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フランス式の考え方で毎日が楽しくなる? 自分が本当に大切にしたいことを見つける旅に出よう!

  • 2019.7.22
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「何かおもしろいことないかな」「本当は、もっとやってみたいことがあるんだけどな」……という思いを抱いている方にオススメの、パスカル・フロリ/セドリック・フロリ/前田 康二郎著『自分らしくはたらく手帳』(株式会社クロスメディア・パブリッシング 刊)より、自分の頭で考えて、未来を切り拓く人になるポイントについてご紹介します。

GLAM_自分らしくはたらく手帳

◾️仕事の合間のランチタイムも、仕事としっかり「セパレート」する。 ― En Provence, le soleil se lève deux fois, le matin et après la sieste. プロヴァンスでは、太陽は二回、朝と昼寝の後に昇る

私がフロリさん夫妻と知り合って驚いたことの1つは、お2人は時間があれば週の半分は一緒にランチをとっているということです。自宅とセドリックさんの職場の中間の駅で待ち合わせをしているそうですが、そこまでする日本人はなかなかいないかもしれない、と反射的に思いました。なぜかというと、「ちょっと面倒かも」と思ってしまったからです。

朝と夜は一緒に過ごすのだから、昼くらいは別々でいいのでは、とか、朝一旦会社に出勤したら、夜帰るまでは昼休みも含めて全力で仕事モードになって集中したい、とか。あるいは家族とのランチのために会議の時間やアポイントの時間を気にするのが大変かも、とか。そう考えると、日本人は案外面倒くさがりなのかもしれません。

オンとオフの切り分けをする、ということをよく言われますが、日本の職場環境にとって一番楽なのは、ある意味ずっとオンにしておく状態だという気がします。そうしておけば、上司からも褒められるでしょうし、仕事も山積しません。でも人間ですから体力や精神力の限界があります。機械でさえ、動き続けていたら熱を帯びるように、人間だって、自分は大丈夫だと思っている人ほど、程度の差はあれ、休みはとらないといけないのです。

常にオンにし続けていることに慣れてしまうと、休み方がわからなくなってしまいます。仮に「休んでもいいよ」と言われても、どう過ごしたらいいかわからないのです。オンとオフの切り替えができるかどうか、 それは「慣れ」、つまり習慣が大きいような気がします。

フロリさんたちは、平日と週末のオン・オフの切り替えだけでなく、平日の日中にも、ランチタイムに「家族」というオフの枠を作っています。だから、切り替えに慣れているのでしょう。時間内に仕事も終えて、家族としっかりコミュニケーションをとる時間も作れる工夫の仕方がわかるのです。

もしこれがフランスでの話だったら、「そんなこと日本では無理」「日本人には無理」と思っていたかもしれません。でも、私もたまに東京でご夫妻と平日のランチを御一緒するとき、「日本でもこういうことってできるんだな、不可能じゃないんだ。少し工夫するだけでできるのかも」と思わされました。

「切り替え」「セパレートすること」の習慣というのは、ご夫妻を見ていて徹底されているなと感じる点です。日本人はなんでも混ぜて、曖昧にしておきたがりますが、はたらき方、ワークライフバランスにとって、上手に「分ける」ということは、とても重要なポイントだと思います。

〜Question〜

明日からのランチタイムは、どんなふうに過ごしたら最高の1時間になるでしょう? 思いつく限りのアイデアを書き出して、1つずつ実行してみましょう。

忙しいとどうしても「休憩」を取ることの大切さを忘れてしまうもの。まずはQuestionに自分なりの考えで答えてみてはいかがでしょうか? 本書には、自分らしくはたらくための手助けになる「問い」がレッスンごとに書いてあります。上手に活用して素敵な毎日を過ごしてみてくださいね♪

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