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マイカーローンを借り換えたい!検討する際のポイントをFPが解説します

  • 2019.7.30
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借り換えは自動車ローンの負担を軽減する選択肢のひとつですが、借り換えを行うメリットがあるかはその状況次第。無計画な借り換えは思わぬ失敗にもつながります。マイカーローンの借り換えを検討する際に知っておくべきポイントを確認しておきましょう。

ディーラーローンと金融機関のマイカーローンの違い

ディーラーローンと金融機関のマイカーローンの違い
出典: りそな銀行
金利・借入金額・返済期間による利息額の違い

※りそな銀行マイカーローン シミュレーションを用いて試算

【低金利のマイカーローンへ借り換えるメリット②】利息負担の軽減車が自己名義となる

ディーラーローンではローン完済まで車の所有権はディーラー(または保証会社)にあります。

車を普段使用するのに影響はありませんが、車の売却(譲渡)や改造にはローンを完済して名義変更しなければならなかったり、ディーラー(または保証会社)の承諾を得なければならなかったりと手続きが煩雑になります。

金融機関のマイカーローンであれば、ローン返済中も車は自己名義です。

借り換えによるデメリット

借り換えによるデメリット
出典:三菱UFJ銀行
STEP1:事前審査

年齢や職業・勤務先、収入、借入希望額、他社からの借入状況などの情報を入力して、借入可能かどうかの事前審査(仮審査)を行います。

STEP2:必要書類提出・本審査

事前審査に通れば、審査に必要な書類を提出して本審査を受けます。提出はFAXや郵送のほか、スマートフォンで書類を撮影して画像をアップロードする方法で提出できる金融機関もあります。

本審査では提出した書類の審査、本人への電話による内容確認などが行われます。金融機関によっては、勤務先への在籍確認が行われることもあります。

借り換えの審査に必要な書類は以下の通りです。

  • 本人確認書類 運転免許証、パスポート、在留カード、住民基本台帳カード、個人番号カードのいずれか
  • 資金の使いみちを確認できる書類(氏名・金額・振込先等の記載があるもの) 契約書等、ローン返済予定表、直近3カ月の返済実績資料(通帳のコピー等)、車検証のコピー
  • 年収を確認できる書類(借入金額により必要となる) 源泉徴収票、住民税決定通知書、確定申告書(第1表・第2表)、納税証明書(その1・その2)

※上記は三菱UFJ銀行「ネットDEマイカーローン」の場合。金融機関による違いもあります。

STEP3:契約手続き

本審査に通れば、ローン契約手続きを行います。利用する金融機関に口座を持っていない場合、契約までに口座を開設する必要があります。

STEP4:ローンの借り入れ

契約手続きが完了すると借入金が口座に入金されます。

借り換えの場合には、口座への入金後すぐに金融機関が振込によって借り換え元のローンを一括返済し、借り換えが完了します。基本的に契約者がローンを引き継ぐために行う手続きはありません。

残価設定型ローンは借り換えられる?

残価設定型ローンは借り換えられる?
出典:ホンダ
クレジット期間中の借り換えの注意点

残価設定型ローンのクレジット期間中に借り換えを行うためには、残価を含むローン残金全額を一括返済する必要があります。

【クレジット期間中の借り換えの注意点①】残り期間の利息の約3割相当額を負担しなければならない

借り換えのため残価設定ローンを一括返済する場合、契約者は支払い期限の来ていない分割払い手数料(利息)の3割相当額を負担する必要があります。借り換えを検討する際にはこの手数料を考慮しておかなければなりません。

たとえば金利5%、クレジット期間が残り3年、ローン残金100万円(内残価50万円)の残価設定型ローンを一括返済する場合、支払期限の来ていない残り3年間で支払う予定だった利息13万2,260円の3割相当分、約4万円をローン残金に加えて支払う必要があります。

【クレジット期間中の借り換えの注意点②】残価設定ローンの借り換えに対応しているか

金融機関のマイカーローンには資金用途を新車の購入に限定している商品もあります。現在のローンと借り換え先のローンがともに残価設定型ローンの借り換えに対応しているか、あらかじめ確認しておかなければなりません。

【クレジット期間中の借り換えの注意点③】残価設定がなくなるため毎月の支払いが増えることも

金融機関のマイカーローンでは残価設定という仕組みはないため、ローン残金全額を分割して支払っていくことになります。そのため金利は下がっても残価を設定することで抑えられていた毎月の支払額が増える可能性もあります。

返済期間を長めに設定することで毎月の支払額を抑える方法もありますが、その分利息が増えて借り換えのメリットがなくならないよう注意しなければなりません。

返済期間中に車を売却(下取り)して繰上げ返済すれば、残価設定ローンの返却あるいは乗換と同じような使い方もできます。

借り換え先はよく比較して選ぶ

金融機関よってマイカーローンの金利や借り換えにかかる費用に差があるため、借り換え先はよく比較した上で選びたいところ。比較サイト(イー・ローンなど)を利用すれば条件に合ったマイカーローンを効率よく比較できて便利です。

マイカーローンの借り換えに関するまとめ

金利の割高なディーラーローンを利用している場合、より低金利な銀行などのマイカーローンに借り換えれば利息負担を軽減できます。実際に借り換えをするかは、利息負担の軽減額を事前にシミュレーションし、手数料などのコストを考慮して判断することが大切です。

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