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散歩が楽しい、経堂。カフェでひとり、のんびり過ごす休日を。

  • 2019.7.30
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goodroomのスタッフが住んで本当に良かった街を紹介する連載。第13回目は、小田急線の走る街「経堂」です。

駅前はバスプールもあり、様々な世代の方々で活気があります。

経堂は、代々木上原や下北沢を越して、新宿から各停で18分という場所に位置します。南口から約15分ほどのところには、東京農業大学の世田谷キャンパスがあるため、商店街は活気に満ち溢れています。毎年秋には、約12万人もの人々が訪れるイベント「収穫祭」が開催されるとあって、一度は足を運んだことのある方も多いかもしれません。

取材をした日は、ちょうどお祭りの前だったようです。

一方北口には2011年に開業したショッピング施設「経堂コルティ」があったり、風情ある「すずらん商店街」があったりするなど、落ち着いていて住みやすいイメージの街です。

わたしも東京農大の収穫祭で一度足を運んだきり、街を探検することはなかったのですが、今回散歩をしてみて発見した、いくつかのカフェをご紹介します。どこもgoodroom journal読者のあなたにぴったりの、どこか落ち着いて、のんびり一人で過ごすことのできる場所ばかり。

さっそく、経堂カフェ散歩、スタートです。

カリッふわのホットケーキがたまらない-つるばみ舎

経堂駅から徒歩3分の場所にあるのは、ホットケーキが人気のカフェ「つるばみ舎」。「つるばみ」とは、「どんぐり」の古い呼び名だそうで、店内にはあらゆるところに、どんぐりをモチーフにした雑貨がありました。

ホットケーキのシロップが入った陶器の瓶。かわいらしいです。

店内はテーブル席と、カウンター席が10席ほど。一人でゆっくり過ごしたり、友人と談笑したり、お子様連れでいらっしゃる方など、様々な方がいらっしゃいます。

わたしのお目当ては、名物のホットケーキのなかに卵サラダをたっぷり詰め込んだ、「ホットケーキのたまごサンド」。1日8食限定ということだったので、お昼前の11時半ころにお邪魔していただくことができました。

単にふわふわしているだけではない、味わい深いサンドでした。

生地の外側はカリッとしていて、中はふっくら。卵サラダもほんのり塩気があって、ぺろりとたいらげてしまいました。一緒についてきたフルーツサラダも、いちじくやキウイ、パイナップルやバナナなど、ひとつひとつ違ったフルーツにヨーグルトをかけていただきます。これだけで、体が元気になっていくような感じです。

店内はカウンターを含め、どのテーブルも大きな木を使って作られているため、狭さを感じずゆったりと自分の場所を確保できます。「のんびりしていってください」というお店からのメッセージのような気がして、なんだか落ち着く空間でした。つぎはベーシックにシロップをかけていただくホットケーキを食べたいな。甘ったるくなりすぎないこのホットケーキは、きっと地域の方の日常食としても人気の食べ物なのだろうな、と感じます。

つるばみ舎

東京都世田谷区宮坂3-9-4 アルカディア経堂 1F

できれば一人で。2階から外を眺める贅沢時間-クルミ堂

駅から延びる、経堂駅北口の買い物処、といえば「すずらん商店街」。シャッターを閉めたお店はほとんどなく、古くからあるお店も、新しいお店も入り混じる、まさにお散歩のしがいのある商店街です。

まだまだ元気な商店街です。うらやましい。

すずらんの花をモチーフにした街灯もすてきです。

大きなスーパーやコンビニはあまりなく、地元に根差したスーパーが一番活気があったのが印象的でした。なかなか子どもも少ないのでしょうが、おもしろ消しゴムなどや絵具などを販売している文房具店も、しっかり営業されています。

そんなすずらん商店街をまっすぐ歩いて約7分のところにあるのは、マフィンやスコーン、プリンなどのスイーツが人気のカフェ「クルミ堂」。少し急な階段をあがって、古い建物の2階部分がカフェスペースとなっています。

お子様連れ歓迎、というのもうれしいですね。

大き目のテーブルが一つと、あとは3席ほどのテーブルがあります。決して広くはないので、一人か二人の少人数で行くことがおすすめです。

ここでママ会なども行われているのかな。

マフィンもずらり。

ここはカフェでは珍しく、薬草茶もいただくことができます。わたしは沖縄の薬草「月桃」と「緑茶」をブレンドした「月桃ブレンド」をいただきました。抗酸化作用の高いとされる、ポリフェノールが豊富に含まれているそうです。プリンと合わせていただきました。こちらも甘すぎず、しっとりとした食感。

ザ・プリン!

急須もとってもかわいい。

2階の窓からは、すずらん通りを行き交う人たちをぼんやり眺めることができます。何気ない、経堂で暮らす普通の生活の一部を切り取ったようでした。

外を眺めながら雑誌を熟読してこれからの暮らしについて考えました。

クルミ堂

東京都世田谷区宮坂3-45-2 2F

今ならフルーツをつかったかき氷が絶品!-onka

今度は場所を移し、南口方面を散歩します。学生街とあってか、飲食店が豊富にあり、どこも昼間からにぎわっています。

北口は学生街、というイメージ。

食べあるきなどにもちょうどよさそうなお店がたくさんありましたよ。

商店街を抜けたところにあるonkaは、地元のママに人気のちいさなベーカリー。アイヌ語で「発酵」という意味を持つようです。きれいなガラス張りのショーケースには、大小さまざまなパンが並んでいます。が、今日の目当ては夏季限定のかき氷。毎週水・木・金曜のみ限定で販売されています。

小さなカウンタースペース。

いただくのは、2階のカウンター席で。6席ほどの小さなスペースですが、窓が大きく、あたたかな陽射しが降り注がれています。かぼすと和三盆のあまずっぱいかき氷をいただきました。

待ってました!

店内で焼かれているパンの香りに包まれて、のんびりひとり時間を過ごしたい時に、ぴったりです。

店内はママさんでおおにぎわい。

目の前には緑が。自然を感じられていいですね。

onka

東京都世田谷区経堂5-29-20

【番外編】センスの良い、良質な文具に囲まれて-ハルカゼ舎

北口のすずらん通りを抜けて徒歩6分の場所にあるのは、小さな文具店「ハルカゼ舎」。カラカラと扉をあけると、そこには店主が国内外で見つけてきた、かわいらしくも実用的な文具がいっぱいに並んでいます。

お洒落な外観で、おもわず吸い込まれるように入ってしまいました。

ひとつひとつ、丁寧に紹介された文具は、あまり見たことのないおしゃれでセンスの良いものばかり。いつか誰かにふと手紙を書きたくなった時のために、便箋やレターセット、ハガキを購入しました。

窓際に飾られた、カラフルなペンは、心まで明るくなれそう。

レターセットもたくさんありすぎてすっかり迷ってしまいました…

わざわざ訪れたくなる、居心地の良い文具店です。

ハルカゼ舎

東京都世田谷区経堂2-11-10

*

数年前に訪れた際には、駅付近を散歩して済ませてしまっていましたが、店主のこだわりのつまったお店も豊富にある街、経堂。老舗の店舗と新しい風を吹き込むお店が融合しているものの、流行に流されすぎない個性のあるしっかり残る街でした。都心の行列のできる人気のカフェに少し疲れてしまった方は、経堂のあたたかな日常に触れながら散歩をしてみるといいかもしれません。

経堂の住み心地って?

実際に経堂に住んだことのある人に、聞いてみました!

・駅前にはスーパーが2軒あり、ファーストフード店も充実。居酒屋も何店かあり、安い居酒屋もあり、気軽にいっぱい飲んで帰ることも可能です。

・町全体が落ち着いています。駅から歩いたところに大学があって、商店街が大学生でにぎわっています。

・電車が遅延や運転見合わせと、隣の駅まで行って別の線に乗っていったり、駅前のバスを利用して行くことが可能ですが、本数が少ないため大幅に遅れることのほうが多いです。

・大きな公園がないわけではないですが、数は少ないです。子育て中で大きなお子さんがいる方はちょっと物足りないかも。

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