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期待の新星・希代彩、“クラッシュビデオ”の撮影は「爽快感がありました(笑)」<Interview>

  • 2019.8.10
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大阪芸術大学出身で、本作が劇場映画デビューとなる松上元太監督による青春映画「JKエレジー」が8月9日より東京・テアトル新宿ほかで公開された。

【写真を見る】希代彩が上から見下ろすカット…冷たい視線にゾクゾクッ!

映画「JKエレジー」で主演する希代彩
KADOKAWA

群馬・桐生市を舞台に、鬱屈した日々を打破しようと逆境にもめげずひたすら突き進む女子高校生の姿を描く。

女優だけではなく、モデルとしても活躍している期待の大型新人・希代彩(きたい あや)が、ギャンブル狂の父やニートの兄にお金をたかられながらも健気に生きる高校3年生・梅田ココアを熱演。

2年前に撮影されたということもあり、今作がほぼ演技初体験だったが、米・スラムダンス映画祭で優秀演技賞を受賞した。

インタビューでは、役への思いや演じる上で意識したこと、劇中で体験した一風変わった撮影秘話を語ってもらった。また、食べ物の好き嫌いやリラックスできる時間など、ユル~い質問を交えながら気になる素顔に迫った。

独特の雰囲気を持つ希代彩
KADOKAWA

――脚本を読んだ感想は?

私が演じたココアちゃんのひたむきさや頑張っている姿、青春や友情が描かれているところが何か泥臭いなと思いました。

――ココアを演じて、それをより強く感じましたか?

私自身、いろんなところにぶつかって「すみません、すみません」って言いながら生きているつもりなので(笑)、“泥臭い”という表現は親近感に近いのかもしれません。決して拒絶するようなものではなかったです。

――ココアという女の子は自分に近い存在?

頑固なところは、ちょっと似ているなと思いました。

――確かに、大学に行くと決めたら誰に何を言われても真っすぐ突き進むようなところがココアにはありましたね。

家にお金がない中、自分で稼いで受験勉強のために参考書やメガネを買ったり…すごく頑張り屋さんですよね。でも、私はココアちゃんみたいにあそこまで一つの目標に向かって頑張るタイプではないです。どちらかというと…。

――どちらかというと?

結構フラフラしているところがあるので(笑)、そういう意味ではココアちゃんのお父さんやお兄ちゃん寄りの人間かもしれないです。

――ココアの父と兄は、どうしようもないぐらい頼りない大人たちでしたね?

ホントに、ひどいものでした(笑)。ココアちゃんの家族を見て、自分の親に心底感謝しました。

――父親役の川瀬陽太さん、お兄さん役の前原滉さんと共演した感想は?

川瀬さんはいろんなことを経験されているベテランの俳優さん。それなのに、私に対してとても気さくに接してくださって、とてもすてきな方だなと思いました。

前原さんからは「ココアちゃんには、2人(父と兄)に対する愛情みたいなものが見えるからいいね」という言葉を頂いたんです。

それは、私が川瀬さんと前原さんに対して人間としての愛情があったからこそなのかなと。自分とココアちゃんがどこか近いから愛が垣間見える感じになっていたのかなってうれしくなりました。

期待の新星・希代彩がインタビューに応じた
KADOKAWA

――ココアを演じる上で意識した点は?

この作品は2年前に撮影していて、初めてちゃんとお芝居をした現場だったんです。脚本を読んで自分なりに役のことを考えていましたけど、とにかくスタッフの皆さんの団結力に驚いて。

一丸となって面白いものを作るんだという思いが伝わってきたので、私にできることは毎日元気に現場に行くことなのかなと。そして、カメラの前に立って、1シーン、1シーン、ココアちゃんの気持ちをどうやって表現していくのかということに集中していました。

【写真を見る】希代彩が上から見下ろすカット…冷たい視線にゾクゾクッ!
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希代「(監督からは、頑張ってやってほしいぐらいしか…(笑)」

――役作りで工夫したことはありますか?

台本を常に持ち歩いて、友達とご飯を食べに行った時も読み合わせを手伝ってもらったりしました。それと小さなノートを用意して、そこにココアちゃんの気持ちの変化や取り巻く状況などを書いて、ストーリーの流れを確認することも役を作る上では欠かせない作業だったのかなと思います。

――松上監督の演出で印象に残っていることは?

監督からは、頑張ってやってほしいぐらいしか言われなかったかな?(笑)

あ、そうだ「俺は心中するつもりでやるから」と言われたので「私もそのつもりです」って答えたことを覚えています。

今思うとちょっと怖い言葉ですけど(笑)、心意気というか作品に懸ける思いは監督と同じだったので撮影していても気持ちのベクトルが相違することはなかったですね。

――ココアはお金欲しさに“クラッシュビデオ”という怪しい作品に出演していましたけど、ケーキや風船、空き缶などをひたすら踏んでいく撮影をしている時はどんな気持ちだったんですか?

爽快感がありました(笑)。ケーキのシーンは作り物のケーキを踏んでいたんですけど、ニュルニュルして何とも言えない不思議な感覚がありつつも冷たかったので心地よかったです。

ただ、ココアちゃんは夢の中でも自分がそういうことをやっているシーンが出てきたりして。ちょっとした罪悪感を覚えているんだなと、いじらしく思えてきました。

――小さい虫を足で弄ぶシーンも印象的。

あれは、本物の虫なんです。いたぶっている時の感覚を言葉にするのは難しいですけど背徳感というか、悪いことをしているという自覚はあるんです。

ココアちゃんの優しさと残酷さの“境界”をさまよっているような感じが描かれていて個人的には好きなシーンです。

――ちなみに、高校時代はどんな女の子でしたか?

中高一貫の私立の学校に通っていました。毎日部活に明け暮れて純粋に楽しかったです。自分で言うのもアレですけど、本当に健全な高校生でしたよ(笑)。

――部活は何を?

マーチング部だったんです。最初はトランペットだったんですけど唇の形が合わなかったので、ユーフォニアムにしたんですけど重いのが嫌で(笑)。最終的にクラリネットを担当しました。決して真面目ではなかったと思いますけど、ちゃらんぽらんな感じで日々部活をやっていました。

その時の友達は今でもいろいろ応援してくれたりして、私にとっては大切な存在です。

次代を担うニューヒロイン・希代彩
KADOKAWA

希代「コツコツ頑張っていきたい」

――映画のタイトルに“エレジー”(哀歌)と入っていますが、希代さんが哀しい時に聴きたくなる曲は?

気持ちを上げるときはDJトラックメーカーのYunomiさん、ピコピコした感じのアニソン、中田ヤスタカさんの曲などを聴いています。

精神的にめちゃくちゃヤバい時はシガレッツ・アフター・セックスの曲。とにかく穏やかな気持ちになれるのでオススメです!

――今後、こういう女優になりたいという目標はありますか?

仕事を始めたきっかけが、写真に撮られたいという思いからだったんですけど、自分で「モデルです!」って言うのは何かしっくりこなくて。それは、女優も同じ。どこかピンとこないところがあるんです。

そんな中で、ある人から「希代彩というブランドを作れるようになればいいんじゃない」って言われたことがずっと心の中に残っていて。

いろんな人たちから「希代彩ってこういう感じだよね」とか「こういう人物を描くなら希代彩しかいないよね」って言ってもらえるようにコツコツ頑張っていきたいなと思っています。

――突然、シンプルな質問になりますが…。好きな食べ物は?

確かにシンプルですね(笑)。う~ん、自分でお金を出して食べるなら焼肉。誰かにおごってもらえるなら、おいしい海鮮が食べたい!

――この流れで、嫌いな食べ物は?

グリーンピースです。結構、いろんな料理に入っているじゃないですか。シウマイもそうですし、大好きなピラフにも。親も嫌いなので、学校の給食が初めての出合い。思わぬ強敵でした(笑)。

――今、一番リラックスできる時間は?

犬と遊んでいる時です。ちゃんと散歩にも連れて行きますよ。一緒にいると心が和みます。

――暑い日々が続いていますが、夏は得意ですか?

仕事をしている時は気温なんて関係ないと思いながらやっているので大丈夫なんですけど、プライベートだと暑さに耐えることができません(笑)。

どちらかと言えば苦手かも。生まれた季節は冬ですけど、寒いのもダメ。やっぱり、暑くもなく寒くもないちょうどいい季節が好きですね。

――2019年も上半期が終わり、下半期に突入しています。残り数カ月でやってみたいことはありますか?

今年の目標は「遊ぶ」だったんです。それが達成したかどうかは…まだ分かりません(笑)。まぁ、毎日が楽しいからいいのかなと思っています。

音楽が好きなので、クラブやフェスに行ってみたいですけど、今年の夏は“「JKエレジー」の夏”にしたいですから。秋になって時間ができたらゆっくり遊びたいと思います。

希代彩
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(ザテレビジョン・取材・文=月山武桜)

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