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連休明けに五月病!? 子どもをスムーズに幼稚園へ送り出す方法3つ

  • 2015.3.26
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【ママからのご相談】

上の子が幼稚園に入園したとき、最初から泣かずに登園していたのに、5月の連休明けから急に幼稚園に行くのを嫌がり、毎日泣くようになり、親子ともに大変な思いをしました。 今度の4月から下の子が入園するのですが、上の子のときのような思いはしたくありません。今からできる対策や、入園後の注意点などがあれば教えてください。

●A. 子どもを丁寧に見て、受け止めることが大切。

ご相談ありがとうございます。個性幼児教育専門家の赤井理香です。

幼稚園や保育園に行くときにいやがって泣く子どもを見るのは、親として、胸がしめつけられるようにつらいですよね。幼稚園教諭時代、最初から派手に泣く子は、1か月も経つとケロッと笑顔で通うようになり、ご相談者さまの上のお子さまのように、連休明けから泣くようになった子は、かなり長引くという例が多かったです。

4月からの環境の変化に適応できず、5月の連休明けから学校や職場に行く気が削がれ、心と体の不調が見られることを五月病と言いますが、このような状態は大人だけでなく幼稚園児にもあるのです。

「泣かない=安心」ではなく、限界まで我慢してしまう子どももいます。五月病を防ぐには、子どものちょっとしたサインを見逃さないように丁寧に見てあげ、気持ちを受け止め、心からの“安心”を手に入れるための手助けをしてあげることが大切です。

●子どもを幼稚園に向かわせる手助け3つ

●(1)生活リズムを整える

入園前にできる対策としては“生活リズムを整える”ことが有効です。子どもは体調の変化によっても気分が大きく変わるため、“眠い”“疲れた”という理由でも、幼稚園に行くのが嫌になってしまうことがあります。

“夜遅くまで起きていて、朝は遅くまで寝ている”という状態から、登園時間に合わせて早起きする生活にするのは、急にはできません。入園前から、“早寝早起きをする”“決まった時間に食事をする”など、少しずつ生活リズムを整えましょう。

また、入園直後は疲れやすいので、あまり予定を詰め込み過ぎず、親子でゆっくり過ごす時間を多目にとることをおすすめします。

●(2)子どものサインをキャッチする

入園後は、子どもが朝泣いているかどうかだけに捕われ過ぎず、お家で丁寧にお子さんの様子を見てあげるようにしましょう。

ママとの別れ際にどんなに泣いても、ママの姿が見えなくなったら、ケロッとして遊び出す子もいます。逆に、泣かずにしっかりした足取りで園に通っていても、本当は限界まで我慢していて、つらい気持ちを抱えている子もいます。ぎりぎりまで我慢して、連休明けから泣き出す子は、真面目で完璧主義なところがある、いわゆる“いい子”なことが多いです。

親や周りの期待に応えたいという気持ちが強いため、「がっかりさせたくない」と思って、弱音をはけない傾向があります。食欲があるかどうかや、子どもの表情など普段との変化を丁寧に見ていき、子どもの話をゆっくり聞いてあげたり、疲れていたら早めに休ませたりと、子どもの気持ちを受け止めながら、ゆったり対応してあげるように心がけましょう。

もし、心配なことがあれば、幼稚園の先生に相談しましょう。園での様子を教えてくれたり、気をつけて見てくれるようになります。

●(3)スキンシップの時間をとる

読売新聞掲載記事の中で、臨床心理士の北原知典さんは

『幼児は母親を基地にして力を蓄え、外へ出て行く。登園を嫌がるときは、母親と離れられないくらい疲れてしまっている証拠』

と、説明しています。

幼稚園、保育園は、子どもにとってははじめての“集団生活”です。新しい環境の中で、子どもたちは大人が思っている以上にがんばっているのです。

大好きなママと離れて一人で頑張っていた子どもが帰ってきたら、ママと2人っきりで過ごせる時間をつくってあげましょう。忙しいママであれば、一緒にお風呂に入っている時間や、夜、寝る前の絵本タイムでも良いと思います。

短い時間であっても、抱きしめたり、髪をなでたり、キスしたり、くすぐりっこをしたり……たくさん触れて、笑って過ごす、ママとの特別な時間が、翌日のパワーになります。

●親が不安になり過ぎない

先ほどの読売新聞の記事の中で、こう述べています。

『幼児はSOSサインを行動や体にすぐに表すが、その分、回復も早いのが特徴だ』

心配し過ぎて、親の不安な気持ちが子どもに伝染しないよう、

・生活リズムを整える

・子どもの様子を丁寧に見る

・スキンシップをとる

の3つを大切にしながら、親子でゆったりした気持ちで過ごすよう心がけたいですね!

●ライター/赤井理香(働くママ応援家)

独身時代は幼稚園教諭として、結婚後は保育士として、出産後は右脳開発教室の講師として勤める。現在、おうちサロン『ペールグリーン』にて、サロン開業のアドバイスや子育て相談を受ける他、数秘学・カラーなどのヒーリングや資格講座を行っている。また、個人・団体の依頼を受け、女性起業、手帳術、子育てについてのセミナー講師を務めるなど。「人生を主人公として生きるための自信を持ちたい女性の支援」をメインに活動中。

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