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変わる気がない彼氏の心理。解決のカギは「自分都合」でこちらが変化を見せること

  • 2019.7.31
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何度も同じことでケンカしているのに、一向に変わる気がない彼氏。こちらからお願いしても聞いてくれず、自分の都合ばかりだと、その窮屈な関係に疲れてしまいます。変わろうとしないパートナーとはお別れすること考えられますが、まず自分から変化を見せてみませんか。相手に「変わらなければいけない」と実感させる方法についてお話しします。

■「このままでいい」と思いたい男性の心理

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「あまり連絡をくれないのが寂しい。時間があるときでいいからもう少しLINEや電話がしたい」と彼に伝えても、数週間も経たずに結局また元の状態に戻ってしまう。

「ケンカするたびにすぐ『別れよう』と言われるのはつらいから、やめてほしい」と涙ながらにお願いしたのに、また同じセリフが飛び出して、こちらが謝ることになる。

このように「変わってほしい」と伝えているのにうまくいかないのは、「俺はこのままでいい」と思いたい気持ちが男性の中にあるからです。こんな気持ちに付き合ってばかりいると、心身ともに疲れてしまいます。

「彼女の気持ちも理解できるし、苦しめているなら申し訳ないとも思う。でも、変わりたくない」という考えには、

「俺じゃなくてそちらが変わるべき」
・「俺は何も困っていないから変わらなくても良い」
・「どうして俺が大変な思いをしなくちゃいけないの?」

など、「変化するメリット」を思いつかないことが言い訳として用意されています。

連絡不精は嫌かもしれないけれど、彼女からLINEが来たらすぐに返信しているし、電話も必ずかけ直している。喧嘩してすぐに「別れよう」と言うのは、そのときはそれしかないと思うからであって、別に彼女を傷つけたいわけじゃない。

「俺はこうしているから」「俺の考えはこうだから」と、自分の態度や言葉を肯定することだけに集中していて、女性側の寂しさや悲しみなどは目が向きにくいのですね。

女性側の気持ちを深く考えられないのは、最終的にそんな自分を受け入れてくれることを知っているから。「今までも同じことを言われてきたけれど、変わらない俺でも好きなはず」という甘えが、男性の心にはあります。

女性としては、好きだからこそ最後はこちらが合わせる側になったり、折れることで関係を続けたりするのですが、そんな「受け入れてしまう姿」が男性の「変わらなくてもいいんだ」という安心を増長させてしまいます。

ですが、これではいつまでも自分ばかり大変な思いをすることになるし、幸せなお付き合いができるとは思えません。一方にストレスや負担の多い関係は、いつしか窮屈になり、最後は別れないことには心が開放されないような状態になります。そうなる前に、変わる気がない彼氏にはこちらも「自分都合」で接することで、「なんとかしないとヤバい」と思わせることができます。

■「従わせる」のではなく「自ら変化を望む」のが理想

「自分都合」で接するのは、決して「彼と同じように私も要求を突っぱねていい」とか「彼もそうなんだから、自分も好き勝手に動いていいんだ」ということではありません。

目には目を、のような考え方は、ふたりの間に反発や対立が増すだけで、実際は問題の解決から遠ざかります。「従わせる」ことが目的になると、それを感じた相手は(自分も)決していい気はしませんよね。「自分都合」はそうではなく、「相手が自ら変化を望む」ようになるのが目的です。

変わることにメリットを感じない男性は、「彼女からお願いされること」にまず抵抗を覚えます。「自分の考えが否定されている」「責められている」と感じてしまい、たとえ女性の言っていることを理解できたとしても、素直に受け入れることができないのです。言われてすぐは「彼女に言われたから」するけれど、時間が経てばまた元に戻ってしまうのは、結局変わる必要性を心の底から感じていないから。「従いたくない」という反発を感じさせないためには、自分からそうなるように考えてもらう必要があります。

具体的に、どう行動するのが「自分都合」になるのでしょうか。

「関係を続けるため」に無理していたことをやめる

たとえば、「彼が連絡不精で、こちらから動かなければ1週間連絡が途絶えることもある」という場合。寂しいかもしれませんが、「好きだからLINEする」のではなく「関係を続けるためにLINEする」のなら、やめてみましょう。「1週間何もないのはカップルとしておかしいから」「連絡しないと忘れられそうで怖い」など、ネガティブな気持ちで動いても、それは彼氏にとって「俺からLINEしなくても大丈夫じゃん」と連絡を放置する危機感がなくなり、「そっちからも声をかけてほしい」というあなたの声が届きません。

関係を続けるために送っていたLINEや電話はやめ、本当に1週間空いたとしても、次に連絡するときは「声が聞きたくて」「会いたくなって」と好きな気持ちを伝えるようになれば、それがあなたの意思で関わりたいアピールになります。「連絡してくれないから仕方なくこちらから送る」あなたではなく、「好きだから連絡した」あなたを見せ続けることで、彼氏も同じような伝え方をしたくなるはずです。

文句を言われたら「私はこうしたいから」と伝える

連絡不精を棚に上げて彼女に甘えている男性の中には、彼女から急に連絡が来なくなったことで「何でLINEしないの?」など文句を言ってくる人もいます。そのときは「私はこうしたいから」と伝えましょう。

その不満こそ自分が彼女に与えているものです。「そっちが連絡くれないから」と思わず口をついて出た文句は、そのまま自分に向けて戻ります。ですが、このときに「私の気持ちがわかった?」など返してしまうと、男性は「やり返された」と感じて余計に頑なになることが多いので、ぐっと堪えるのがベター。

「心配かけたのならごめんなさい。連絡したくなったらLINEするから」と、自分の意思でやっているとわかる言葉が返ってくると、彼氏は「これからはいつ彼女から連絡が来るかわからないのだな」と気が付きます。

習慣に甘えていた男性ほど、彼女のこんな変化に不安を覚えますが、その気持ちこそ「俺からもLINEしよう」と自分で決めて動く一歩になるのです。あくまでも「彼女は前向きな気持ちでこうしている」とわかることで、ネガティブな感情を抱かず行動に出ることができます。

衝突を恐れない

こちらから連絡をしなくなることで、彼が「そっちがそのつもりなら」と強情になってしまい、話したくて電話したけれど着信を無視されたり嫌味を言われたり、衝突することがあるかもしれません。

変わりたくない彼にとっては、彼女の変化はそんな自分を受けたネガティブな姿に写り、何も言われなくても「俺が悪いのか」と否定された気になります。ですが、それに乗って「じゃあもういい」とこちらも意地を張ってしまうと、溝は深まるだけです。

この衝突を恐れるから、つい自分から連絡することを止められない女性の声は多く聞きますが、肝心なのは「決してあなたを拒否しているわけじゃない」と理解してもらうことです。

今の自分を責められたら、「今まで無理をして連絡していたときもあったから、これからは素直になろうと思って」「あなたへの気持ちは変わらないし、声を聞きたくなったときや会いたいときは連絡するから」とポジティブな変化であることを伝えれば、彼氏は受け入れるしかなくなります。

これまで「俺はこのままでいいんだ」と思っていた彼氏は、「今まで通りではなくなる」現実を見て、自分も変わらなければと実感する機会になるのですね。
大切なのは、衝突を恐れないこと。彼氏の反発や対立に同調するのではなく、「私はこうしたいから」と伝えること。その変化を受け入れてもらうことが、彼が新しいやり方や行動を考えるきっかけになります。

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■人は鏡。自ら望んで変わる

彼女の変化の理由が、「自分を否定するためではなくこれまでより良くありたいから」だとわかると、彼は衝突する機会を失います。

つまり、不満をぶつけられないので「俺は変わらなくていい」と実感することがなくなり、それより「待つだけでは話せなくなる」現実を知ることでこちらからも連絡していこう、と前向きな気持ちが湧いてくるのです。

人は鏡です。これからもお付き合いを続けるなら、彼女の変化に合わせることになり、男性側も同じように連絡することが当然となります。反対に、それでも今まで通り待つことを選ぶのなら、「いつ思い出してくれるのだろう」「次の連絡はいつだろう」と不安が湧いてくるのを避けられません。

それは彼の問題であり、あなたにできることは「自分はこうしたい」とポジティブな気持ちを伝え、行動で見せていくことです。「自分も変わればいいんだ」と彼が実感を得てくれたら、以前よりストレスのない交際が実現すると考えたいですね。

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