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今、結婚式を2回する人が増えている理由

  • 2019.8.8
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多くのカップルにとって、人生最良の日となる、結婚式。2019年は、それが1日のみならず、2日になっている!? セレブや有名人の中には、結婚式を1回で済まさない人々が増えているのだとか。

2018年10月にニューヨーク州北部で内輪の結婚式を挙げた、カーリー・クロスとジョシュア・クシュナー。6月にはもう一度カジュアルかつ盛大な結婚式を挙げました。モナコ王室のシャーロット・カシラギとディミトリ・ラッサムも、伝統的なロイヤル・ウエディングを挙げた数週間後に、南仏で控えめな結婚式を挙げたとのこと。また、ソフィー・ターナーとジョー・ジョナスはラスベガスで結婚し、その後は南仏で週末を通してにぎやかなお祝い(伝統的なセレモニーもあわせて)をしたそう。さらに、先週末にはハイディ・クルムとミュージシャンのトム・カウリッツがカプリ島で挙式したけれど、2月にはカリフォルニアで1回目の内輪の結婚式を挙げていたのだとか。

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We did it ❣️ Mr.&Mrs. Kaulitz ❤️❤️❤️❤️❤️❤️❤️❤️❤️❤️❤️❤️❤️❤️❤️❤️❤️❤️❤️❤️❤️❤️❤️❤️❤️❤️❤️❤️❤️❤️❤️❤️❤️❤️❤️❤️❤️❤️❤️❤️❤️❤️❤️

Heidi Klumさん(@heidiklum)がシェアした投稿 - 2019年 8月月5日午前6時11分PDT

 

 とはいえ、プランニングや、移動の問題、そしてもちろんお金のことを考えると、結婚式を2回挙げるのは決して容易ではないこと。にもかかわらず、セレブのみならず、一般の人々の中にも2回結婚式を挙げる人が増えているのは、なぜなのでしょう?『Town & Country』が大物イベントプランナーたちに事情を聞いたところ、いくつかの理由が明らかに。

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Mr and Mrs Jonas Photo by @corbingurkin

Sophie Turnerさん(@sophiet)がシェアした投稿 - 2019年 7月月3日午後8時34分PDT

 

(安全に)慣習を破ることができる

「Rafanelli Events」のブライアン・ラファネッリさんによれば、これはカップルが伝統からより自由になりたいと考えていることの表れ。人間関係と同じくらい個人的な好みを結婚式に反映させたいということなのだとか。「私たちが担当したあるカップルは、2人とも一流のサイクリストで、伝統的な結婚式を挙げた後、スパンデックスのサイクリングスーツを着て、参加したい人と一緒に街を自転車でめぐりました」「そして、夜には伝統的な披露宴を行いました。オーケストラに着席式のディナー、ダンスつきのね。とても彼ららしくて、完ぺきでしたよ」とラファネッリさん。

 

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Lean on me ❤️

Karlie Klossさん(@karliekloss)がシェアした投稿 - 2019年 6月月25日午前10時46分PDT

 

同じくイベントプランナーのヴァン・ウィックさんによると、結婚式を2回することで、伝統的な結婚式の形式と自分自身の考え方を分けているのだとか。「慣習に縛られる必要はありません。慣習どおりにしたいならすればいいですが、そうでないなら、やりたいようにすればいいのです」。

 

1回で済ませるよりもむしろストレスが少ない

イベントプランナーのユン・リーさんによると、盛大な式を挙げるか内輪の式にするか、どこまで伝統的な慣習に従うかなどの選択を迫られずに済むというのが、2つ目の理由。

家族の要求も満たしつつ、自分たちの思いつきや変わった趣味なども盛り込めるという点で、ストレスはむしろ少ないとのこと。

また、1回目の結婚式は宗教的な理由などで、落ち着いたものになるとしても、2回目はゲストと楽しむことに重きが置かれています、とリーさん。「2回結婚式を挙げるカップルは、ゲストと集まり、ともに楽しい時間を過ごすことを非常に重視しています。『私がプリンセス、これから8時間は私がおとぎ話の主人公よ』といった感じではないのです。むしろ『友人や家族にとびきり楽しんでもらいたい、私たちの結婚式はそのためのいい口実』という感覚です」。

 

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1 month ❤️

Karlie Klossさん(@karliekloss)がシェアした投稿 - 2018年11月月18日午後7時43分PST

 

冬に結婚式を挙げて、夏に披露宴をしたい、なんていう場合にもピッタリなこのスタイル。ジョシュア・クシュナーとカーリー・クロスも、最初は秋、その後は夏に盛大なパーティーを開いています。

「物事が柔軟になってきていますから、自分たちがやりやすい方法で結婚式を挙げることができます。最初に内輪の結婚式を挙げて、盛大なお祝いは後で、という風にね」と語るのは、ヴァン・ウィックさん。

 

インスタグラム時代の産物?

ヴァン・ウィックさんによれば、結婚式を2回挙げる人が増えた要因の1つはインスタグラムではないか、とのこと。「今日のインスタグラム時代には、すべてがすぐにアクセス可能で、人々は何かプライベートなもの、神聖なものや親密なものを結婚式に求め、それを大切にしたいと思うようになりました。結婚式を2回行うことは、一方を親密なものとして残すことを可能にしてくれるのです」とヴァン・ウィックさん。

つまり、お祝いを2回にすることで、深遠かつ情緒的な行事(=セレモニー)と、より世俗的でにぎやかなパーティーを分け、前者をSNSからも遠ざけることもできるということに。

 

結婚式を2回する場合のコツ

結婚式を2回するなら、招待客も2倍に。2回結婚式をする場合の究極の間違いは、1回目に招待したゲストを2回目に招待しないことなのだとか。「結婚式は両家が一体となる場ですから、存分に社交性を発揮して、コミュニケーションのとり方を慎重に考えましょう」とウィックさん。「2回目のパーティーの目的が別にあったとしても―友達や、同年代の人々と楽しむなど―身近な家族は常にパーティーに招待するようにしましょう」。

つまり、2倍の労を執っても、2倍の楽しみを、ということですね。

翻訳/mayuko akimoto Photo Getty Images From TOWN&COUNTRY

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