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京都・高瀬川のほとり、木漏れ日あふれる水辺のカフェ「トラベリングコーヒ-」

  • 2019.8.3
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昭和初期に開校し、平成の始めに子供の減少により廃校となった小学校を利用した「トラベリングコーヒー」。オープンから4年あまりが経った令和の今、元校舎のリニューアル工事に伴い、その仮設事務所内の図書館へと移転しました。 高瀬川のせせらぎに耳をかたむけ、読書とコーヒーが楽しめるという新たな空間に生まれ変わったカフェを訪れてみましょう。

京都・高瀬川のほとり、木漏れ日あふれる水辺のカフェ「トラベリングコーヒ-」
京都・高瀬川のほとり、木漏れ日あふれる水辺のカフェ「トラベリングコーヒ-」
木々の緑にまぶしく映える図書館に併設
京都・高瀬川のほとり、木漏れ日あふれる水辺のカフェ「トラベリングコーヒ-」
高瀬川をわたるやさしい風が涼を運ぶ

阪急河原町駅から木屋町通を北へ3分、やがて見えてくる白い建物が立誠図書館です。
水辺のベンチ席では、コーヒー好きたちがのんびりと時を過ごしています。
壁を飾るのは、昭和時代を彷彿させる小学生たちを描いたイラスト。かつてはここが学校であったことを思い起こさせてくれます。

テーブルや椅子は以前のまま、レトロな雰囲気が残る店内
京都・高瀬川のほとり、木漏れ日あふれる水辺のカフェ「トラベリングコーヒ-」
カフェは地元の人たちにとっても大切な語らいの場

川にかかる橋を渡ると、そこはもう図書館の入口。1923(昭和3)年に開校した立誠小学校で使われていたという机やテーブルが、こちらでそのまま使われています。
京都の文化や歴史に関する読み物や写真集が豊富なので、旅の途中にふらりと立ち寄るのもよいかもしれません。

ここだけで京都の人気ロースターめぐりができる!
京都・高瀬川のほとり、木漏れ日あふれる水辺のカフェ「トラベリングコーヒ-」
壁のバットは子どもらが学校で使っていた懐かしの品

図書館左手奥のコーヒースタンドへ向かうと、サーカスコーヒー、シガコーヒーなど、コーヒー好きなら一度は耳にしたことのある京都焙煎の豆が、常時4~5種類置かれています。

店主の牧野広志さんがセレクトしてくれたのは、KANONDOの「コロンビア KYOTO農園」。日本での留学を終えコロンビアに戻った農園主が、お気に入りの土地であった「京都」を自らの農園名に付けたそう。こういうストーリーが見えてくる一杯も、トラベリングコーヒーの魅力のひとつです。

夏はアイスで飲みたいスペシャルティコーヒー
京都・高瀬川のほとり、木漏れ日あふれる水辺のカフェ「トラベリングコーヒ-」
「コロンビア KYOTO農園 ICE」(450円)

さて、蒸し暑いことで知られている京都の夏に味わいたいのは、やっぱりアイスコーヒー。さっそく、淹れたての香り高いコーヒーを持って川辺のベンチへ。透明感のある涼やかな色合いが暑さを忘れさせてくれます。

京都・高瀬川のほとり、木漏れ日あふれる水辺のカフェ「トラベリングコーヒ-」
急冷式で淹れるすっきりした飲み口のアイスコーヒー

「うちのかち割り氷は、なかなか溶けません。だから、ゆっくりと本を読みながら、最後まで薄まらずにおいしいアイスコーヒーが飲めるんです。1時間はもちますよ」と牧野さん。
まろやかですっきり、でもきちんとコクもあり、いろんな要素のバランスが絶妙です。

2015年に元小学校の職員室を改装してオープン、2018年には今の図書館併設の形にリニューアル、地域のシンボルであった学校とともに進化し続けるトラベリングコーヒー。これからも、目が離せない注目のスポットです。

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