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角質ケアで夏ボディを磨く。パーツモデル金子エミさんに聞く、もちもちケア術

  • 2019.7.23
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日本すっぴん協会

日本を代表するパーツモデルとして、「角質ケア・保水・保湿」の3ステップケアを大切にする金子エミさんに、美しさの秘密を伺うインタビュー。 第3回目では、ボディの角質ケアを中心に伺います。

―これから夏に向けてお肌が見える面積も増えてくるということで、ボディの角質ケアについて伺っていきたいと思います!

金子さん:私のおすすめは、やわらかなタッチのパウダーを使った角質ケア。BULYの「アイリスパウダー」*を使うと、不思議なんですけれど、肌がモッチモチになるんです。 使い方は、1週間から10日に一度、500円玉大のパウダーを手に取ったら、季節によって「ユイル・アンティーク(ボディオイル)」**か「レ・ヴィルジナル(ボディミルク)」**をご自身の好きな量を加減して混ぜて、スクラブとして使います。円を描くように、やさしくくるくるとがポイント。 私の場合は夏場はミルクタイプを、より保湿を意識したい冬場はオイルを混ぜて使っています。

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―スクラブするタイミングはいつがベストですか?

金子さん:湯上がりから少し経ったくらいのタイミングが一番おすすめです。よく、湯上がりすぐやお風呂のなかで角質ケアされる方もいらっしゃるかもしれませんが、ついついやりすぎて、角質を落としすぎてしまうことにもなりかねません。 お肌ってやわらかいですから、私の場合はお風呂あがりの一息ついたころにケアしています。 そのあとは、コットンなどでふき取ってもいいですし、気になる方は、少し面倒かもしれませんが、もう一度シャワーで流してみてください。 アイリスパウダーは二の腕のぶつぶつケアや、もちろんお顔の角質ケアにも使うことができますよ。

―身体の部位によっても、ケアのコツは変わってきますか?

金子さん:肌の固さ・やわらかさによって、加減していただきたいなと思います。 例えばひじやひざといったお肌の固いところをケアするには、スチーマーをあてながらのケアもおすすめ。スチーマーをあてながら、先ほどのBULYのオリジナルスクラブでケアをすると、よりなめらかさにも違いが出てくるはずですよ。

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▲金子さんが愛用するPanasonic「スチーマー ナノケア EH-SA39」は、「小ぶりなサイズが使いやすいんです」

反対に、ひざ下や腕などは皮脂腺が少ない部分。とても乾燥しやすい場所なので、秋口になると初めに(乾燥による)かゆみが出てきたりしませんか? このオリジナルのスクラブはオイルやミルクを混ぜているので、保湿ケアしながら角質ケアすることができます。ただ、乾燥しやすい部分なので、ひざ下や腕のスチーマーを当てながらの角質ケアは避けてくださいね。

―サンダルを履くときに目立ちがちな、かかとケアでもおすすめがあれば教えてください。

金子さん:かかとは、ぜひ3段階でケアしていただきたいですね! 始めは粗めのかかと用のバッファー(やすり)で削り、次にもう少し細かいもので削り、欲をいえば、最後に爪を削るためのもっと細かなバッファーで整えていただきたいんです。

その3段階目(爪やすり)は、先ほどのBULYのオリジナルのスクラブに置き換えてもいいですね。保湿しながらケアができるので、かかとのひび割れ対策にもなってくると思います。

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―年齢を重ねていく肌との向き合い方についてもお聞かせいただけますか?

金子さん:私は自分のことを、全身くまなく“見る”ようにしています。 実は、主人と結婚したときの初めてのプレゼントが大きな全身鏡でした。「プレゼントがあるんだ。ちょっとうちに来てくれない?」と言われて、なんだろうと思って(笑)。 そうしたら、スタルクというデザイナーの大きな鏡だったんですよ。「きちんと一生、自分の姿を鏡で見なさい」ということで。

―素敵なプレゼントですね‥!

金子さん:彼のことがすごく好きになりましたね(笑)。今もその鏡はとても大切にしています。 肌に関しては、ある程度のしわやシミは仕方がないと思っているんですけど、肌つやは大切。ケアの仕方次第でつやは一生保てるので、お肌のつやを意識しながらケアをしています。

―「つや」と「全身」に意識を向けていくということですね。全身のチェックはどのようにされていますか?

金子さん:私は特に背中、背面も意識してみるようにしています。後ろ姿は自分ではなかなか客観的にチェックできないものですから、年に何回かはお写真を撮ってもらうこともおすすめですよ。

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―ここまで、ボディのケアについてお話しいただきました! ただ、お顔に比べてボディのケアはおろそかになりがちな人も多いのかなと思います。そういった方にも、はじめやすいボディのケアがあれば教えてください。

金子さん:きれいになりたい場所をどこかひとつ決めて、ちょっとずつやってみていただきたいなと思います。

―そこに自信が持てたら、ほかの部分にも目が向いていきそうです。

金子さん:“もっとほかの部分も”となっていきやすいと思いますよ! 私も、初めは手タレ(手のモデル)だけで始めましたが、手のケアをしていくと“すごい、こんなにも綺麗になるんだ”と感動して、“じゃあ足先のケアもやってみようかな” “足の裏もケアしてみようかな”というように、ケアする箇所が広がっていきました。

手タレをはじめて2年後くらいには、「足のモデルもやってみたら?」と言っていただくことができて。それから「背中も」「身体も」というふうに、徐々にモデルとしての幅が広がっていったのです。 ぜひ自分の変化や状態を見過ごさずに、できることを見つけてケアを続けてみてくださいね。

全3回にわたって、パーツモデル・金子エミさんにキレイの秘密を伺いました。 自分を客観的にみつめる視点をもって、自分なりの美しさを磨いていきたいものです。金子さん、たくさんの美のヒントをありがとうございました!

◆金子エミさんインタビュー第1回目はこちらから:「自分の肌を好きになるための3ステップケア。パーツモデル金子エミさんに聞く」

◆金子エミさんインタビュー第2回目はこちらから:「パーツモデル界のトップランナー金子エミさんに聞く、美肌をつくる愛用アイテム」

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金子 エミ

パーツモデル・パーツ美容研究家

1970年11月14日生まれ。東京都出身。’91年のモデル業スタートから、日本を代表するパーツモデルとして数多くのコマーシャル等に出演し、現在も第一線で活躍する。 独自の美容法が多くの女性から反響を呼び、雑誌やSNSなどでこだわりのケア法を披露している。また、近年はスキンケアブランド「emito…」のプロデュースを行うなど多岐にわたって活動する。

Instagram emikaneko1114

*公式サイトでの取り扱いはなし、店舗での取り扱いのみ(記事作成時点)。来店前に店舗へお電話などで確認されることをおすすめいたします。

**金子さんの愛用する香りは、グリーンと鉱物をベースに、苔とガルバナムをプラスした「リケン・デコス」。

撮影=高橋葉

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