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国際基準・女性エグゼクティブの流儀とは?存在感を確立させる5つのポイント

  • 2019.7.24
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「世界トップのビジネス・エグゼクティブは、0.1秒で相手の印象を判断します」というのは、本場NY、パーソンズ美術大学でファッション&イメージ・コンサルティングの勉強をした後、25年に渡りイメージ&プレゼンスのコンサルティングを手がけてきた、国際イメージ・コンサルタントの日野江都子さん。

グローバルに活躍する数多くのエグゼクティブやビジネスパーソンを対象に、国際舞台で勝負し、より能力を発揮できるよう指導してきた日野さんが、今改めて伝えたいのが「“ふさわしい”プレゼンス(存在感)とアピアランス(外観・見た目)により、瞬速でポジティブメッセージを相手に伝える重要性」だといいます。

エグゼクティブの存在感を高める「ふさわしさ」という知性

国際基準・女性エグゼクティブの流儀とは?

エグゼクティブとしてのプレゼンス(存在感)を高め、確固たるものにする「ふさわしさ」という知性。その具体的な表現法を見つける為にはどうしたらいいでしょう? それには、まず自分のプレゼンス(存在感)とアピアランス(外観)の現状を正確に把握することが大事。しかし、どれだけ優秀な人でも、どうしたらそれができるのか、何から手をつけたら良いのかわからないのが事実です。

今回は、国際基準の女性エグゼクティブに求められる「ふさわしさ」を得るための、5つのポイントを解説していきます。

■1:世界トップエグゼクティブ共通の評価基準は「ふさわしさ」

NYのパーソンズ美術大学で、私がファッションとイメージ・コンサルティングの勉強をしていた当時、恩師からいわれた、今でも大事にしている言葉があります。

それは「お客様は、あなたの服装やメイク、振る舞いを見て、“自分もそういう風にされる”と直感的に判断します。だから、常にシンプルでクリーン、質が良く、わきまえのある、あなたの役目と立場に“ふさわしい”アピアランス(外見・装い)とプレゼンス(存在感)でいることが何よりも大事です」というもの。

遠目から見ても存在感際立つオーラをまとうことの重要性

「ふさわしい」装い・振る舞い・佇いとは、NYエグゼクティブの常識、いえ、世界共通エリートの常識であり評価基準であることを、NYと日本での25年のコンサルタント人生のなかで自らの体験を以って確信しています。なぜなら、それによって私自身がどれだけ多くの機会に恵まれてきたか数え切れないからです。

時代や職種、そして国が違っても、多くの責任を担い、人の上に立つエグゼクティブやリーダーという立場を持つ人に求められるイメージと在り方。それは、自分主体の「似合う」でも「おしゃれ」でもなく、知性と品性・社会的責任が伴う「ふさわしさ」であると断言できます。

映画『プリティ・プリンセス(英:Princess Diaries)』のなかでも、アン・ハサウェイ演じる王位継承権をもつミアが、ある服を着用し「これでどうですか?」とジュリー・アンドリュース演じる祖母であり女王に確認を求めると、その答えは「You look wonderful.(素敵ですね)」でも「It suits on you.(あなたに似合っていますね)」でもなく「It is appropriate.(ふさわしいですね)」。

「似合う」「素敵」というのは、社会という背景は一切関係ないその人個人主体の評価。そこに責任という言葉は存在しないでしょう。一方「ふさわしい」とは社会レベルの評価。その人自身だけでなく社会の中での立場、そのときに果たさなくてはならない役目、その場面をも踏まえた基準。

人の上に立つという、自分以外の人の責任をも担う立場であれば、もう「似合う」は卒業、あなたにとってもエグゼクティブという立場においても、その場面にも「ふさわしい」プレゼンス(存在感)やアピアランス(外観)こそが求められるのです。

■2:エグゼクティブの「ふさわしさ」に不可欠なのは「エレガント」という要素

では、人の上に立つ女性エグゼクティブとして「ふさわしい」プレゼンスやアピアランスとは? それを具体的に言葉で表現すると「エレガント」な佇い・振る舞い・装い

「エレガント」とは、立場ある女性に必要な「上質感、品格、洗練、落ち着き、教養、弁え」の表現。それを、自分の立場や内実に存在する「エレガント」な部分とリンクさせて可視化する方法が自分を取り巻く一番身近な環境である装い(服装、メイク、アクセサリー)であり、立場ある人間としての意思や覚悟の表現、社会的にも個人的にも自信のあるプレゼンスにつながります。

■3:エレガントなプレゼンス最適化への近道は「自身の客観視とアイテム見直し」が急務
立場にふさわしい服選びを意識して

女性エグゼクティブに「ふさわしい」エレガントなプレゼンスへの第一歩として、何をしたら良いか? 手っ取り早い方法は何か? まず、あなたの存在感・外観を形づくっているワードローブを改めて見てみます。

そして、現在の自分の仕事や役職、そして自分の個性のイメージと上手く連動しているアイテムを基準に、手持ちのものより1〜2ランク質を高めるという、至ってシンプルな方法。

それだけ? そんなこと? と思うでしょう。どのような方でも思っている以上にできていないのが、当たり前のこと。でもそれが、その人の印象の土台をつくりその人の日常となります。それに、簡単でも今できていないのであれば、四の五の言わずに実行です。

難しく考えるから何も行動に移せなくなり、先延ばしにしがち。でもエグゼクティブの1秒は、以前の自分の1秒よりも忙しく貴重です。責任も重くなり、人から判断されることも増え、チャンスへの一歩の歩幅も相当大きくなっています。

「また今度」「もう少し考えがまとまったら」などと先延ばしにしている合間に、受けられたかもしれない良い評価や、その時間で得られたはずの効果や結果、大きなチャンスをも棒に振っているとしたら、あなた本人のみならず、会社そして部下に対して、果たす役目の放棄という無責任な行動を取っていることになっていることに気づいて欲しいのです。

立場ある人の社会におけるプレゼンスとは、もはやあなたの好みやあなた個人主体の「似合う」を超えた大きな責任を担っていることを意識する、これも「ふさわしさ」を意識し、上質な「エレガンス」を身につけるための大事な変容のプロセスです。見た目は第二の内面、意識が外見をつくるのです。

まずは今すぐ一歩を踏み出し、装いから1〜2ランク上質にしていきましょう。

■4:実践ビジネス・エレガンス レベル向上法!「1〜2ランク」上質に

つい「エレガントなファッションを……」という方向に意識は向き、服の傾向を変えたり、時間と手間と費用をかけてあちこち綺麗にしたり、と構えてしまう方が多いのも事実。

前回の東京出張中に行ったグループ・コンサルティング形式の講演でも、エグゼクティブ女性の方々のもつ大きな悩みのひとつがそこであることを確信。もし実行可能であればそれもよし。ハイメンテナンスはエグゼクティブだからこそできることです。

でも、やってみると分かるでしょう、習慣とは簡単に変えられるものではないことを。なかなか続けられないと気づくよりも前に、以前と同じ状態に戻っています。

客観的に自分を審査することが、ますます必要に

ましてや、立場が上がり重要な任務のある人はとにかく忙しいのですから、今までやったことがない新しい事柄を増やしすぎて、慣れるのために時間と労力を使いすぎるのは本末転倒。それに、エグゼクティブに「ふさわしい」エレガントな装いとは、そういう確固たるデザインがあるわけではないのですから。

正確には、その人がもつ知識や教養に基づいた自然な意思表示が表現されているから成立する、上質で格の高さがにじみ出た、余裕のある装いであり存在のあり方です。そして、実用性のみ重視ではない質の良さ、だからこそお手入れには少々手間も費用もかかります。けれどそれを管理できる人であることをも含めて示す上質さという意味も加わります。

今までのスタイルややり方のルーティーンを変えていくのは二の次三の次、第一段階で行うべきは次の4点。同じような服で、おなじルーティーンのまま、クオリティーをあげるのです。

1. 素材を上質に

良い素材は、肌触りもよく、なめらかでしなやか。同じような形でも身につけたときのシルエットが全く違います。同じような色のものでも発色が上品。それを着用したあなたのプレゼンスは格段に上がります。

2. 仕立てのより良いものを

仕立ての良さは、形の完成度の高さと着心地の良さ。着姿のバランスの良さが全く違うことを実感できます。その上、体に沿うその心地良さは、ストレスを感じさせませんので、仕事のパフォーマンスは確実に上がりますね。

3. サイズとシルエットの再確認

現在の自分の体のサイズとシルエットをよく知ること。表記されているサイズはあくまで目安。年齢と同様で数字はただの記号と捉え、それに惑わされず、今の自分の形を最もバランス良くプロポーションを美しく見せるものを選ぶことで、現役感という自信をもてるスタイルを表現できます。

4. 顔と表情が冴える色を再確認

ビジネスシーンで女性が着用する頻度の高い紺、グレー、黒。大人になった今のあなたの肌や髪の質感や表情をそれらは引き立てる役目を果たしてくれているでしょうか?

立場のある人に求められる“余裕のある冴えた表情”をサポートし、肌を上質に見せる、最適な素材感と微妙な染めによる、ニュアンスのある大人のベーシックカラーに相当する黒、グレー、紺を見つけましょう。

そして、エグゼクティブだからこその余裕と大人のやわらかな表情を見せることのできるベージュやグレージュ、ココアや森のようなグリーンなども第二のベーシックカラーとして探してみるのもよしです。

ありがちなのは、若いときに似合うといわれた色や、その昔(10年以上前)に受けたパーソナルカラー分析の結果をそのまま未だに信じている方が少なくなく、「私は黒が似合うから」などと頑なにおっしゃること。

心休まるのであれば、それもとても大事なこと。しかし、エグゼクティブのプレゼンスは、自分だけのためならず。年齢による明度・彩度の変化はあなたが思っている以上に大きいことを忘れずに。昔の自分という呪縛から自らを解き放ち、今の自分に適切な色選びができた方からどんどん垢抜けて、若々しく現役の大人女性のプレゼンスを構築できます。

1〜2ランク上質にした服に望むことをまとめると、今までと同じ感じの服だけれど、着用したときにあなたのもつエグゼクティブとしてのパワーを高め、冴えた表情のフレームとなる究極のサポーターとなりうるワードローブであることです。

いつも選ぶ、ヘビーローテーションするレギュラー選手のような服を基準に、同じスタイルやテイストで、上の4点の中から、まずは実践しやすいどれか/いくつかの方法を実践し、1〜2ランク良いものを選ぶ。これであれば、日常の行動パターンと基本アイディアは同じ、特に難しく考える必要はありません。

だけれど、漂う重厚感や落ち着き、格の違いは、相手にしっかり伝わります。そして、質が上がった装いをした自分を目で確認、質の良い素材を肌が感じ、視覚と皮膚感覚による脳への刺激により、あなたの動作も表情も発言も、確実にそれと連動したものとなります。

これは、すでにその立場をもつに至っている、内実のある方だからできる自然なランクアップ。その上、無理のある変化ではないから周囲を驚かす衝撃も少ない、この余裕と配慮ある意識と行動こそがエグゼクティブ・プレゼンスとして「ふさわしい」エレガントの真髄です。

■5:0.1秒の伝達、イメージと期待値のコントロール
ひと目で惹きつける確固たるエネルギーとは

エグゼクティブ・プレゼンスとは、自分という素材の現状とこれからの可能性をしっかり把握した上で、他者からの期待値を踏まえた、最適な融合点となる印象と存在感で表現し、それを管理することで高められます。

そしてこれは、まず自分にとって、自らをモチベートでき、どんなときでも自信をオンにすることのできるスイッチとなり得るものであること、同時に、他者にとってあなたへの信用と安心感を与えることのできるものであることが求められます。

それを可視化するために、あなたがもつ外見・内面・社会的特徴や職業・立場・目的を総合し、最も効果的かつ最適なツールとしてのワードローブと、それを用いたあなたのパッケージを常に整えておくことにより、0.1秒で最適な自分自身を相手に伝えることができるようになります。常に決断が瞬速な世界のトップエグゼクティブにでも伝わるそのプレゼンスには、言葉は必要ありません。

国際基準のエグゼクティブ・プレゼンスを身につけることは、あなたに大きなリターンと望ましい結果をもたらす最も有効な自己投資。

では早速、自分自身の立場を踏まえた印象に対する満足度・他者評価度を振り返り、その上で自分のワードローブを整理。早速上質化を目指しましょう。その行動を伴う意識はあなたの習慣となり、あなたらしく、そしてエグゼクティブに「ふさわしい」エレガントなプレゼンスを身につける確実な一歩となるに違いありません。

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