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お風呂掃除の頻度が減るかも?今日からできる、お風呂のプチケア8つ

  • 2019.8.2
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毎日疲れて帰ってきたら、お風呂でリラックスするのが何よりも幸せ!という方も多いのでは?でも、ゆっくり湯船につかりながら、「あ、あんなところがいつの間に?」なんていう汚れに気付いてしまったら、リラックスタイムが台無しに……。

そんなことにならないように、ちょっとひと手間!簡単にできるお風呂のプチお掃除方法を試してみませんか?

【1】まずはとにかく水分を除去!

つねに湿度が高いお風呂場。湿度が高いということは、雑菌が繁殖しやすい環境ということです。カビは湿気が大好き。換気を忘れてしまうと、あっという間に赤カビが!ましてや黒カビが生えてしまうと、完全に取り除くのは至難の業となってしまいます。

ですから、カビを発生させないようにするには、お風呂に水分を残さないことと、とにかく換気が大切です!家族がお風呂に入りおわったら、すぐに窓を開けて、換気扇を回すようにしましょう。さらに余力があればスクイージーを使ってみてください。スクイージーとは、平らなゴム製のヘラのようなもので、最近では100円ショップなどでも購入できます。窓掃除などでも活躍しますね。壁やドアの水滴を除去するのにもってこいの便利グッズなんです。

本当に面白いように水分が取り除けるので、遊び気分でお子さんに手伝ってもらう家事のひとつにするのもいいかもしれません。もちろんタオルなどで水滴を拭き取るのも有効です。

【2】掃除をしたらエタノールのスプレー!

掃除のあとにカビの発生を抑えてくれるのに効果的なのが、エタノール。消毒用としてよく知られているエタノールは、お酒と同じ主成分。ですから体に触れたりしても安心ですし、薬局や100円ショップなどで簡単に購入することができます。

エタノールを水で2倍に薄めてスプレー容器に入れれば、お手軽なカビ防止剤に変身です。アルコールのニオイがきついと思う時は、もう少し水の量を増やしたり、お気に入りのアロマオイルを数滴たらしたりして、調整してみて下さいね。人体には問題はないですが、お酒に弱い人は換気をしながら使用したほうがいいかもしれませんね。

壁やドア、鏡や床など、お掃除が終わったら順にスプレーしておきましょう。カビの発生が気になる場所には少し多めにスプレーしておくといいですよ!

余談ですがこのスプレー、クロスの手アカなんかもよく落ちます!お試しあれ。

【3】ロウでタイルの目地のカビ予防!

お風呂で一番気になるのが目地の黒カビ……。生えてしまったら完全に除去するのはなかなか大変です。市販で簡単に手に入れられるカビ除去剤やクエン酸パックなどである程度の黒カビは除去できますが、数年間放置したようなしつこいカビを落とすのはこれまた至難の業です。

そこで、掃除が終わって水気を完全に拭き取った目地に、ろうそくの“ロウ”を塗ってみましょう!ロウが水分をはじいてカビの発生を防いでくれるようになります。この方法は、ゴムパッキン部分にも効果的ですので、黒カビが発生してしまう前に塗っておきましょう。

ユニットバスの場合は、先ほどのエタノールのスプレーを多めに吹きかけることをオススメします。とにかくカビは生えてしまう前にブロック!です。

【4】換気扇掃除を怠らない!

【1】でも水気を除去することをオススメしましたが、お風呂場を完全に乾かすためには、水気を除去してから、換気扇であれば最低でも一晩、浴室乾燥機であれば2~3時間つけておかないと、湿気がお風呂場に残ってしまい、カビの原因になります。

このような事態を防ぐためにも換気扇をつけっぱなしにしている方もいらっしゃると思いますが、換気扇の中まで掃除をされている方は少ないかもしれません。今は天井に備え付けられているタイプの換気扇が主流ですが、このようなタイプの換気扇でも、意外と簡単に取り外して掃除できますので、なるべくこまめにお掃除しましょう。

どうしても面倒でできない人や、外し方がわからない場合は、ハウスクリーニングや家事代行サービスを定期的に利用するのもひとつの方法ですね。

【5】タイルの撥水性をキープする!

お家の築年数が10年以上経ってくると、タイル自体の撥水性が悪くなっている場合もあります。換気扇を一晩中回していても、タイル部分の水分が乾いていない場合は、撥水性を上げることを考えましょう!

市販品でも、ワックスメーカーから発売されている撥水剤があります。こういったシリコンタイプの撥水剤を定期的に塗っておくと、水をタイルが弾きますので昔のカラッとした浴室が甦るでしょう。

もし、どのような撥水剤を使えばいいのかわからない場合や、自分でするのが不安な場合は4~5万円程度で撥水グラスコート加工をしてくれる会社もあるようですので、依頼を検討してみて。4~5万円となると高価ではありますが、浴室全体をリフォームすることを考えれば安く済みますね。

【6】排水口は毎日掃除!

みなさんの排水口掃除の頻度はどのくらいですか?排水口は浴室の中でも一番汚れが溜まりやすい場所ですので、毎日お掃除するに越したことはありません。しかし、排水口の奥まで毎日掃除するのはなかなか大変なことです。

そこで簡単に続けられる方法をご紹介しましょう。

まずは、排水口上部に溜まっている髪の毛やゴミを除去し、次に重曹水とクエン酸水を同量吹きかけます。シュワシュワと音をたてて発泡しますので、5分ほど放置してから水で流し、汚れがひどい部分だけ古い歯ブラシで擦って落としましょう。

毎日のお手入れは、この程度で十分です。これを毎日続け、週に一度は同様の掃除方法で、排水口内部まで分解して掃除するといいですね。

【7】お風呂上がりには○○をかけよう!

お風呂上がりには、湿度を落とすために浴室中に水をかけている人も多いようです。しかし、この方法では、確かに湿度は落ちますが、雑菌は何もしない時より増えてしまうそうです……。よかれと思ってしていることが、かえって悪化させているなんてショックですよね。

しかし、そのような方に朗報です。浴室のカビや雑菌は45度以上のお湯でそのほとんどが死滅しますので、お風呂上りには45度以上のお湯を浴室全体にかけてから出るようにしましょう。

この方法と、【1】と【2】の水分除去、エタノールスプレーを合わせて行えば完璧ですね!

【8】防カビ剤を活用!

天井掃除もできればこまめに行うべきですが、そこまではなかなか難しいでしょう。そこで、活躍するのが市販の防カビ剤です。

定期的に浴室で使用するタイプのものや、天井に防カビ剤を張り付けておくだけで数ヵ月間カビを予防してくれるようなものまでたくさん市販されています。ご自宅やライフスタイルによって、「合う・合わない」が様々あると思うので、いろいろと試してみるといいでしょう。

お風呂上がりのひと手間を忘れずに

汚れやカビがびっしりとこびりついている水まわりのお掃除は、いつまでたっても憂鬱ですよね。だからこそ、お風呂から上がったらすぐのひと手間が大切なのです。

お風呂場全体が温かいうちは汚れもゆるんでいるので、お掃除のチャンス!ササッとすませてエタノールのスプレーを吹きかけておけば、将来的に大変な思いをしてカビとりをする手間が省けます。

毎日実践しておけば、年に一度の大掃除もらくらくですよ!きれいなお風呂にゆっくり浸かって心も体もリフレッシュしましょう。

監修:鈴野寿子(家事代行サービスCaSy・お掃除研修講師)

photo/PIXTA

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