高まるクラフトビール熱。シンガポール産を屋台飲み【週末アジア：シンガポール編】

新連載「週末アジア」は、アジアに精通している女性たちが、おしゃれなショップやカフェ、おすすめスポット、旬のニュースなどをピックアップして、まだまだ知られていないアジアの魅力をお伝えしていきます。週末にぷらっと行ける距離だから、今すぐ旅に出たくなっちゃうかも!?

 

 

高温多湿の国、シンガポール。

ぬわぁっと暑いこの気候のなかで飲むビールは……控えめにいっても最高❤

 

ここ数年、シンガポールではクラフトビール熱が高まっています。

輸入クラフトビールを数多くそろえる専門バーが増えているのですが、せっかくなら、地元産のお試しを。

 

今回おすすめしたいのは、国内自家醸造ビールを扱う「ON TAP」。

 

 

ON TAPは、ホーカーセンターと呼ばれる、

屋台が並ぶフードコート（シンガポールのいたるところにあります）に入っている屋台形式のお店。

 

 

常時7〜8種類のビールをそろえていて、

飲み口の軽いピルスナーや、パンチの効いたIPAなどがメニューイン。

 

 

ビールに詳しくなくても、「ライトなのがいい」、「ユニークなのがいい」、

「さっきはコレを飲んだんだけど次はどうしたらいい？」とスタッフに相談すると、

お薦めをピックアップしてくれます。

 

 

嬉しいのは、酒税の関係でアルコール類が高いシンガポールにあって、

6ドル（約480円）台からラインナップされていること。

ホーカーセンターは屋台群ですから、ON TAPの周りにはおいしい屋台飯の店がたくさんあるわけです。

 

 

となったら、ビール1杯では終われません。おつまみをつつきながら、2杯、3杯……と進んでしまう。

ビールもつまみも、リーズナブルに楽しめます。

 

 

なお、このON TAP、観光エリア・チャイナタウンの中心地にありながら観光客はほぼゼロ。

なぜかというと、ON TAPが入っているホーカーセンター「チャイナタウン・コンプレックス」は

建物内が迷路のようで、非常にわかりにくいんです。

 

 

そこで、迷わずたどり着ける推奨ルートをご提示しておきます。

 

電車の最寄駅「Chinatown」出口Aを出たら、直進。

「CHINATOWN SEAFOOD RESTAURANT」の角を右折。

 

 

十字路を2つすぎると、右前方にカラフルなチャイナタウン・コンプレックスの建物が見えます。

 

 

建物を右に見つつ、そのまま10mほど直進すると、写真下の階段が。

 

 

ここから2階へ上がったら、右手へ反時計回りに進みます。

すると「SMITH STREET TAPS」というクラフトビール屋台が見えるはず。

こちらはシンガポールのクラフトビールの草分け的存在で、輸入物のドラフトを扱っています。

 

 

この屋台の手前を左折。右奥にON TAPが見つかります。

 

開店は、夕方早め。

チャイナタウンを彩る提灯に光が灯るのを眺めながら、シュワっと乾杯を。

 

 

((スポットデータ))

ON TAP
335 Smith Street, Chinatown Complex #02-75, Singapore 050335
16:30〜23:00
無休
+65-8722-1230
https://www.facebook.com/ontapcraftbeers/

 

 

text：Ayako Tada

編集＆ライター。2006年、マガジンハウスに入社。雑誌『Hanako』『GINZA』編集部に勤務し、ビューティ、ファッション、グルメなどを担当。結婚を機に2016年よりシンガポールに移住。現在はフリーランスとして｢Hanako.tokyo｣やシンガポールのローカル誌などで活動中。

Instagram : @tadaayako