆が気にしているわけではないけれど、でも、辛い時期にこそ周囲の反応やどう見られているのか気になるもの。

「破局したばかりの時期は、心身が弱っている状態です。そんなときに自分からSNSにアクセスして、元カレの現在の状況を積極的に“漁り”に行くような行為は危険です」と指摘するのは、ノーザンイリノイ大学でカウンセリング兼カウンセラー教育担当教授を務めるスザンヌ・デッゲス=ホワイト博士。デッゲス=ホワイト博士によると、SNSの普及前は別れた恋人の近況を探るのは簡単なことではなかったため、「何とかして知りたい!」という意欲もわかない人が多かったのだとか。しかし、現在は簡単にアクセスできてしまう上に、勝手にアプリが教えてくれる場合もあるのだから困ったもの。

クロエ・カーダシアンのような世界中が注目するセレブでさえ、浮気した元恋人や浮気相手のアカウントのフォローを外し、写真を削除したのは有名な話。もし、あなたが別れた恋人の存在に取りつかれているのなら、SNSのアカウントをすべて削除するべき。「ばんそこうをはがす法則と同じです。ゆっくりじわじわはがして、痛みを感じる時間を長引かせるよりも、一気にはがして痛みも一瞬の方がいいとは思いませんか?」

うん、確かに。サクッと一気に、削除&アンフォロー!

2.これからやりたいことを書きだす

自分から別れを切り出す場合でも、もうすぐ別れることになりそう…と勘づいている場合でも、破局後のことを考えておくのは有益。今後の計画を立てておくことで「恋人と別れたからといって、人生が終わるわけではない」としっかりと認識でき、悲しみから立ち直るための支えになるはず。

「別れの前に、心の中で準備しておくことは大切です。自分へのご褒美や楽しみを用意しておくことが、助けになるのです」とデッゲス=ホワイト博士はコメント。「時が癒してくれる、とよく言いますが、新しい興味や楽しみで頭がいっぱいになれば、自然と心の痛みに対峙する時間も減るはずです」。

引っ越しするなら、新居のコーディネートを考えるのもおすすめ。旅行を計画し、習い事をするもの効果的。何より、余計なことを考える時間を作らないのが肝心!

3.エクササイズをする

失恋直後はひたすら布団にくるまっていたいのもわかるけど、体を動かすことの効果は絶大なんだそう。デッゲス=ホワイト博士はアメリカ精神医学会の学術誌『American Journal of Psychiatry』で発表された、運動と鬱の関係を分析した論文『Physical Activity and Incident Depression: A Meta-Analysis of Prospective Cohort Studies』を例に挙げ、「運動は沈んだ気持ちを切り替えるのに、最高の方法です」と説明。「運動により、気分が良くなる効果のあるエンドルフィンやセロトニンが分泌されるのです」。

5キロマラソンに出場したり、ジムに入会するのももちろんだけど、ウォーキングだけでも効果があるとのこと。音楽を聴きながら散歩をした後、気持ちがスッキリするのを実感してみて。

4.新しい友だちを作る

別れた恋人が“親友”としての役割も果たしていた場合、心の穴を埋めるのは難しいもの。「あなたの生活の要であった人物を失うことは、とても辛いことです。しかし、起こってしまったことを嘆くのではなく、より自立した存在になるチャンスだと考えてください」とデッゲス=ホワイト博士。

今まで恋人と過ごしていた時間を、友情を育むことに使うのもひとつの方法。親身に相談に乗ってくれる友人は、生涯を通じてかけがえのない存在になるはず。

5.“リバウンド恋愛”に要注意

今まで日常的だったセックスやハグをしなくなると、人の温もりが恋しくなるのはある意味自然なこと。だからといって、うまくいかないとわかっていながら元カレとヨリを戻したり、急いで次の誰かを探そうとするのは間違い。

「欲望に駆り立てられると、失恋の痛手を埋めるための一時的な恋愛関係“リバウンド恋愛”に走る傾向があります。しかし、焦ったことで自分にふさわしくないパートナーを選んでしまうリスクがあるため、十分に注意が必要です」とデッゲス=ホワイト博士はコメント。「リバウンド恋愛についての論文(『失恋への対処:リバウンド恋愛とジェンダーの社会化』)も、(リバウンド恋愛中は)相手に対し、通常以上に魅力を感じてしまうものだと警告しています」。

リバウンド恋愛の相手を最初は「運命の人かも?」と勘違いしてしまうものの、冷静になったとき、セックスだけの関係であることや、共感する点が何もないことに気づくかも。しかし別の論文(『急すぎて、早すぎる? リバウンド恋愛の実証研究』)は、リバウンド恋愛も「悪いことばかりではない」と指摘。いずれにしても、焦ることは禁物。

6.悲しみに浸りすぎない

破局の辛さから立ち直るには時間が必要。でも、いつまでも悲しみにくれるのではなく、期限を決めるのは有効。

「悲しみに浸っていたら、気持ちが楽になるばかりか、より落ち込んでしまう――そう思ったときが、社会に復帰するタイミングでしょう」とデッゲス=ホワイト博士。

Netflixに甘いお菓子、そしてお酒もたっぷり。そんな、自分を思いっきり甘やかして癒す時期も必要。でも、「3週間たったら、自分の足でもう一度立ってみよう」と決めておけば、気持ちを切り替えられるはず。

「人間の脳は苦しみよりも、楽しいことを求めるようになっています。しかし、ネガティブな状態が長期間続くと、その思考が定着し、苦痛だと思っていたことに喜びを見出すようになってしまうのです」

そうなる前に、行動を開始したほうがベター。

7.1人でいることの楽しさを味わう

いつかまた、誰かと付き合う日は来るはず。重要なのは、それが「いつ?」なのかということ。

「自己を確立し、自分を取り戻したときこそが、次の恋愛への心の準備ができたときです」とデッゲス=ホワイト博士は説明。

「30歳になるまで1人でいたくない」「恋人がいないなんて寂しすぎる」なんていう理由で相手を探すのではなく、1人でいることを十分に楽しむことで、生活は充実するはず。たとえ、恋愛中であっても自分の時間は大切。シングルの今が、自己の確立にはうってつけの時期。

自分自身をしっかり持ったあなたは、きっと魅力的!

※この翻訳は、抄訳です。

Translation: 宮田華子

COSMOPOLITAN US

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