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つわりの吐き気がつらすぎる…! 上の子たちとトイレに駆け込み続けた3人目のつわり【コソダテフルな毎日 第133話】

  • 2019.8.7
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(今回からライター名が、ちゅいママからオギャ子になりました!)

夏が来れば思い出します。
三男妊娠中のつわりのことを。

妊娠した事が判明したのが2013年の7月。「3人目が欲しい」と夫に頼み込み、念願叶っての妊娠。そのすぐ3週間後には長男の夏休みがスタートしました。

つわりには個人差がありますが、私は吐きづわりがひどいタイプでした。しかも1人目とは違い、3人目の妊娠は上の子2人も育てながらのつわり生活になるので、自分1人の体調の悪さだけに専念していればいいというわけにもいかず。


しんどい…でも子ども達の世話もしなくちゃ…でもしんどい…という狭間で苦しんでいました。

帰りも遅く土日もマイペースな夫と、まだまだ小さい4歳と1歳の息子達。
実家は遠く、頼れる人もいない中24時間子ども達と一緒の夏休み。

いくら自分で望んだ事とはいえ、つわりって根性や気合で解決するものじゃないので、言う事をきかない体に途方に暮れていましたね。

以下は当時の記録を掘り起こしたものなのですが、読み返してみて自分でも本当によく頑張ったなと思います。

今つわりでしんどい中、上の子の育児に励んでいらっしゃるママ達!
1か月ぐらい外に出なくても、てんやものでも、長い人生の中ではほんの一瞬。

割り切って自分の体調を優先してください。
つわりは「無理しないで休んでいなさい」というサインなんだと思います。

(以下、2013年8月の記録より記事にしています)

■忘れていた! つわりの本当の恐ろしさ…

最初の段階では、気合いと根性で乗り越えられると思っていました。
気の持ちよう次第で、何とかなるだろうと思っていました。

だーけーど…年月とともにすっかり忘れていました。つわりの本当の恐ろしさを…。

つわりの厄介なところは気持ち悪いとか、吐くとかいった身体的症状の他に精神的に来るところです。メンタルが弱るんですよね。

最初の頃は1日の中でも体調が良い瞬間と、悪い瞬間とがはっきり分かれていたから、体調が良いときに家事なりおでかけなりを済ませられたけれど、ここんところは1日中気持ちが悪すぎて何をしても吐き気との闘いで…。

そのせいで、だんだん気分が滅入ってきましたよ。今の私は、めっちゃ根暗…。

どうしようもないこと。今は耐えるしかないこと。いずれ治まる日が来ること。
全部分かってはいても、あと最低1ヶ月半は同じ状況が続くってことを、今までの経験上分かってるだけに弱気になってしまいます。

この状況があと1ヶ月半も続くのかと思うと涙出てきそうになります。


■つわりで吐く私に、夫からまさかの文句!
朝目覚めた瞬間に感じるのがまず吐き気…。胃の中には何も残ってないのに、体は外に出そう出そうとするから窒息しそうなほど苦しいし、顔も真っ赤で涙もボロボロ出る。

つわりの原因は諸説あるけれど、その中のひとつに「体内にできた異物(胎児)を外に出そうとして、拒否反応が起こる」というものがあるそうです。

私もまさに口から赤ちゃんを出そう出そうとしてるように、お腹の中からえぐりだされるような吐き気をもよおすんです。

ドラマみたいに、「ウッ!!」とか言うかわいい吐き方なんてものではなくて、

オ゛エーーーッ!! ヴォエッホッ!!
体裁なんて保っていられないので、とても上品とは言えない吐き方をしている自覚はあったのですが…

しまいには夫に、
「かわいそうやし、しんどいのは分かるんやけど……吐き方、めっちゃうるさいな。オレ、吐くときでもそんなにうるさくないで…」
と言われる始末。

わぁぁーーん!(泣)酷くないですか!? つわりでどうしようもない妻にかける言葉じゃないですよね!?

自分でも分かってるけどどうしようもないんだから言わないでよー!!!!

毎日ゲーゲー言ってるおかげで次男(1)も真似するようになってしまい、次男に「ママの真似して」って頼むと、ベロをペロッと出して、「ヴェッ!!」って言うようになりました(笑)

ママの真似が、「ヴェッ!!」ってどうよ(笑)



■何もしたくない…精神が崩壊寸前
空腹時に吐き気をもよおすのなら、寝起きに小さなおにぎりやビスケットなんかを食べたらいいというアドバイスもよく聞きますが、正直、これだけ気持ち悪い時に何も食べたくありません。

食べなくても気持ち悪いし、食べても気持ち悪い。

特に食べたあとはものっすごく疲れて横にならずにはいられないし、一度横になると、もう何もしたくなくなって起き上がれなくなってしまいます。

今の私の願いは、とにかく1日中横になっていたい。もう何もしたくない。
掃除も、洗濯も、ご飯も、お風呂も、ハミガキも、何もかも…。

それでも、そんなわけにはいかないのが現実。

すっかり気分が滅入ってしまってる私は、
「もうやだぁぁーーーー!! なんでこんなに気持ち悪いんだよぉぉーーーーー!!」
と手をバタバタさせて、ひっくり返って泣きたい衝動に駆られてしまいます。

つわりがあるという事はとても幸せな事のはずなのに、もう全部イヤ!! って叫びたい。

キテますねーーー。


■つわり中の子連れでの買い物はまさに地獄
そして買い物に行くのも一苦労。

数日前、吐き気90パーセントの状態で長男の幼稚園のお迎えに行き、長男のお友達のお母さんと平気な顔して喋って歩いたものの、実はかなりキテいて…

笑顔でバイバイしたあとは、長男次男を引き連れてスーパーのトイレへダッシュ。


鍵を閉めるなり、便器に顔を突っ込んで吐きまくります。

長男は、優しく私の背中をさすってくれ、次男は、私の左側(ウォッシュレットや緊急ボタンや色々付いてる壁側)でひたすらウロチョロしていました。


長男が私の背中をさすりながら、「もう! ゆいたん(次男)ダメらよ!!」とたしなめてくれてはいたものの、気にしちゃぁいません。

用を足すための便器に顔を突っ込みながら吐くなんて、もう、なんともいえない惨めな気分…。これだけで、泣きたくなってきます。

ひたすら、吐いているうちにスーパーの店員さんが外から声をかけてきて、

「どなたかご気分の悪い方はいらっしゃいませんか? 呼び出しブザーが鳴りましたけどーーー!!」

って、
え!?

ええええええ!!


すすす、すみません!
きっと、それうちの次男が犯人です!! 次男が呼び出しブザーの紐を引っ張ったんだと思われます。

たしかに気分は悪いですが、大丈夫です~~!!

私:「スミマセンっ!! 子どもが間違って押しちゃいました!!(汗)」

と個室の中から返事しました。しかも、なぜか、こうゆう時だけ全然平気っぽい感じの元気な声で…(なぜじゃ)

ボタンが要注意だとは分かっていても、なんせ顔をあげられないから避けようもできないし…もう誰か助けて!

■スーパーのトイレでは上の子たちとの戦い
そして別の日、とにかく子どもたちに何か食べさせなければならないので仕方なくスーパーへ行ったものの、着くなり真っ先に向かったのは、もちろんトイレ…。

壁1枚へだてた向こうの個室には誰かが入っています。向こうに誰かがいると分かっていながら吐くのも気を使うので、できるだけ静かに…と思ってもそうもいかず…。

狭い個室に3人入って、長男は私の背中をさすり、次男はおかまいなしにトイレのフタを私の頭上でガッタンガッタンガッタンガッタン壁に打ちつけ、何をどうしてんのか分からないけど、とにかくガチャガチャ騒がしい。

「……やめなさい…オエッ!!!!!」

とにかくスーパーのトイレで必死に戦う。


ひざまずいて、便器に顔を突っ込んでゲーゲー吐き、顔も真っ赤になり、涙も出て、ヨロヨロになってトイレをあとにしました…。
もう、ほんと、泣きたい気分です。(何回目)

しかも、吐いたからといってそこでスッキリするわけでもなく、もちろん帰ってからも即効トイレに駆け込みましたとさ。

ここんとこ、トイレの往復ばかり…。


■つわり中でぐったり…上の子たちは家でどうする?
外に出て誰かと喋ってるときには案外元気なのですが、家にいるとダメダメ人間になるのか1日中寝て過ごす日々。

リビングの真ん中にマットレスを敷いて横になりながら、朝から晩まで過ごしているというような状況です。

長男は「今日、どこ遊びに行く?」って聞いてきます…せっかくの夏休みなのにごめんねという気持ちはあるけれど、正直どこにも行きたくありません。
一歩も外に出たくない…。

私がぐったりしている間息子たちはどうしていたかというと…

ペンで体にお絵かきしてるーーー!!


腕だけかと思いきや手のひらもすごいことに。真っ赤っ赤!

長男も一緒に落書き!


しかも、これ、水性ペンなので汗で取れるんです。

おかげでこの人たちが触ったソファや、お昼寝布団はピンクに染まり気付いたら壁にもしっかりついてました。

でも引きこもって子どもたちにも我慢させてる分、あまり叱る気にもならず…というか、叱る元気もなく…
ただ床に伏せるしかできない私。

■つわりで吐く妻に、夫からまさかの文句が!
すべては私が望んだこと。

つわりがキツイことも分かってたはずだし、覚悟の上で3人目を希望したのに、それでつらいとか、しんどいとか言うのは甘いと自分でもわかっています。

子どもを無事授かってこうして順調に経過が進んでる事がどれだけありがたい事なのかもじゅうぶん分かっていますが、それでも、つらいものはつらい!!

そのせいで、仕事から帰ってきた夫と言い合いになることも…。とほほ。
夫の言うことは全て正しい。あなたの仰る通り。

仰る通りだけど…つわりのつらさは理性とか気力とかでどうにかできるものじゃないんですよ。

どうか妻の不機嫌とイライラを真に受けず流してください。しんどい、とか、つらい、とか言うだけ言わせてほしい…。


あなたが今でもじゅうぶん我慢してくれていることや、心のなかで何を思ってるかは100も承知だから、私のイライラを真に受けないでなんとか耐えてほしい…。

■当時を振り返って…
はい、ビックリするぐらい頑張ってますね、私。

ていうか何をこんなに必死になってスーパーに行っていたのかと若干呆れはしますが(しんどいならネットスーパーで全然よかったのに)、当時は少しでも子どもたちを外に連れだしてあげなくちゃという思いで、せめてものお散歩先がスーパーだったんだと思います。

あんなにどこにも連れていってあげられていないことに罪悪感を感じていたのに、彼らが小学生になった今、家から出かけていかずにゴロゴロしている息子に腹を立ててるんですから、私のあの頃の必死の努力は…(笑)

そして夫のひと言が酷い~~~(笑)

つわりの妻に対して冷たい態度を取る夫は、今すぐ漁船に乗せましょう。
遠い遠い沖までイカでも釣りに行ってもらったらいいですわ。

(この数年後、イカ釣り漁船に乗って船酔いをしたことで初めてつわりのつらさを実感した夫なのでした。もっと早くに乗せとけばよかった!!)

(オギャ子)

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